【8年後検証】明豊エンタープライズ(8927)を823円で買った結果|10万円損切りした株は今どうなった?

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投資戦略・売買記録
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こんにちは、nobu2394.comです。

この記事を最初に書いたのは、2018年3月22日です。

当時43歳だった私は、日本株の短期売買をかなり積極的にやっていました。

そして、この日に取り上げた銘柄が、

明豊エンタープライズ(8927)

でした。

驚くことに、記事を書いただけではありません。

私はその日に実際に明豊エンタープライズを1,000株買っています。

取得代金は823,000円。

1株あたりの取得代金ベースでは、

823円。

ところが、その後株価は下落。

本来なら約2万円の損失で損切りするという自分のルールがあったにもかかわらず、

「そろそろ反発するだろう」

と考え、損切りルールを自分で解除してしまいました。

最終的には730円で売却。

確定損失は、

▲93,788円。

約10万円の損切りとなりました。

あれから8年。

2026年9月25日の明豊エンタープライズの終値は、

506円。

では、2018年に私が注目したこの会社は、その後どうなったのでしょうか。

会社そのものは成長したのか。

もし823円で買った株を損切りせず8年間持っていたら、どうなっていたのか。

そして、51歳になった今、当時の自分の投資をどう考えるのか。

今回は、2018年の実際の取引履歴と2026年現在の数字を使って、8年後の答え合わせをしてみます。

この記事の結論

  • 2018年3月、明豊エンタープライズを1,000株、取得代金ベース823円で購入した
  • 本来の▲2万円損切りルールを外し、730円で売却。損失は▲93,788円まで拡大した
  • 2026年9月25日の株価は506円で、当時の買値823円をまだ下回っている
  • 一方、会社の売上高は2018年7月期144.79億円から2026年7月期368.94億円へ拡大した
  • 会社が成長することと、自分が買った株価から株価が上昇することは別問題だった
  • 私が一番反省しているのは銘柄選びではなく、自分で決めた損切りルールを守らなかったこと
  • 2026年の私は、短期の個別株売買ではなく長期のインデックス投資を資産形成の中心にしている
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2018年3月、明豊エンタープライズに注目した理由

2018年の記事を読み返すと、当時の私は明豊エンタープライズについて、かなり前向きに書いています。

当時の株価は800円から1,000円前後。

その少し前には大きく上昇しており、私は、

「ここ1年で約5倍」

と書いていました。

事業についても、東京近郊を中心とした投資用不動産を手掛けていることに注目しています。

ただ、2026年の今だから正直に言えますが、

当時の私は、会社の業績を詳細に分析して買っていたわけではありません。

基本的にはチャートです。

移動平均線。

出来高。

株価の形。

そういったものを見て、

「ここなら反発するのではないか」

と考えて売買していました。

今回改めて自分の記録を読み返してみても、やはりこれが一番正確だと思います。

実は、その前にも明豊エンタープライズで損切りしていた

今回、2018年3月の全取引履歴を改めて確認しました。

2018年3月の株式売買履歴。明豊エンタープライズで実際に損切りした記録
2018年3月の実際の取引履歴。明豊エンタープライズの売買記録も残っています。

すると、1,000株で約10万円を損切りする前にも、明豊エンタープライズを売買していたことが分かりました。

数量 取得代金 売却単価 損益
300株 297,900円 971円 ▲6,916円
700株 695,100円 972円 ▲15,433円
1,000株 823,000円 730円 ▲93,788円

