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こんにちは、nobu2394.comです。
私は会社員として中国へ赴任し、家族と一緒に長期間生活した経験があります。
中国赴任が決まった当時は、
- 日本から何を持っていけばいいのか
- 現金はいくら必要なのか
- クレジットカードは使えるのか
- スマートフォンはそのまま使えるのか
- GoogleやLINEなど日本で使っているサービスは使えるのか
- タクシーはどうやって呼ぶのか
など、分からないことだらけでした。
しかし実際に中国で暮らしてみると、生活用品そのものは現地でほとんど手に入りました。
むしろ、赴任前に準備しておいて本当に良かったと思うのは、
「スマートフォンの通信環境」と「支払い環境」
です。
中国では、日本以上にスマートフォンを使って生活する場面が多いと感じました。
買い物、食事、タクシー、デリバリー、ネット通販、そして日常の支払い。
スマートフォン一台で完結する場面が非常に多かったです。
この記事では、中国赴任中の実体験をもとに、
- Alipay・WeChat Pay
- 現金とクレジットカード
- China Unicomの物理SIM・eSIM
- VPN
- DiDiなどの配車アプリ
- 中国用スマホと日本用スマホの使い分け
を中心に、赴任前の自分に伝えるつもりでまとめます。
先に結論
中国赴任前の自分に「何を準備しておけばいい?」と聞かれたら、私はまず次の3つを挙げます。
- 中国到着直後から使えるSIM・eSIM
- 日本のサービスへ接続するための通信環境・VPN
- Alipay・WeChat Payがうまく使えない場合に備えた予備資金
衣類や日用品は、中国へ行ってからでもかなり揃えられました。
- 中国赴任で一番驚いたのは「現金をほとんど使わない」ことだった
- 10元札を用意するのに苦労したこともあった
- クレジットカードは私の生活圏ではかなり使いにくかった
- 私は飲食ではWeChat Pay、買い物ではAlipayを使うことが多かった
- 中国へ行く前にAlipayを使える状態にしておくと安心
- 決済がうまく使えない場合に備えて10万〜20万円程度の余裕資金は持っておきたい
- 中国到着直後に一番役立ったのがSIM・eSIMだった
- 最初は物理SIM派だったが、eSIMも問題なく使えた
- 長期赴任なら50GB・180日、短期出張なら小容量eSIMでも十分
- VPNはUCSSを4年以上利用した
- 中国用スマホと日本用スマホを私は完全に分けていた
- 中国の移動はDiDiなどの配車アプリが非常に便利だった
- 生活用品は中国へ行ってからでもほとんど揃った
- 家族帯同なら学校・住居・医療は別に確認しておきたい
- 会社の海外赴任サポートも事前に確認しておく
- パスポートの期限も早めに確認しておく
- 私なら中国赴任前にこの8項目を確認する
- 中国赴任前の自分に伝えるなら「SIM・VPN・支払い環境」
中国赴任で一番驚いたのは「現金をほとんど使わない」ことだった
中国で生活して最初に強く感じた違いの一つが、支払い方法でした。
中国では、
Alipay(支付宝)とWeChat Pay(微信支付)
が日常生活に非常に深く入り込んでいました。
私が生活していた範囲では、ほとんどの支払いをこの2つで済ませることができました。
スーパー、コンビニ、飲食店、ネット通販、デリバリー、タクシー。
日常生活で財布から現金を出すことは、かなり少なかったです。
「中国では現金が使えない」という意味ではありません。
もちろん現金も使えます。
ただ、実際に生活している人が現金を使う場面を、私はほとんど見ませんでした。
10元札を用意するのに苦労したこともあった
現金について印象に残っている経験があります。
子どもの修学旅行などで現金が必要になり、10元札を用意しようとしたことがありました。
ところが、普段ほとんど現金を使わないため、
小額紙幣を用意すること自体に苦労しました。
また、小さなお店で100元札を出したところ、断られた経験もあります。
お釣りを十分に用意していなかったのだと思います。
キャッシュレス決済が非常に普及していたため、
「現金さえ持っていれば何とかなる」
という感覚は、日本とは少し違うと感じました。
クレジットカードは私の生活圏ではかなり使いにくかった
もう一つ、日本から来る人が戸惑いやすいのがクレジットカードです。
私自身の経験では、
ホテル以外で日本のクレジットカードを直接使える場面はかなり限られていました。
日本食レストランなどで「クレジットカードが使える」と聞いていても、実際には使えなかったこともあります。
日本から役員や出張者が来たとき、
「今日は自分が払うよ」
