こんにちは、nobu2394.comです。
今日は、2018年から続けている楽天VTI・楽天VYMの積立投資について、少し違った角度から振り返ってみたいと思います。
先日、過去の取引履歴を整理していたところ、なかなか面白い数字が出てきました。
2025年4月、同じ楽天VTIなのに、わずか1週間違うだけで10万円当たりの購入口数が約16.6%も違っていたのです。
そして、2022年の米国株安で自分が何をしていたのか、外国株口座の保有記録もさかのぼって調べてみました。
すると、2021年12月には325株だった本家VTIが、2022年12月には790株まで増えていました。1年間で465株の増加です。
我ながら、結構買っていましたね。
今回は一般的な積立投資のメリットを説明するのではなく、実際の約定記録と月次保有画面を使って、株価が下がったときに私は何を買っていたのかを答え合わせしてみます。
なお、楽天VTI・楽天VYMは日本円で買う投資信託、本家VTI・VYM・VTは米ドルで買う米国ETFです。同じような名前が出てきますが、別の商品として分けて見ていきます。
2025年4月|たった1週間で楽天VTIの購入口数が約16.6%違いました
まずは2025年4月の記録からです。
この月は、米国の相互関税発表をきっかけに株式市場が大きく動きました。
一方、私が毎月続けている楽天VTI・楽天VYMの自動積立は、いつもどおり実行されていました。
マネックス証券の取引履歴を見直すと、2025年4月2日と4月9日に、それぞれ次の買付が記録されていました。
| 商品・項目 | 4月2日約定 | 4月9日約定 |
|---|---|---|
| 楽天VTIの買付額 | 200,000円 | 66,667円 |
| 楽天VTIの基準価額 | 30,869円 | 26,473円 |
| 楽天VYMの買付額 | 100,000円 | 33,333円 |
| 楽天VYMの基準価額 | 23,689円 | 20,498円 |
出典:私のマネックス証券の約定履歴。基準価額は1万口当たり。4月2日は新NISAで合計30万円、4月9日は特定口座で合計10万円の買付です。
買付金額が違うので、そのまま口数を比較するわけにはいきません。
そこで、両日とも10万円を投資した場合に何口購入できたかという条件にそろえて計算しました。
| 商品 | 4月9日に買えた口数の増加率 (4月2日比・同額換算) |
|---|---|
| 楽天VTI | 約16.6%増 |
| 楽天VYM | 約15.6%増 |
楽天VTIでは、4月2日なら10万円で約3.24万口だったものが、9日には約3.78万口買える計算です。楽天VYMも同様に約15.6%多く買える水準になっていました。

もちろん、この2回の積立は、私が「ここで株価が下がる」と予測して注文したものではありません。
新NISAの月30万円、特定口座の月10万円という設定をしていたので、株価が上がっていても下がっていても、予定どおり購入されていました。
後から履歴を見返して、初めてこの違いに気づいたわけです。
ここで一つ注意したいのは、投資信託の約定日と米国市場の取引時間は一致しないということです。4月9日という日付があっても、米国株を4月9日の終値で直接購入したわけではありません。また、4月9日が相場の底だったと証明するものでもありません。
そして当然ながら、購入口数が16.6%多かったことと、16.6%の利益が出たことはまったく別の話です。
実は本家VTIとVTも増えていました|2025年3月・4月の月次記録
私は投資信託の自動積立とは別に、米国ETFの本家VTIなどを自分の判断で追加購入することもあります。
2025年4月前後の外国株口座を調べてみると、こちらにも変化がありました。
| 米国ETF | 2025年3月表示 | 2025年4月表示 |
|---|---|---|
| 本家VTI | 975株 | 985株 |
| 本家VYM | 540株 | 540株 |
