こんにちは、nobu2394.comです。
この記事を最初に書いたのは、2021年6月19日。
当時の私は、ダウ平均のチャートを見ながら、
「なんか嫌な形だな」
「ここから大きく下がるのではないか」
と、かなり警戒していました。
あれから5年以上が経ちました。
51歳になった2026年現在、我が家の総資産は約2億2,041万円になっています。
久しぶりにこの記事を読み返してみると、面白いことに気づきました。
2021年当時の私の「暴落予想」は、短期的には外れていました。
ところが、その後2022年には実際に大きな下落局面がやってきます。
そして私は、その2022年の下落局面でかなり大きなお金を株式市場へ入れていました。
さらに振り返れば、2020年のコロナショックでも同じです。
今の2億円を超える資産を作ることができた理由はいくつもあります。
- 会社員として働き続けて入金したこと
- 米国株が長期的に上昇したこと
- 円安の影響
- 積立投資を続けてきたこと
その中でも今振り返って大きかったと思うのが、
2020年のコロナショックと、2022年の下落局面で大きな資金を入れられたこと
です。
ただし、最初に書いておきます。
私は暴落の底を当てたわけではありません。
むしろ今回、2021年の記事を5年後に答え合わせして感じたのは、
暴落を当てようとすることより、暴落が来た時に動ける準備をしておくことの方がずっと重要だった。
ということです。
※この記事は私自身の投資経験を振り返ったものです。特定の金融商品や投資方法を推奨するものではありません。株式投資には元本割れの可能性があります。
- 2021年6月、私は「ダウ平均の形が怪しい」と書いていた
- 答え合わせ|暴落予想は短期的には外れた
- しかし半年後、2022年に本格的な下落が始まった
- それでも2021年の記事で、今も正しいと思う部分があった
- コロナショックでは約1,200万円を投入した
- 2022年の下落局面でも、私は大きく資金を入れていた
- VTIの推移にも、当時の行動が残っている
- 暴落後に一部売却し、次に備えるキャッシュも作った
- 今の2億円超につながった大きな要因だったと思う
- 重要だったのは「底を当てたこと」ではない
- 51歳になった今、資産防衛の考え方はさらに変わった
- 2026年から2021年の自分へ
- まとめ|暴落を予想するより、暴落しても動ける準備をする
2021年6月、私は「ダウ平均の形が怪しい」と書いていた
2021年6月。
当時のダウ平均は下落しており、私は25日、50日、100日の移動平均線などを見ながら警戒していました。

※2021年6月当時、私が実際に見ていたダウ平均のチャート。
当時の記事では、25日線と50日線が水平に近づき、その間隔も狭くなっていることなどから、
「こういう状態から落ち始めると、一気に下がるのではないか」
と考えていました。
さらに、2018年末の大きな下落や2020年のコロナショックも経験していたため、
「また大きな暴落が来るのではないか」
という気持ちがかなり強かったのだと思います。
2021年6月18日のダウ平均終値は、
33,290.08ドル
でした。
ところが、その後どうなったのか。
答え合わせ|暴落予想は短期的には外れた
結論から言えば、
すぐに暴落は来ませんでした。
むしろダウ平均はその後上昇します。
2022年1月4日には、
36,799.65ドル
まで上昇しました。
2021年6月18日から約10.5%高い水準です。
つまり2021年6月に、
「このチャートは危ない」
と警戒していた私の短期的な予想は外れました。
今なら、ここははっきり認められます。
チャートをいくら眺めても、未来の株価を正確に予想することはできません。
当時はかなり真剣に考えていましたが、
「この形だから暴落する」
と考えるほど相場は単純ではありませんでした。
しかし半年後、2022年に本格的な下落が始まった
ところが2022年になると、相場は大きく変わります。
2022年1月4日に36,799.65ドルだったダウ平均は下落を続け、9月30日には、
28,725.51ドル
まで下がりました。
1月の高値から見ると、約21.9%の下落です。
2021年6月に私が考えていた、
「すぐに大暴落が来る」
という予想は外れました。
しかし、その約半年後から本当に大きな下落局面がやってきたわけです。
ただし、これは、
「2021年に私は2022年の暴落を予言していた」
という話ではありません。
時期も違います。
理由も違います。
2022年は、インフレの高進、FRBによる急速な利上げ、ロシアによるウクライナ侵攻など、2021年6月時点では分からなかった多くの要因が重なりました。
だから私が言いたいのは、
「暴落を予想できた」
ということではありません。
むしろ逆です。
いつ下がるのかは、やっぱり分からなかった。
これが5年後の答えです。
それでも2021年の記事で、今も正しいと思う部分があった
当時の記事を読み返していて、一つだけ今でもかなり共感できる部分がありました。