と言ってくれたものの、持ってきたクレジットカードが使えず、現地側の私たちがAlipayやWeChat Payで支払う。
そんなことも何度かありました。
もちろん店舗や時期によって状況は違います。
ただ少なくとも、私が中国で生活していた当時は、
「VisaやMastercardを持っていけば、日本と同じ感覚でどこでも支払える」
とは考えない方がいいと感じました。
私は飲食ではWeChat Pay、買い物ではAlipayを使うことが多かった
AlipayとWeChat Payのどちらがいいのか。
これは好みや使うサービスによって違うと思います。
私の場合、日常の飲食ではWeChat Payを使うことが比較的多く、ネット通販やデリバリーではAlipayを使うことが多かったです。
例えば、中国の大手ネット通販である淘宝(Taobao)など、Alipayとのつながりが強いサービスもあります。
ただ、
「WeChat Payの方が優れている」
あるいは、
「Alipayだけあればいい」
という話ではありません。
中国では両方とも非常に広く使われており、私自身も両方を利用していました。
中国へ行く前にAlipayを使える状態にしておくと安心
赴任者の場合、中国へ行ったあとに現地の銀行口座を開設し、給与口座などを作るケースもあると思います。
私の場合も、中国赴任後に現地の銀行口座を利用する環境が整いました。
ただし、赴任初日からすべてが使えるわけではありません。
銀行口座、中国の携帯電話番号、給与の受け取り。
こうした環境が整うまでには時間がかかる場合があります。
私自身、中国へ来たばかりの頃には、クレジットカードをAlipayへ紐付けて利用した経験があります。
短期の出張者でも、外国発行のクレジットカードをAlipayなどへ登録して支払っている人はいました。
そのため、渡航前に利用できる状態まで準備しておくと安心です。
ただし、外国発行カードへの対応条件、本人確認、手数料などは変更される可能性があります。
実際に渡航する際は、Alipay・WeChat Payの最新情報を確認してください。
決済がうまく使えない場合に備えて10万〜20万円程度の余裕資金は持っておきたい
中国赴任では、会社によって給与の支給タイミングも違います。
赴任直後にAlipayや銀行口座がうまく使えない。
そして最初の現地給与が入るまで時間がある。
そんな状況になる可能性もあります。
私なら、これから赴任する自分には、
日本円換算で10万〜20万円程度は、すぐ使える予備資金として準備しておけ
と伝えます。
実際には、ほとんど使わずに済むかもしれません。
ただ、赴任した直後は銀行・決済・給与など、何が正常に使えるか分かりません。
会社のサポート内容や給与支給日によって必要額は変わりますが、
「Alipayがあるから予備資金はゼロでいい」
とは考えない方が安心だと思います。
中国到着直後に一番役立ったのがSIM・eSIMだった
支払いと並んで、赴任前に準備しておいてよかったと思うのがスマートフォンの通信環境です。
中国では、日本で普段使っている一部のインターネットサービスを、そのまま利用できない場合があります。
そこで私が重宝したのが、海外ローミング型のSIM・eSIMでした。
長期滞在時に実際に繰り返し購入していたのが、
China Unicom(中国聯通)の中国本土向けSIM
です。
私がAmazonで購入していた長期滞在用の商品は、
- 中国本土31省対応
- 180日間有効
- 50GB
- データ通信専用
- テザリング対応
というタイプでした。
Amazonの購入履歴を確認すると、同系統の商品を5回購入していました。
このローミングSIMは、スマートフォンだけでなく、VPNアプリを直接入れにくかったNintendo SwitchやKindleでも役立ちました。スマホからテザリングして実際に使った方法はこちらで詳しくまとめています。
→ 【中国赴任の実体験】SwitchでYouTubeが見れない・Kindleが同期できない時に助かった方法|ローミングSIM+テザリング

中国赴任中に実際に繰り返し利用していたChina Unicomの長期滞在用SIM。購入履歴では同系統の商品を5回購入していました。私が使ったのは中国本土31省対応・180日間・50GBのデータ専用タイプです。
これは「紹介できそうな商品を後から探した」のではありません。
私自身が中国赴任中に何度も購入して実際に使っていたSIMです。
そのため、これから長期で中国へ赴任する人には、こうした長期間使えるタイプも選択肢になると思います。
私が長期滞在で使っていたタイプ
中国赴任中、私が繰り返し購入していたのは、China Unicomの50GB・180日の長期滞在向け物理SIMです。
