こんにちは、nobu2394.comです。
2018年8月から楽天VTIと楽天VYMの積立を始めました。翌2019年、44歳だった私は「長く持つならどちらを重視すべきだろう」と考えていました。当時はAT&Tやアルトリアなどの高配当株にも投資し、いつか配当収入で生活できたらという夢もありました。
それから7年。51歳になった2026年、私の結論は少し変わりました。楽天VYMを選んだことは後悔していません。ただし、配当利回りだけを追う投資から、資産全体の成長を重視する投資へと考え方が変わりました。
この記事では、当時なぜ楽天VYMを選び、7年後に何を学んだのかを、私自身の経験に絞って振り返ります。数字を使った楽天VTIと楽天VYMの比較は、別の記事に分けています。
※私自身の投資経験を紹介する記事です。特定の商品への投資を勧めるものではなく、元本割れや為替変動のリスクがあります。
2018年、なぜ楽天VYMの積立を始めたのか
高配当株からの収入に魅力を感じていた
2018〜2019年頃の私は、配当金が増えていくことに大きな魅力を感じていました。株価が上がることも嬉しかったけれど、それとは別に、給料以外の収入源を作っているという感覚があったのです。
当時は「1億円の資産から年4〜5%程度の配当を得られたら、いつか配当金で生活できるかもしれない」と考えていました。今思えば、かなり配当中心の発想だったと思います。
個別株だけでなく、高配当株全体へ分散できる
AT&Tやアルトリアのような個別企業の高配当には魅力がある一方、減配や業績悪化が怖い面もあります。楽天VYMなら、米国の高配当株へ幅広く投資できます。個別企業だけに偏らずに高配当株の特徴を取り入れたい、というのが選んだ理由の一つでした。
一方、楽天VTIは米国株式市場へ幅広く投資し、市場全体の成長を取りにいく商品として考えていました。2019年当時、旧つみたてNISAでは楽天VTIを使い、楽天VYMは別の口座で保有していました。ここは現在の新NISAとは制度が異なる時代の話です。
当時の私は楽天VYMの過去の運用成績にも期待していました。でも7年間の経験を経て、過去の利回りをそのまま未来に当てはめるのは危険だと考えるようになりました。
7年後、楽天VYMを選んだことは失敗だったのか
私は失敗だったとは思っていません。保有したからこそ、高配当株への分散投資の良さも、配当利回りだけでは資産形成を評価できないことも、自分の経験として理解できました。
高い配当を出す企業が、必ずしも株価も大きく伸ばすとは限りません。逆に、利益を事業へ再投資する企業が長期的に成長することもあります。投資を判断するときには、受け取った配当だけでなく、値上がりや値下がりも含むトータルリターンを考える必要があります。
この点で私の考え方は変わりました。「配当を増やすこと」を投資の最終目標にせず、家族の資産全体を長期で成長させることを重視するようになったのです。
保有実績と配当額から振り返る
楽天VTIと楽天VYMへの投資を始めたのは2018年です。2026年8月時点で、両ファンドの評価額は合わせて約3,760万円になりました。ただし、これは最初の投資が値上がりだけで3,760万円になったという意味ではありません。8年間の追加投資を含む保有残高です。
実際の積立額や評価額の内訳は、楽天VTI・楽天VYMを8年間積み立てた実績記事で別に公開しています。
配当・分配金への考え方も変わりました。2018年には、米国株からの年間配当・分配金が10万円を超えて喜んでいました。2025年の証券口座での年間受取額は655,156円でしたが、こちらには米国株・ETFからの配当・分配金だけでなく、一部の国内株式の配当なども含まれます。2018年と2025年では集計対象が異なるため、単純な倍率比較はできません。
この数字と投資方針の変化については、2018年の米国株配当と2025年の年間受取額を振り返った記事で整理しています。
楽天VYM自体は、現金分配金を出してきた投資信託ではない
ここは混同しやすいところです。楽天VYMは高配当株を投資対象とする投資信託ですが、私が保有してきた楽天VYM自体の収益分配金実績は、2018年の決算から2026年7月まで0円です。個別高配当株や米国上場ETFから直接受け取る現金配当とは区別して考える必要があります。分配金の実績は運用会社の公式情報でも確認できます。
それでも2026年も楽天VYMを続ける理由
今は、資産形成の中心として楽天VTIのような市場全体に幅広く投資するインデックスを重視しています。けれども、楽天VYMを不要だとは思っていません。
高配当株という投資対象の特徴があり、個別株だけに頼らず分散できるからです。また、私自身が2018年から積み立ててきた商品として、長期で持つ意味もあります。
私の投資方針を感覚的に表すと、成長を重視するインデックス投資が8、高配当投資が2くらい。ただし、これは正確な保有資産比率を示す数字ではありません。重要なのは「配当だけを最大化する」より「資産全体の成長を中心にする」という優先順位です。
楽天VTIとS&P500のどちらを重視するかについては、楽天VTIとS&P500の比較記事にまとめています。
楽天VTIと楽天VYMの運用成績を具体的な数字で比較したい人には、楽天VTIと楽天VYMを8年間で比較した別記事を用意しています。この記事では、どちらが何%上がったかより、私自身の判断が変わった理由を残したいと思います。
51歳になって考える、米国株以外への分散
2019年の私は、米国株の成長力を非常に高く評価していました。今もその見方を大きく変えたわけではありません。それでも、米国株に投資することと、資産の大部分を米国株だけに頼ることは別だと考えています。
51歳になった今は、現金や金・銀などの資産、通貨の分散、将来の収入の変化、家族にどう資産を残すかまで考えるようになりました。楽天VYMを選んだことの評価も、単に運用成績の優劣だけではなく、今後の資産全体の設計の中で考えています。
資産の推移を数字で振り返った記録は、43歳から51歳までの資産形成の検証記事にも残しています。また、以前の日本株から米国株へ投資の重点を移した時期の振り返りと照らすと、自分の考え方がどのように変化したかが分かります。
この考え方については、株式以外の資産運用を考え直した記事でも詳しく書いています。
2019年の自分に伝えたいこと
もし2019年、44歳だった自分に話せるなら、私はこう伝えます。
「楽天VYMを選んだことは間違いではなかった。でも、高配当だからという理由だけで投資先を決めなくてもいいよ」
商品を選ぶときに大切なのは、配当利回りの高さだけではありません。資産を何のために増やしたいのか、どの程度の値動きを受け入れられるのか、いつか使うお金なのかによって、答えは変わります。
現在の投資方針全体は、51歳になって考え直した投資観の記事にもまとめています。
私は、楽天VYMを保有したからこそ「配当金だけが投資の成果ではない」と実感できました。選んだ経験そのものが、今の投資方針を作る一つのきっかけになっています。
まとめ|楽天VYMを選んだ7年間の答え
2018年に楽天VYMの積立を始め、2019年も高配当株に期待していました。2026年の私は、楽天VYMを持ち続けながらも、配当金だけでなく資産全体の成長を重視しています。
だから今の答えは、「楽天VYMを選んだことは後悔していない。ただし、高配当投資を資産形成の主力にする考え方は変わった」です。
当時の考えと7年後の判断を残しておくことが、これから楽天VYMや楽天VTIを検討する人にとって、一つの参考になれば嬉しいです。

