【米国で5年暮らして感じた】なぜアメリカは強いのか?51歳の今も米国株を主力にする理由

投資戦略・売買記録
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こんにちは、nobu2394.comです。

この記事を最初に書いたのは2018年11月12日です。

当時43歳だった私は、すでに日本株よりも米国株へ多くのお金を投資するようになっていました。

理由は単純です。

「長期的に見ると、アメリカという国の方が成長する可能性が高いのではないか」

と考えていたからです。

ただし、この記事で書きたかったのは、

  • 人口が増えるから
  • GDPが大きいから
  • 世界的企業が多いから

といった、よくある米国株投資の話だけではありませんでした。

私には、実際にアメリカで約5年間暮らし、現地のアメリカ人と一緒に働いた経験があります。

そして、ある一人の女性との会話をきっかけに、

「なぜアメリカは、こんなにも強い国なのだろう?」

と真剣に考えるようになりました。

2018年当時、私は一つの仮説にたどり着きました。

あれから8年。

51歳になった2026年の今でも、私は米国株や楽天VTIなど、米国を中心とする資産を大きく保有しています。

そこで今回は、当時の実体験を残しながら、

2018年に肌で感じた「アメリカの強さ」は、8年後の今から見てどうだったのか。

改めて考えてみます。

人材や企業だけでなく、地理・エネルギー・食料・物流・安全保障まで含めて「なぜアメリカは強いのか」を2026年時点で整理した記事も書きました。

→ 【51歳・資産2.2億円】なぜアメリカは今後も強いのか|地理・エネルギー・食料・軍事から考える

この記事の結論

  • 私はアメリカに約5年間住み、現地で働いた経験から、この国の「人の振れ幅の大きさ」を強く感じた
  • 2018年には「一握りの突出した人材が大きな富を生み出しているのではないか」と考えた
  • 2026年のデータを見ると、世界中の人材・資金・企業を集め、成功したものを大きく育てる仕組みが米国にはあると感じている
  • 私は今でも米国の長期的な成長力を高く評価している
  • ただし51歳の今は、米国株だけに全資産を集中させる考えではない
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私が米国株を買い始めた理由は「アメリカそのもの」だった