Amazonの購入履歴では、同系統の商品を5回購入していました。
※容量・有効期間・開通期限・対応地域などの商品条件は変更される場合があります。購入前に販売ページで最新情報をご確認ください。
最初は物理SIM派だったが、eSIMも問題なく使えた
私は最初、物理SIMを使っていました。
理由は単純で、
「何となく物理SIMの方が信用できそう」
と思っていたからです。
特に深い理由があったわけではありません。
その後、同じような中国向け商品のeSIMも実際に使いました。
使ってみると、私の場合はeSIMでも特に問題ありませんでした。
対応スマートフォンであれば、SIMカードを入れ替える必要がないので非常に便利です。
結局、私は物理SIMもeSIMも両方使いました。
通信できるのであれば、どちらでも構わない
というのが実際に使ったあとの感想です。
長期赴任なら50GB・180日、短期出張なら小容量eSIMでも十分
私が繰り返し購入していた50GB・180日タイプは、どちらかといえば長期滞在者向けです。
半年近く利用できるので、中国赴任や長期出張には便利でした。
一方で、数日から数週間程度の出張であれば、50GB・180日もの容量や期間は必要ありません。
短期出張なら、
もっと容量が少なく、利用期間も短いeSIMで十分
だと思います。
私自身、物理SIMだけでなくeSIMも使った経験があります。
そのため、
- 長期赴任・長期滞在 → 大容量・長期間のSIM
- 短期出張・旅行 → 数日〜数十日程度のeSIM
という選び方が分かりやすいと思います。
短期出張ならeSIMも便利
数日〜1か月程度の出張なら、180日・50GBまでは必要ないと思います。
私自身、物理SIMだけでなくeSIMも利用しましたが、問題なく使えました。
対応端末ならSIMカードを差し替える必要がないため、短期出張では特に便利です。
※eSIMは対応機種でのみ利用できます。容量・有効期間・利用開始方法などを購入前に確認してください。
大切なのは、
「中国へ着いてから通信手段を考える」のではなく、到着した瞬間からスマートフォンを使える状態にしておくこと
です。
空港へ到着して会社や家族へ連絡する。
地図を見る。
翻訳する。
ホテルや迎えの情報を確認する。
中国へ初めて行くときほど、スマートフォンが使える安心感は大きいです。
VPNはUCSSを4年以上利用した
SIM・eSIMとは別に、中国生活で重要だったのがVPNなどの通信環境です。
私自身、NordVPN、カベネコVPN、世界VPNなど、いくつかのサービスを試しました。
その中で最終的に長く利用したのが、
UCSS
でした。
利用期間は4年以上です。
料金だけを見ると安いサービスではありません。
それでも、仕事やブログ、動画、LINEなどで通信環境をかなり使っていた私にとっては、
ネット接続の安定性にお金を払う価値がある
と感じていました。
UCSSや他のVPNを実際に使った比較については、こちらの記事で詳しくまとめています。
→ 【4年以上利用】中国でVPNはどれがいい?UCSSを使った実体験|NordVPN・カベネコ・世界VPNとも比較
中国用スマホと日本用スマホを私は完全に分けていた
中国赴任中、私はスマートフォンを2台に分けて使っていました。
中国用スマートフォン。
そして、
日本用スマートフォン。
です。
会社から支給された中国用のiPhoneには、中国のSIMを入れていました。
こちらは中国の電話番号が必要なサービスや、仕事関係の用途に使いました。
一方、日本のスマートフォンには、先ほどの海外ローミング型SIM・eSIMやVPNを入れ、日本のアプリやサービスを利用していました。
中国用スマートフォンにVPNを入れて1台で使っている人もいましたが、私は分ける方を選びました。
一部の日本向けアプリなどを使う際、中国向け端末では使いにくいと感じることがあったためです。
これは完全に好みの問題だと思います。
私の場合は、
中国のサービスは中国スマホ、日本のサービスは日本スマホ
と分けた方が使いやすかったです。
中国の移動はDiDiなどの配車アプリが非常に便利だった
中国での移動では、DiDi(滴滴)などの配車アプリをかなり頻繁に利用しました。
出張、駅への移動、家族での外出、個人的な移動。
合わせれば、私は100回以上利用しています。
特に家族5人で移動するときは、6人乗りの車種を選べるサービスが便利でした。
ただし、中国の配車サービスを本格的に利用する場合、現地の携帯電話番号などが必要になるケースがあります。
そのため、赴任前に日本ですべて完璧に設定しようとするより、
中国到着後、現地の電話番号を取得してから実際に使って覚える
くらいの考え方でもいいと思います。