私は2021年の記事で、
「どっちに転んでもいいように準備しておく」
と書いています。
具体的には、
- 相場がそのまま上がるなら、積立投資を続ける
- 大きく下がるなら、その時に買えるようキャッシュを残しておく
- そして本当に暴落したら買い向かう
という考え方でした。
5年後の今。
チャート予想の部分にはかなり反省があります。
一方で、
この「どちらに転んでも動ける準備をしておく」という考え方は、今でもかなり重要だったと思っています。
なぜなら、その後私は実際にそう行動したからです。
コロナショックでは約1,200万円を投入した
その代表が2020年のコロナショックです。
株価が急落した2020年3月。
私は会社の財形貯蓄や従業員預金などを解約し、まとまった現金を証券口座へ移しました。
当時、実際に米国株へ投入した金額は約1,200万円です。
これは2026年になって作った話ではありません。
2021年に妻へ資産状況を説明した当時の記事にも、コロナショック時に約1,200万円を投入したことを書いています。
ただし私は、
「ここが底だ!」
と判断して1,200万円を一日で一括投入したわけではありません。
100万円、200万円という単位で、何回にも分けながら買っていきました。
底値を当てようとしたのではなく、
大きく下がっている間に段階的に買っていった
という方が実態に近いです。
2022年の下落局面でも、私は大きく資金を入れていた
実は、このブログにはほとんど記録が残っていない期間があります。
2022年です。
当時はブログの更新頻度がかなり落ちていたため、2022年の相場下落時に私が何をしていたのかは記事としてほとんど残っていません。
ところが2026年になってマネックス証券の記録を確認すると、数字としてしっかり残っていました。

マネックス証券のMONEX VIEWより。入出金累計額は買付金額そのものではありませんが、2020年と2022年に証券口座へ大きな資金を追加していたことが確認できます。
マネックス証券の入出金累計額を見ると、
- 2019年末:175万円
- 2020年末:1,545万円
- 2021年末:1,665万円
- 2022年末:3,285万円
となっています。
前年差を単純計算すると、
2020年は約1,370万円増。
そして2022年は、
約1,620万円増。
です。
もちろん、
「入出金累計額=その年に株を買った金額」ではありません。
それでも、2020年と2022年に私が証券口座へかなり大きな資金を移していたことは、この記録から確認できます。
2021年の増加が約120万円だったことと比べても、2022年の資金投入の大きさが分かります。
当時の記憶をたどると、2022年も一度に全額を投入したわけではありません。
毎月100万円、200万円という単位で、何か月にも分けながら買い続けていました。
「ここが底だ」と分かっていたからではありません。
下がっている最中は、その先さらに下がる可能性もあります。
だからこそ、一度に使い切らず、何回にも分けて買いました。
VTIの推移にも、当時の行動が残っている
こちらは、マネックス証券に残っているVTIの評価額推移です。

※VTIの評価額推移。評価額には買付・売却だけでなく、株価変動や為替変動も含まれます。このグラフだけで個々の売買金額を示すものではありません。
2020年のコロナショック期。
そして2022年から2023年にかけて。
保有評価額が大きく変化していることが分かります。
このグラフはあくまで「評価額」なので、棒グラフが増えた分がそのまま買付金額というわけではありません。
株価の上昇・下落、為替の変動、買付・売却のすべてが含まれています。
それでも、自分の当時の記憶と先ほどの入出金記録を合わせて見ると、2020年と2022年の大きな下落局面で、私はVTIなどの米国株・ETFを何か月にも分けて買い続けていました。
暴落後に一部売却し、次に備えるキャッシュも作った
一方で、私はただ買い続けていたわけではありません。
コロナショック後に株価がある程度回復した段階では、保有していた資産の一部を売却し、キャッシュを作ったことも覚えています。
もちろん、すべてを売却したわけではありません。
長期保有する株式は残し、毎月の積立も継続する。
その一方で、次にまた大きく下がった時に動けるだけの現金も持っておく。
振り返ってみると、私の行動は2021年の記事で書いていた考え方とかなり一貫していました。
平常時は積立を続ける。
下落時に使えるキャッシュを残しておく。
大きく下がったら、一括ではなく何回にも分けて買う。
回復したら、必要に応じて次の下落に備える余力を作る。
この繰り返しです。
今の2億円超につながった大きな要因だったと思う
2026年現在、我が家の総資産は約2億2,041万円になりました。
2018年1月には約6,055万円だったので、8年8か月で3倍以上になっています。
もちろん、この増加がすべて2020年と2022年の買いによるものではありません。