投資の目的は、お金を増やすことです。

日本株でも米国株でも、その点は変わりません。

では、なぜ私は米国株を多く持つようになったのか。

2018年当時の私の答えは、

「日本よりアメリカの方が、長期的に企業利益が成長する可能性が高いと思ったから」

でした。

もちろん、当時から米国株を推す理由はいろいろ言われていました。

人口。

イノベーション。

世界的企業。

株主重視の文化。

巨大な消費市場。

ただ、私にはもう一つ大きな理由がありました。

実際にアメリカで生活したこと。

です。

私は仕事の関係で約5年間、アメリカで暮らしていました。

観光ではありません。

現地で家を借り、家族と生活し、毎日アメリカ人と一緒に働いていました。

だからこそ、統計だけでは分からないアメリカの姿も少し見ることができたと思っています。

アメリカで一緒に働いたAさんの話

2018年の記事で、私はAさんという一人の女性について書きました。

Aさんは日本人の父親とアメリカ人の母親を持ち、日本で育った後、20歳頃にアメリカへ渡った女性でした。

日本語も英語もほぼネイティブ。

私が勤務していた日系メーカーでは、日本から来る出張者と現地スタッフの間をつなぐ役割として、とても助けてもらいました。

その会社へ入社する前、Aさんは同じ地域のファーストフード店で数年間働いていました。

そして、親しくなってからこんな話をしてくれました。

アメリカに来た当初、自分が思い描いていたアメリカと、実際にファーストフード店で働きながら目にした世界との違いにかなり悩んでいたそうです。

時間に対する感覚。

お金に対する考え方。

仕事への姿勢。

人間関係。

Aさん自身の価値観と合わないことが多く、

「アメリカで暮らし続けるより、日本へ戻った方がいいのではないか」

と考えた時期もあったそうです。

ところが同じ街の会社へ転職すると、見えるアメリカが変わった

ところが、Aさんが私たちの日系メーカーへ転職すると、印象が変わりました。

同じアメリカ。

同じ地域。

それほど遠くない場所です。

それなのに、そこで一緒に働く人たちの仕事に対する姿勢や価値観は、Aさんがそれまで見ていた世界とはかなり違ったそうです。

Aさんは、

「ようやく、自分が思っていたアメリカに出会えた」

という趣旨のことを話していました。

この話が、私には強く残りました。

もちろん、Aさんが経験した二つの職場だけでアメリカ社会全体を語ることはできません。

当時の私の記事には少し乱暴な一般化もありました。

51歳になった今なら、そこはもっと慎重に書きたいと思います。

ただ、私自身も5年間生活する中で、

「同じ国の中でも、働く場所や環境によって、人々の価値観や行動の差がかなり大きい」

という感覚は持っていました。

そこで疑問が生まれた|なぜアメリカはこんなに強いのか?

アメリカで暮らしていると、日本の良さを感じる場面もたくさんありました。

日本のサービスは丁寧です。

時間も比較的正確です。

平均的な仕事の品質も高いと、私は感じていました。

それなのに。

世界を見れば、

  • 巨大IT企業
  • 世界的な金融企業
  • 製薬・バイオ企業
  • 半導体企業
  • 航空宇宙企業
  • 新しいサービスを生み出すスタートアップ

など、アメリカから世界を変える企業が次々に出てきます。

そこで当時の私は、素朴に思いました。

「なぜなんだろう?」

平均的な均質さだけを見れば、日本にも強みがある。

でも、世界規模の企業や新しい産業を作る力では、アメリカが圧倒的に見える。

そこには別の理由があるのではないか。

2018年の私の仮説|「一握りの天才」が国を引っ張っているのではないか

2018年の記事で、私はかなりストレートにこう書きました。

「アメリカという国は、一握りの超のつく天才たちが、全国民の富を生み出しているのではないか」

今読むとかなり荒っぽい表現です。

でも、8年後の今でも、このとき感じたことの中心部分は完全には変わっていません。

ただし、現在は少し言い方を変えたい。

今の私が考えるアメリカの強さは、

「天才がいること」そのものではなく、突出した人材・技術・企業を見つけ、そこへ世界中から人とお金を集め、巨大に育てる仕組みが強いこと

なのではないかと思っています。

2026年の答え合わせ① 世界中から優秀な人材が集まる

アメリカの強さを考えるとき、今でも無視できないのが、世界中から人材を引き付けていることです。

米国NSF(全米科学財団)系の2026年の統計によると、2024年の米国STEM労働者約3,700万人のうち、外国生まれの人は約800万人、約22%を占めています。

さらに科学・工学系で博士号を持つ労働者では、2023年時点で46%が外国生まれでした。

つまり、

アメリカ国内で生まれた人材だけで競争しているわけではない。

世界中の優秀な人材を取り込んでいる。

ここは非常に大きいと思っています。

→ National Science Foundation|State of U.S. Science and Engineering 2026

2026年の答え合わせ② 有望な企業へ大量の資金が集まる

優秀な人がいるだけでは、世界を変える企業は簡単には作れません。

研究。

設備。

採用。

事業拡大。

すべてにお金が必要です。

ここでもアメリカの強さが見えます。

NSFによると、2024年の世界のベンチャーキャピタル投資額は約3,540億ドル。

そのうち、米国企業が受けたVC投資は世界全体の約60%を占めました。

2位の中国は約12%です。

もちろんVCだけで国の強さを測ることはできません。

それでも、

「将来大きくなる可能性がある企業へ、とてつもない量のお金を投入する仕組み」

がアメリカに存在することは分かります。

→ National Science Foundation|Business Dynamics and Venture Capital

2026年の答え合わせ③ 株式市場そのものが巨大

そして、スタートアップが大きく育った先には巨大な資本市場があります。

SIFMAの2026年版Capital Markets Fact Bookによると、2025年末時点で、米国株式市場の時価総額は約68.9兆ドル。

世界の株式時価総額の43.7%を米国市場が占めています。

中国市場の約4.4倍の規模です。

ただし、国の経済力や企業の技術力がそのまま株価の上昇につながるとは限りません。中国株CSI300と米国株の長期比較では、指数の値動きと投資家が直面するリスクを改めて確認しました。