| 本家VT | 10株 | 20株 |
VTIが10株、VTも10株増えていました。VYMはこの比較では変化していません。

平均取得単価と株数から逆算すると、取得原価相当額の増加はVTIとVTを合わせて約51.7万円になります。
私もこの頃、米国株が下がったのを見て、追加購入した記憶があります。
ただし、これは約定履歴ではなく月次の保有画面から計算した推定額です。正確な買付日や購入代金まで分かったわけではありません。特に、4月2日の関税発表より後にこの20株を買ったと断定することはできません。
今回は証拠として確認できる範囲だけを記事に残しておきます。
私が米国ETFを買う判断では、円高よりもドル建て株価を見ています
ここは少し誤解されそうなので、私のやり方を説明しておきます。
本家VTIなどの米国ETFを購入するとき、私は基本的にすでに手元にある米ドルを使っています。
円高だと思ったときに、円資金をマネックス証券へ移し、円を米ドルに替えることはあります。でも、ドル転したからといって、その場ですぐに株式を買うわけではありません。
私の中では、「円をドルに替えること」と「ドルで米国株を買うこと」は別の判断です。
米国ETFを買い増すときは、基本的にドル建ての株価を見ています。為替は上下に動きますし、先のレートを正確に予測できるとは思っていません。
一方、円で購入する楽天VTIや楽天VYMは、株価だけでなく為替なども基準価額に反映されます。
この違いがあるので、今回も本家ETFの追加購入と円建て投信の自動積立は、分けて比較することにしました。ドル転の実績やタイミングについては、また別の機会に整理してみたいと思います。
2022年の株安では、本家VTIを1年間で465株増やしていました
次に、2022年です。
2022年は米国株が長い期間にわたって下落した年でした。私は株価が下がっているのを見て、「今こそ買うチャンスだ」と考え、新しい資金を投入しました。
考え方としては、2020年のコロナショックのときと同じです。
ただ、コロナショックは株価が比較的短い期間で回復しました。一方、2022年は途中で反発しながらも、下落局面が長く続きました。
だからこそ、結果的に何度も買い増す機会があったわけです。
昔の取引履歴を一つずつ追うのはなかなか大変でしたが、月次の保有画面を並べてみると、そのときの行動がかなりはっきり見えてきました。
| 記録月 | 本家VTI保有株数 |
|---|---|
| 2021年12月 | 325株 |
| 2022年1月 | 370株 |
| 2022年2月 | 420株 |
| 2022年3月 | 470株 |
| 2022年4月 | 515株 |
| 2022年5月 | 515株 |
| 2022年6月 | 540株 |
| 2022年7月 | 565株 |
| 2022年8月 | 610株 |
| 2022年9月 | 700株 |
| 2022年10月 | 720株 |
| 2022年11月 | 770株 |
| 2022年12月 | 790株 |
こうして並べると、2022年のほぼ一年を通して、少しずつ保有株数を増やしていたことが分かります。

特に目立つのが秋の買い増しです。
8月は610株、9月は700株、10月は720株、11月は770株、そして12月には790株。8月から12月の間だけでも180株増えていました。

もちろん、これは各月の保有株数の推移であって、約定日ごとの売買明細ではありません。
ただ、当時の私が株価下落を買い増しの機会と考えていたことは間違いありません。底値を当てたわけではなく、株価が下がったと思ったら買う。その機会が何度もあったというのが実際のところです。
2020年のコロナショックで本家VTIを買ったときの考え方は、本家VTIとS&P500投信を比較したこちらの記事でも触れています。今回はそこを繰り返さず、2022年の数字に絞って検証します。
では、2022年の楽天VTI・VYMの自動積立はどうだったのでしょうか?