その後も会社員として給与を得ています。
毎月の積立も続けています。
米国株市場そのものの上昇もあります。
円安によって円換算額が増えた影響もあります。
だから、
「暴落時の買いだけで2億円になった」
とはまったく考えていません。
それでも51歳になった今、自分の資産形成を振り返ると、
2020年のコロナショックと2022年の下落局面で、怖さを感じながらも大きな資金を株式市場へ入れられたことは、現在の資産形成の大きな原動力の一つだった。
と思っています。
重要だったのは「底を当てたこと」ではない
ここが、今回5年後にこの記事を書き直して一番伝えたいところです。
私は、
2020年3月が底だと分かっていたわけではありません。
2022年9月が底だと分かっていたわけでもありません。
そして2021年6月には、
「そろそろ大暴落が来るかもしれない」
と考えながら、実際にはその後半年以上株価は上昇しました。
つまり、
相場予想はかなり外しています。
それでも資産形成を続けることができました。
なぜか。
予想が外れても投資を続けられるようにしていたからです。
- 定期積立は止めない
- 現金を全部使わない
- 大きく下がれば追加で買う
- 一回で底を当てようとせず、複数回に分ける
- 上昇しても暴落しても、どちらでも動ける状態を作る
今振り返ると、
「何月に暴落するか」を予想する能力より、こちらの方がはるかに重要だった
と思っています。
51歳になった今、資産防衛の考え方はさらに変わった
ただし、2021年と2026年で変わった部分もあります。
当時の私は、
「株を持つ+暴落用のキャッシュを持つ」
という考え方が中心でした。
今は少し違います。
資産が2億円を超えたことで、
増やすことだけでなく、資産全体を守ること
を以前より強く意識するようになりました。
現在も米国株やVTIなどが資産の中心です。
米国の成長力を否定しているわけではありません。
一方で、
- 米国株だけに集中しすぎないこと
- 一定の現金を持つこと
- 金や銀
- スイスフランなどの通貨
こうした、株式とは違う値動きをする資産にも一部を分散することを考えるようになりました。
現在の投資方針についてはこちらの記事でも詳しく書いています。
→ 51歳・資産2.2億円で変わった投資の考え方|高配当より資産成長、そして相続と分散へ
2021年の私は、
「暴落したら買うためにキャッシュを持つ」
と考えていました。
51歳になった今は、
「暴落時にも買えるキャッシュを残しつつ、そもそも一つの資産だけに依存しすぎない」
というところまで考えるようになっています。
2026年から2021年の自分へ
2021年6月。
ダウ平均のチャートを見ながら、
「なんか嫌な形だ」
と真剣に考えていた自分へ。
5年後の自分から言うなら、
そのチャート予想は外れるよ。
少なくとも、すぐに大暴落は来ない。
その後ダウはさらに上がる。
そして半年以上たってから、本格的な下落相場が始まる。
だから、
「次に上がるのか、下がるのか」
をそこまで必死に当てようとしなくてもいい。
でも、
「どっちに転んでもいいように準備しておく」
という考え方は、そのままでいい。
実際その後の自分は、2020年に続いて2022年にも大きく資金を入れることになる。
そして51歳になった今振り返ると、その行動が資産形成の大きな助けになっている。
未来を当てることより、未来が予想と違っても行動できること。
今は、そちらの方が大切だと思っています。
まとめ|暴落を予想するより、暴落しても動ける準備をする
2021年6月、私はダウ平均のチャートを見て大きな下落を警戒していました。
しかし短期的には予想は外れ、ダウはその後さらに上昇。
2022年1月には高値を更新しました。
その後、本当に相場は大きく下落し、2022年9月末には1月高値から約22%下の水準まで落ちました。
そして私はその下落局面でも、数か月に分けながら大きな資金を株式市場へ入れていました。
2020年のコロナショック。
2022年の下落相場。
結果的にこの2回でまとまった資金を投入できたことは、現在の2億円を超える資産形成の大きな原動力の一つだったと思っています。
ただ、それは、
暴落の底を当てたからではありません。
むしろ私は2021年の暴落時期の予想を外しています。
それでも投資を続けることができました。
だから今の私が大切だと思うのは、
暴落を予測することではなく、暴落が来ても買える余力を残しておくこと。
そして、
予想が外れても資産形成を続けられる状態を作っておくこと。
です。
次の大きな下落がいつ来るのか。
私には分かりません。
でも、次に来た時も動けるように準備だけはしておきたい。
それが、2021年の記事を5年後に読み返した現在の答えです。
※本記事は筆者自身の投資経験を記録したものであり、特定の金融商品や売買タイミングを推奨するものではありません。投資には元本割れの可能性があります。ご自身の資産状況・年齢・収入・今後必要となる資金などを考慮して判断してください。