企業から見れば、株式市場から大きな資金を調達できる。

投資家から見れば、世界中の成長企業へ資金を提供できる。

私はこの循環こそが、アメリカの企業をさらに強くする一つの理由だと思っています。

アメリカの株式市場の強さは、政治が変わっても続くのでしょうか。2026年の中間選挙を受け、大統領と上下両院の政党が対立した過去16期のS&P500を別記事で調べました。企業の成長と政党の違いを考える、もう一つの視点です。

→ SIFMA|2026 Capital Markets Fact Book

海外のお金もアメリカへ入り続けている

米国企業へ投資するのは、アメリカ国内の人だけではありません。

BEA(米国商務省経済分析局)によると、2025年に海外投資家が米国企業の買収、新設、事業拡大などに使った新規直接投資額は2,322億ドルでした。

前年から約49.5%増えています。

日本からの投資も2025年には約505億ドルで最大でした。

世界中のお金が、アメリカで事業をするために入ってくる。

これも、私が感じるアメリカの強さの一部です。

→ U.S. Bureau of Economic Analysis|New Foreign Direct Investment in the United States, 2025

2018年に考えていた「人口増加」は少し修正したい

一方、2018年の私は、アメリカが強い理由として人口増加もかなり重視していました。

当時は、

「移民を受け入れながら人口が増え続ける国だから、長期的な成長力も高い」

という考えでした。

ただし、2026年の今、この部分は少し慎重に見る必要があります。

米国国勢調査局によると、2024年7月から2025年7月までの人口増加率は0.5%。

前年の1.0%から大きく鈍化しました。

主な理由は、純国際移動が270万人から130万人へ大きく減ったことです。

つまり、

「アメリカは今後も人口がどんどん増えるから大丈夫」

と単純には言えません。

→ U.S. Census Bureau|Population Growth Slows

ここは2018年の自分の考えから修正したいところです。

それでも私は、アメリカの強さは人口だけではないと思っている

人口増加が鈍れば、当然アメリカにも課題はあります。

格差。

財政。

政治的な分断。

社会問題。

アメリカは決して完璧な国ではありません。

実際に5年間暮らしたからこそ、良いところだけではないことも知っています。

それでも私が長期的なアメリカの成長力を高く評価するのは、

問題を抱えながらも、世界中から人・技術・お金を集め、新しい企業を作り、大きく育てる仕組みが今も残っている

と考えているからです。

「平均」ではなく「突出したものを巨大化させる」のがアメリカの強さなのかもしれない

2018年の記事を書いた頃の私は、

「日本人の方が平均的には真面目で優秀に見えるのに、なぜアメリカが世界一なのだろう」

という疑問を持っていました。

今なら、こう考えます。

国の強さは、国民一人ひとりの能力を平均した数字だけでは決まらない。

100人が同じように優秀であることと、

その中から世界を変える1人や1社が生まれること。

これは違います。

アメリカは、

  • 突出した人材を受け入れる
  • 大学や企業で研究する
  • VCがリスクマネーを出す
  • 資本市場がさらに資金を供給する
  • 巨大な国内市場で成長する
  • 成功すると世界へ展開する