本家VTIを追加購入していた一方、円建ての楽天VTIと楽天VYMも毎月積み立てていました。
当時の積立額は月10万円です。2024年からの月40万円とは違うので、ここも混同しないようにしておきたいと思います。
今回は2022年9月9日と10月12日の約定を比較しました。
| 商品・毎月の買付額 | 2022年9月9日 | 2022年10月12日 | 購入口数の差 |
|---|---|---|---|
| 楽天VTI(66,667円) | 31,899口 | 34,977口 | 約9.65%増 |
| 楽天VYM(33,333円) | 19,256口 | 20,550口 | 約6.72%増 |
両月とも同じ金額を積み立てていましたが、10月の方が多くの口数を買えていました。
ただし、2022年には大幅な円安も進みました。米ドル建てで米国株が下がっても、円建て投資信託の基準価額が同じ割合で下がるとは限りません。
今回の表は、実際に何口買えたかという結果を示すものです。株価の変化と為替の変化がそれぞれ何%影響したのかまでは、このデータだけで正確に分けられません。
2022年と2025年を比べて、私が改めて感じたこと
ここまでの数字を、いったん整理してみます。
| 項目 | 2022年の比較 | 2025年4月の比較 |
|---|---|---|
| 楽天VTIの購入口数 | 9月→10月で約9.65%増 | 2日→9日で約16.6%増 |
| 楽天VYMの購入口数 | 9月→10月で約6.72%増 | 2日→9日で約15.6%増 |
| 本家VTIの保有数 | 2021年12月325株→2022年12月790株 | 2025年3月975株→4月985株 |
比べている期間も相場環境も違いますので、この増加率だけを見て「どちらの年の投資が良かった」と評価することはできません。
それでも、2つの記録から分かることがあります。
株安でも自動積立は続いていました。そして私は、その積立とは別に、ドル建ての株価を見ながら本家VTIなどを買い増していました。
2022年は下落期間が長かったため、結果として多くの株数を増やせました。2025年4月は短い期間で円建て投信の購入口数が大きく変わっていました。
同じ「株安」といっても、実際の投資行動や購入条件はずいぶん違っていたのですね。
自動積立と追加購入は、私の中では役割が違います
ここまで読んで、「それなら下落時だけ買えばいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。
でも、私にはそこまで正確に相場の底を見極める自信はありません。
株価が下がって「そろそろ買おうかな」と考えても、そこからさらに下がることは普通にあります。反対に、もう少し待とうと思っているうちに、あっという間に上がってしまうこともあります。
そういう判断の難しさがあるからこそ、普段の自動積立には意味があると思っています。
2018年8月には月10万円から始め、2024年1月からは月40万円を基本に積み立てています。新NISAで30万円、特定口座で10万円という組み合わせです。
この積立は、目先の株価や為替を予想して毎月変更するものではありません。
そのうえで、米ドル建ての米国株価が大きく下がったと感じれば、余力のある範囲で本家ETFの追加購入を考えます。
つまり、毎月の自動積立を土台にしながら、別枠でスポット購入をするという形です。
もちろん、安い時期に多く買えれば必ず利益が出るというわけではありません。その後も下落が続けば含み損になることがありますし、どちらの投資にも元本保証はありません。
近いうちに必要になる生活費などとは分けておくことが大切だと思っています。
まとめ|予想は当てられなくても、積み立ててきた結果は確認できます
今回は2018年からの積立履歴と、2022年・2025年の本家VTIなどの保有記録を使って、株安の局面を振り返ってみました。
特に印象に残ったのは、2025年4月の楽天VTIです。わずか1週間の違いで、同じ10万円当たりの購入口数が約16.6%も変わっていました。
また、2022年には本家VTIの保有数を325株から790株まで増やしていました。長い下落相場が続いたからこそ、繰り返し追加購入する機会があったのだと思います。
どちらも、当時の私が将来の値動きを正確に予測していたわけではありません。
株価が下がったから追加購入したこともあれば、何も判断せずに自動積立が実行されていたこともありました。
自分で買う判断をすることと、買い続ける仕組みを持つこと。
私にとっては、この両方が長期投資を続けるための大切な方法になっています。
これからも過去の取引履歴を見直しながら、当時の自分が実際に何を考えて、どう行動したのかを、できるだけ数字で残していきたいと思います。
関連記事
- 【実体験】2018年に月10万円の積立投資を開始|楽天VTI・VYMを選んだ理由:積立投資を始めた当時の考え方や、最初の手続きについて書いています。
- 【実際の設定公開】マネックス証券の新NISA積立設定:新NISA月30万円と特定口座月10万円の設定についてはこちら。
- 本家VTIとS&P500投信を比較した記事:本家ETFを追加購入する考え方にも触れています。
- ドル円160円から75円まで円高になったら?米国株投資の為替リスクを検証:為替の影響について詳しく知りたい方はこちら。
- インデックス投資は暇でいい|「何もしない」ことの難しさ:自動積立を続ける心構えについてはこちら。
※本記事は私自身のマネックス証券の取引履歴と外国株の月次保有記録をもとに作成しました。投資信託の約定日・口数が確認できる記録と、本家ETFの月次保有数から推測した数字は区別しています。株価・為替の影響を個別に分解した分析ではありません。掲載した取引は個人の経験であり、特定の銘柄・投資方法を推奨するものではありません。株式・投資信託・ETFには価格変動、為替変動、元本割れのリスクがあります。