私は仕事の出張でも配車アプリを利用しており、電子発票をアプリから発行して会社の経費処理に使っていました。
料金や発票、忘れ物、車種選択など、実際に100回以上使った経験はこちらの記事で詳しくまとめています。
→ 【中国で100回以上利用】DiDiなど配車アプリの現実|41km約3,000円、日本版ライドシェアとの違い
生活用品は中国へ行ってからでもほとんど揃った
中国赴任前は、
「日本から何を持っていけばいいのだろう」
とかなり考えました。
しかし実際に生活してみた私の感想は、
普通の生活用品なら、中国でほとんど買える。
です。
ネット通販も非常に発達していました。
衣類、日用品、家電、食品。
かなりの物が手に入ります。
そのため、生活用品を大量に日本から持っていくことよりも、
到着初日からスマホと支払いを使える状態にしておくこと
の方が、私は重要だと感じました。
ただし、日本から家電を持っていく場合は対応電圧には注意が必要です。
中国本土では日本とは電圧が異なるため、機器の対応電圧は必ず確認した方がいいです。
家族帯同なら学校・住居・医療は別に確認しておきたい
ここまで紹介してきたSIM・決済・VPN・DiDiは、単身赴任でも家族帯同でも役立つ準備です。
一方、家族で中国へ赴任する場合は、それとは別に学校・住居・医療・会社の家族向けサポートを事前に確認しておく必要があります。
わが家は妻と3人の子どもと中国で生活しましたが、家族帯同については話がかなり長くなるため、別の記事にまとめています。
→ 【中国赴任・家族帯同】蘇州で約3年暮らして分かったこと|日本人学校・住居・生活費のリアル
会社の海外赴任サポートも事前に確認しておく
中国赴任の準備では、持ち物だけでなく、勤務先が何を負担してくれるのかも確認しておいた方がいいです。
私の場合は、住居費、日本人学校の授業料、スクールバス、医療など会社のサポートが大きく、家計にもかなり影響しました。
ただし、この部分は会社によって大きく違います。
海外赴任によって給与や手当、家計、資産形成がどう変わったかについては、こちらの記事で詳しく書いています。
→ 【実体験】海外赴任は資産形成に有利?米国・中国で10年近く海外勤務して感じた「入金力」の差
パスポートの期限も早めに確認しておく
海外赴任・海外出張では、当然ですがパスポートも必要です。
私は過去に海外出張の準備をしていた際、パスポートの残存期間を確認して更新した経験があります。
パスポートは国や渡航目的によって必要な残存有効期間などが異なる場合があります。
出発直前に気付くと面倒なので、赴任や出張が決まった段階で早めに確認しておく方が安心です。
会社経費として精算した実体験や更新についてはこちらでまとめています。
→ 【2026年版】パスポート更新費用は会社経費にできる?領収書・手数料・受取日数
私なら中国赴任前にこの8項目を確認する
中国で実際に生活した経験から、赴任前の自分にチェックリストを作るなら次の8項目です。
- パスポート・ビザの条件を確認する
- 中国到着直後から使えるSIM・eSIMを準備する
- VPNなど必要な通信環境を出発前に準備する
- Alipay・WeChat Payの利用方法を確認する
- 決済環境が整わない場合に備え、予備資金を用意する
- 中国の電話番号取得後、DiDiなどの配車アプリを設定する
- 勤務先の住居・医療・教育費・手当などのサポート範囲を確認する
- 家族帯同なら学校や住居など家族向け準備を別に確認する
逆に、普通の生活用品については、私はそれほど神経質にならなくてもいいと思います。
現地で買える物はかなり多かったです。
中国赴任前の自分に伝えるなら「SIM・VPN・支払い環境」
中国赴任を経験したあとで、赴任前の自分に一言伝えられるなら、私はこう言います。
荷物を増やすことより、スマホを使えるようにしておけ。
特に重要だったのは、
- SIM・eSIM
- VPN
- Alipay・WeChat Payなどの支払い環境
でした。
中国での生活は、日本と違う部分も多くありました。
しかし実際に暮らしてみると、生活用品がなくて困るより、
スマートフォンが使えない。
支払いができない。
移動手段を呼べない。
こちらの方が困ります。
逆に言えば、通信と決済の環境さえ整えば、生活そのものは赴任前に想像していたより何とかなると私は感じました。
これから中国へ赴任・出張する人にとって、私の実体験が少しでも参考になれば幸いです。
※本記事は、筆者が中国へ赴任し生活した際の実体験をもとにまとめています。決済サービス、SIM・eSIM、VPN、配車アプリ、通信環境、渡航条件などは時期や地域によって変更される可能性があります。実際に利用・渡航する際は、各サービスや勤務先、公的機関の最新情報をご確認ください。