という流れが非常に強い。

2018年に私が「一握りの天才」と書いたものの正体は、

「突出したものを世界規模まで育てられる仕組み」

だったのかもしれません。

だから私は、今でも米国株を主力にしている

私は2018年から楽天VTIなどへの積立投資を続けてきました。

その結果、2026年現在、楽天VTI・楽天VYMの評価額は大きく成長しています。

もちろん、これは過去の実績です。

今後も同じリターンが得られる保証はありません。

それでも、

「アメリカの企業が長期的に成長する力を信じられるか」

と聞かれれば、今の私の答えは、

YESです。

だから私は、今持っている米国株や楽天VTIを売って、米国から撤退しようとは考えていません。

2018年から積み立ててきた楽天VTI・楽天VYMが8年後にどうなったのかはこちらで公開しています。

ただし51歳の今は「米国だけでいい」とは思っていない

ここは2018年の自分と、2026年の自分で大きく変わったところです。

2018年の私は、かなり強く、

「米国株へ資金を移していけばいい」

と考えていました。

51歳になった今は、少し違います。

私は今でも米国の成長力を高く評価しています。

楽天VTIや米国株を売るつもりもありません。

でも、すでに米国関連資産をかなり大きく保有しています。

だから、

「これから入れる新しいお金まで、すべて米国へ集中させる必要があるのか?」

は別問題だと考えています。

現在は、

  • 既存の米国株・楽天VTIは基本的に保有を続ける
  • 新規資金の一部はオルカンやVTなど世界分散も考える
  • 金・銀・スイスフランなど株式以外の資産も増やす

という方向を検討しています。

つまり、

「アメリカを信じなくなったから分散する」のではありません。

「アメリカをかなり持っているから、次のお金は別の場所にも置く」

という考えです。

51歳になって変わった投資観はこちらで詳しく書いています。

もし今から米国株を始めるなら、個別株よりインデックスを選ぶ

もう一つ、2018年と今で変わったことがあります。

当時の私は米国個別株もかなり買っていました。

AT&Tなどの高配当株にも投資していました。

今の私は、もしゼロから米国株投資を始めるなら、個別企業を一社ずつ選ぶよりも、

S&P500やVTIなどの低コストなインデックス投資

を中心にすると思います。

アメリカという国や企業群の成長力を信じるのであれば、どの企業が次の勝者になるのかまで自分で当てる必要はないからです。

楽天VTIとS&P500を8年間の実績から比較した記事はこちらです。

2018年の記事を8年後に読み返して思うこと

今回、久しぶりに2018年の記事を最初から読み返しました。

表現はかなり荒いです。

アメリカ人について、今ならもっと慎重に書く部分もたくさんあります。

当時の自分は43歳。

投資を本格的に始めてまだそれほど長くありませんでした。

それでも、

「アメリカには、日本とは違う何かがある」

という感覚は、5年間暮らした経験から本当に持っていました。

そして8年後。

世界中から集まる人材。

圧倒的なVC資金。

巨大な資本市場。

海外から入り続ける投資資金。

こうした数字を見ると、2018年に自分が肌で感じたものは、完全な思い込みだけではなかったと思っています。

まとめ|だから私は、これからもアメリカをポートフォリオの中心に置く

アメリカで5年間暮らして感じたこと。

Aさんから聞いた話。

現地の人たちと一緒に働いて感じたこと。

そして2018年に生まれた、

「なぜアメリカはこんなに強いんだ?」

という疑問。

8年後の今、私の答えはこうです。

アメリカの強さは、国民全員が同じように優秀だからではない。

世界中から人材と資本を集め、突出した人・技術・企業を見つけ、それを世界規模まで育てる仕組みが強い。

私はそう考えています。

もちろん、未来は分かりません。

アメリカにも多くの問題があります。

米国株が永久に世界株を上回る保証もありません。

それでも、51歳になった2026年現在、

私はアメリカという国の長期的な成長力を今も高く評価しています。

だから、今持っている米国資産を手放すつもりはありません。

ただし、これからは世界分散や株式以外の資産も組み合わせる。

43歳だった2018年よりも、少しだけ考え方は広くなりました。

でも、一番根っこの部分は変わっていません。

だから私は、今も米国株をポートフォリオの中心に置いています。

2019年に「日本株はうねり取り、米国株はほったらかし」と考えていた頃から、51歳の今まで投資スタイルがどう変わったのかも振り返っています。

→ 【7年後検証】日本株はうねり取り、米国株はほったらかし?51歳の今はどう投資している

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※この記事は2018年11月に公開した記事を、当時の本人の米国生活・勤務経験を残しながら、2026年9月時点の公開データと現在の投資方針をもとに全面的にリライトしたものです。本文中の職場や人物に関する記述は、筆者が限られた環境で経験した個人的な体験であり、米国人や特定の職業・社会階層全体を表すものではありません。また、米国経済や米国株の将来の上昇を保証するものではなく、特定の金融商品への投資を推奨するものでもありません。投資には元本割れの可能性があります。

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