画像で確認できる明豊エンタープライズの3取引を合計すると、

▲116,137円。

同じ銘柄だけで11万円以上負けていました。

今振り返ると、なかなか派手にやっています。

なぜ一度負けた明豊エンタープライズにもう一度入ったのか

8年前のことなので、細かな感情まですべて覚えているわけではありません。

ただ、今の自分が当時の記事と取引履歴を見る限り、理由はかなりシンプルです。

チャートの形を見て、今度は勝てると思ったから。

当時は自分で考えた売買ルールに従いながら、短期的な株価の動きを狙っていました。

会社の長期的な成長を信じて何年も保有しようという買い方ではありません。

もちろん、人間なので、

「前の損失を取り返したい」

という気持ちが全くなかったとは思いません。

ただ一番大きかったのは、

「このチャートなら反発する」

という自分なりの判断だったと思います。

2018年3月22日、1,000株を823円で購入

2018年3月22日の明豊エンタープライズの株価は、

始値 800円
高値 825円
安値 795円
終値 808円

でした。

そして私の取引履歴では、1,000株の取得代金は823,000円。

つまり、取得代金ベースで、

823円×1,000株。

ほぼこの日の高値付近で買っていたことになります。

さらに、その前を見ると、3月15日の終値は1,001円。

3月16日には一時1,022円まで上昇しています。

その後、

3月19日終値863円。

3月20日終値810円。

そして3月22日終値808円。

かなり大きく下落したところでした。

私は、

「そろそろ反発するのではないか」

と考えたのでしょう。

一番の失敗は「買ったこと」より損切りルールを外したこと

ここが今回の記事で一番伝えたいところです。

当時の私は、1回の取引で損失が約2万円になったら損切りするというルールを持っていました。

ところが明豊エンタープライズでは、そのルールを外してしまいました。

2018年3月29日の記事には、当時の自分がこう判断していたことが残っています。

株価は下落している。

でも出来高も減っている。

だから、

「そろそろ反発するのではないか」

と。

そして、本来なら▲2万円程度で損切りするところを、そのまま保有。

結果、730円で売却し、

▲93,788円。

まで損失を広げてしまいました。

これはもう、2026年の今振り返っても言い訳できません。

ルールを守らなかった自分の失敗です。

「反発しそう」

「ここで売ったら上がるかもしれない」

という自分の期待を優先して、

反発しなかった場合のリスクを考えなくなっていた。

これが問題だったと思います。

▲2万円で切っていれば、約7万円の損失拡大は防げた

もちろん株価の売買なので、完全に2万円ちょうどで約定できたとは限りません。

それでも、当初決めていた損切りルールを守っていれば、

約2万円の損失で済んだ可能性があります。

実際の損失は、

▲93,788円。

差は約7万円。

この7万円は、銘柄選択の失敗というより、

自分で作ったルールを途中で変えた結果の損失

と考えています。

逆指値については、2018年当時の別の失敗も含めて、現在こちらの記事で詳しく振り返っています。

8年後、明豊エンタープライズの株価はいくらになった?

では、この明豊エンタープライズ。

私が損切りした後、そのまま大きく上昇したのでしょうか。

2026年9月25日の終値は、

506円。

です。

株価
私の2018年取得代金ベース 823円
私の売却価格 730円
2026年9月25日終値 506円

なんと、2026年現在も私の当時の買値823円を下回っています。

823円から506円ですから、株価だけで見ると約38%下です。

これは自分でも少し意外でした。

もし損切りせず8年間持ち続けていたら?

では、あの時、

「損切りなんてせず、そのまま8年間持っていればよかった」

のでしょうか。

単純に計算してみます。

1,000株を823円で買った取得代金は、

823,000円。

2026年9月25日の株価506円なら、1,000株の時価は、

506,000円。

株価だけなら、

▲317,000円。

です。

ただし明豊エンタープライズは、この間に配当を出しています。

2018年7月期から2026年7月期までの年間配当を単純に合計すると、1株あたり81円。

1,000株なら、税金を無視した単純計算で、

81,000円。

株価506,000円+配当81,000円=587,000円。

取得代金823,000円と比較すると、

▲236,000円、約▲29%。

という計算になります。

※配当をすべて受け取ったと仮定した単純試算です。税金、売買手数料、配当再投資等は考慮していません。

つまり結果論ですが、

「あの時損切りしなければ、8年後には大儲けしていた」

という話でもありません。

むしろ私が反省すべきなのは、損切りしたこと自体ではなく、

本来2万円程度だった損失を、自分の判断で約10万円まで広げてしまったこと

だと思っています。

ところが会社自体は8年間でかなり成長している

ここからが今回の答え合わせで一番面白いところです。

株価は当時の823円をまだ下回っています。

しかし会社の業績を見ると、全く違う景色が見えてきます。

2018年7月期 2026年7月期
売上高 144.79億円 368.94億円
営業利益 27.46億円 47.04億円
年間配当 8円 15円

売上高は約2.5倍。

営業利益も約1.7倍です。

2026年現在も、明豊エンタープライズは東京23区を中心とした新築一棟投資用賃貸住宅を主力事業としています。

つまり、2018年の記事で私が注目していた、

「東京を中心とした投資用不動産」

という会社の方向性そのものは、8年後も続いています。

会社を見る目が全部間違っていたわけではなかった

これを見て感じたのは、

2018年の自分が会社について見ていたことが、全部間違いだったわけではない。

ということです。

東京を中心とした投資用賃貸住宅。

会社の成長。

不動産投資需要。

会社そのものは、その後も事業を続け、売上規模も大きくなりました。

でも株価は、当時私が買った823円をまだ下回っています。

ここに、個別株投資の難しさがあると思います。

「会社が成長する」=「株価が同じ割合で上がる」ではない

2018年の私が今の数字を見たら、

「売上高が2倍以上になっているなら、株価ももっと上がっているんじゃないの?」

と思ったかもしれません。

でも株価はそんなに単純ではありません。

株価には、

  • 現在の業績
  • 将来の成長期待
  • すでに株価へ織り込まれている期待
  • 利益率
  • 財務状態
  • 発行済株式数
  • 金利や不動産市況
  • 投資家の需給
  • 市場全体の評価

など、いろいろな要素が入ります。

だから、

売上が2倍になったから株価も2倍になる。

とは限りません。

反対に、業績以上に期待が先行して株価だけが大きく上昇することもあります。

2018年は期待がかなり高まっていた時期だった

今回2018年の株価を改めて見ると、3月15日の終値は1,001円。

3月16日には一時1,022円まで上昇しています。

私が823円で買った3月22日は、そこからすでに大きく下げたところでした。

当時の明豊エンタープライズは業績も非常に好調でした。

2018年7月期の売上高は144.79億円。

営業利益は27.46億円。

前年から大きく伸びています。

つまり当時の株価には、

「これからさらに成長するのではないか」

という期待もかなり入っていたのだと思います。

実際、その翌2019年7月期には業績が大きく落ち込みました。

株価は現在の業績だけではなく、

将来への期待と、その期待との差

でも大きく動きます。

個別株の難しさを8年後に改めて感じる

2026年の今、私はこの結果を見ても、

「明豊エンタープライズは悪い会社だった」

とは全く思いません。

むしろ会社は成長しています。

ただ、

いい会社を見つけることと、株で利益を出すことは同じではない。

これは8年間投資を続けて、強く感じるようになったことです。

どれだけ会社の売上が伸びても、自分が高いところで買えば利益は出ないかもしれません。

逆に会社の成長率がそれほど高くなくても、市場の評価が変われば株価が大きく上昇することもあります。

個別株では、1社固有の要素が非常に大きい。

そこを見極め続けるのは、私には難しかった。

だから2026年の私はインデックス投資が中心になった

2018年当時の私は、

「次に上がりそうな銘柄はどれか」

を考えていました。

51歳になった2026年の私は、かなり違います。

現在の資産形成の中心は、VTIなどのインデックス投資です。

もちろんインデックス投資だから必ず儲かるわけではありません。

市場全体が大きく下落することもあります。

将来の上昇が保証されているわけでもありません。

ただ、多数の企業へ分散することで、

一つの会社の業績や、一つの銘柄に対する市場の思惑に資産全体を大きく左右されにくくできる。

そこに私は大きな魅力を感じています。

個別企業の未来を一社ずつ当てるより、

世界や米国の企業全体が長期で成長していく方に資金を置く。

今の私は、こちらの方が自分に合っていると考えています。

2018年の自分に一つだけ言うなら「ルールを変えるな」

もし2018年3月の自分に一つだけ言えるなら、

「明豊エンタープライズを買うな」

ではありません。

言うなら、

「自分で決めた損切りルールを、その場の感情で変えるな」

です。

買った時点で将来の株価は誰にも分かりません。

明豊エンタープライズが反発する可能性もありました。

さらに下落する可能性もありました。

でも私は、▲2万円で損切りすると決めていた。

そのルールを自分で破った結果、▲93,788円まで損失を広げました。

ここは、8年後の今でも明確に反省しています。

2018年3月全体でも約8万円のマイナスだった

ちなみに当時の月間記録も残っています。

2018年3月の日本株取引は、

9勝20敗18分け。

月間損益も約8万円のマイナスでした。

明豊エンタープライズの▲93,788円がかなり大きく響いています。

当時の私は、その月の記録でも、

「損が小さいうちに損切りすることの大切さ」

を痛感しています。

それでも、その後も短期売買で同じような失敗を何度か繰り返しました。

投資というのは、知識として分かることと、実際に行動できることは別なんだと思います。

8年後の答え|会社は成長した。でも株価は823円に戻っていない

今回、8年前の記事を答え合わせしてみて、一番面白かったのはここです。

会社は成長した。

売上高は144.79億円から368.94億円へ。

営業利益も27.46億円から47.04億円へ。

年間配当も2018年7月期の8円から2026年7月期には15円になりました。

でも、

株価は私が買った823円に戻っていない。

2026年9月25日の終値は506円です。

これは、

「会社の成長を見ること」と「その株を適正な価格で買うこと」は別の能力

だという、とても分かりやすい実例になりました。

まとめ|明豊エンタープライズを8年後に振り返って

2018年3月22日。

43歳だった私は、明豊エンタープライズを1,000株購入しました。

取得代金は823,000円。

取得代金ベース823円です。

本来なら約2万円で損切りするルールでした。

しかし私は、

「そろそろ反発する」

と思い込み、そのルールを解除。

730円で売却し、

▲93,788円。

の損失になりました。

さらに、その前の明豊エンタープライズでの損失を含めると、取引履歴で確認できる3件の合計損失は、

▲116,137円。

です。

8年後の2026年。

明豊エンタープライズの株価は506円。

一方、会社の売上高は当時の2倍以上へ成長しています。

8年前の自分が会社について見ていた方向性が、すべて間違っていたわけではありません。

でも、

成長する会社を見つけること。

と、

株式投資で利益を出すこと。

は別でした。

そして私自身にとって一番大きな失敗は、

明豊エンタープライズを買ったことではなく、自分で決めたルールを守らなかったこと。

だったと思います。

51歳になった今、私は短期の個別株売買をほとんどしていません。

長期のインデックス投資を資産形成の中心にしています。

2018年の自分は、次に上がる1銘柄を探していました。

2026年の自分は、多くの企業へ分散し、長い時間を使って経済全体の成長を取り込もうとしています。

明豊エンタープライズでの▲93,788円も、その考え方にたどり着くまでに払った授業料の一つだったのかもしれません。

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参考にした情報

2026年現在の株価・業績・配当については、明豊エンタープライズ公式IR、東京証券取引所系開示資料、株価時系列データを確認しています。

2018年の売買内容については、当時の本人ブログ記事およびマネックス証券の取引履歴を使用しています。

※本記事は筆者自身の投資経験を8年後に検証した記録であり、明豊エンタープライズ株またはその他の金融商品の売買を推奨するものではありません。株価や業績、配当等の情報は2026年9月時点です。投資には元本割れの可能性があります。最終的な投資判断はご自身でお願いします。

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