【8年後検証】テンバガー候補「宮入バルブ」を買った結果|国策・水素株はどうなった?

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こんにちは、nobu2394.comです。

この記事を最初に書いたのは、2018年1月12日でした。

当時43歳だった私は、日本の低位株をかなり頻繁に売買していました。

その日に買った銘柄の一つが、

宮入バルブ製作所(6495)

です。

当時、株式掲示板などでは、

「国策銘柄」

「テンバガー候補」

などと呼ばれていました。

テンバガーとは、株価が10倍になる銘柄のことです。

さらに2019年にこの記事を更新した私は、宮入バルブが関わる「水素」にかなり期待していました。

あれから8年以上。

51歳になった2026年の今、あらためて宮入バルブを見てみました。

そして今回、証券会社からダウンロードした過去の全取引履歴も調べ直しました。

すると、

  • 実際に何株買ったのか
  • いくらで売ったのか
  • 宮入バルブではトータルいくら勝ったのか
  • 2018年1月の記事で買った2,000株はどうなったのか

まで分かりました。

結論から言うと、

宮入バルブはテンバガーにはなりませんでした。

ただし、水素というテーマそのものが消えたわけでもありません。

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2018年に私自身が「EVより水素が有利」と予想していた理由と、その予想を2026年にどう評価しているかはこちらで詳しく答え合わせしました。→ 【8年後検証】EVと水素はどっちが主流?「水素優勢」と予想した私の答え

今回は、2018年に「国策・テンバガー候補」として注目していた宮入バルブを、8年後の2026年から答え合わせします。

※この記事は私自身の過去の投資経験を振り返ったものです。宮入バルブを含む特定銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。

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2018年1月12日、宮入バルブを2,000株買っていた

今回、2005年から2026年までの証券会社の全取引履歴を確認しました。

2018年1月12日の記録には、はっきり残っていました。

2018年1月12日の宮入バルブ

  • 買付株数:2,000株
  • 買付単価:236円
  • 受渡金額:472,486円

約47万円分です。

元記事では、

「前にもおいしい思いをさせてもらった宮入バルブ」

と書いていました。

今回、取引履歴を調べてみると、この記憶も正しかったことが分かりました。

実は2017年から宮入バルブを何度も売買していた

宮入バルブの取引記録は、2018年1月より前からありました。

最初に確認できるのは2017年11月です。

時期 主な売買 受渡金額差
2017年11月 173~174円で3,000株買い→186円で売却 +36,637円
2017年12月 211円で3,000株買い→255円で売却 +130,491円

2017年だけで、受渡金額の差は合計+167,128円。

なるほど。

これなら2018年1月の記事で、

「前にもおいしい思いをさせてもらった」

と書いていたのも納得です。

特に2017年12月は、211円で3,000株買って255円で売却。

短期間で13万円以上取れています。

当時の私にとって、宮入バルブはかなり相性のいい銘柄に見えていたのだと思います。

ところが2018年に入ると、そう簡単ではなくなった

面白いのはここからです。

2017年は宮入バルブでかなり利益を出せていました。

ところが2018年に入ると、取引成績が変わってきます。

約定日 売買 結果
1月4日 252円で2,000株買い→252円で売却 手数料等で▲1,088円
1月12日~15日 236円で2,000株買い→237円で売却 +1,028円
1月30日~31日 249円で2,000株買い→240円で売却 ▲18,972円

この記事を書いた1月12日の取引は、2,000株を236円で買い、次の営業日の1月15日に237円で全部売却しています。

受渡金額で比較すると、

買付:472,486円

売却:473,514円

差額:+1,028円

ほぼトントンですね。

「テンバガー候補」などと言いながら、私自身は長期投資をしていたわけではありません。

当時の記事にも書いている通り、私は会社の業績よりもチャートの形を見て短期売買するタイプでした。

2月にも何度も売買し、最終的にはすべて売却

取引履歴を見ると、その後も宮入バルブを何度も売買しています。

2月には200円台前半で、2,000株、5,000株とかなり頻繁に出入りしています。

そして最後に確認できる取引が、2018年2月22日。

  • 保有:3,000株
  • 売却単価:203円
  • 売却後:保有0株

少なくとも今回確認した取引履歴では、ここで宮入バルブの保有はゼロになっています。

2017年11月から2018年2月までの宮入バルブの全売買を受渡金額ベースで合計すると、

+115,085円

でした。

ただし、中身を見ると印象が変わります。

期間 受渡金額差
2017年 +167,128円
2018年1~2月 ▲52,043円
合計 +115,085円

最初はうまくいった。

だから何度も取引した。

しかし、その後は徐々に利益を吐き出していった。

当時の短期売買を象徴するような履歴です。

※上記は証券会社の取引履歴に記録された受渡金額の差から計算しています。売買手数料等は受渡金額に反映されていますが、税務上の確定利益を示すものではありません。

もし2018年1月12日の2,000株を売らずに持っていたら?

では、2018年1月12日に236円で買った2,000株を、売らずに2026年まで持ち続けていたらどうなっていたでしょうか。

宮入バルブの2026年9月25日の終値は110円でした。

単純に株価だけ比較すると、

2018年1月12日:236円

2026年9月25日:110円

約53%下落

2,000株なら、現在の時価は単純計算で約22万円です。

2018年の買付時には約47万円。

つまり、

今回は「売らずに持っておけば大儲けだった」という話ではありません。

むしろ2018年1月15日に237円で売却したこと自体は、結果論ではありますが悪い判断ではありませんでした。

※配当、税金、売買手数料等を除いた単純な株価比較です。

ただし2026年には一時340円まで急騰している

一方で、宮入バルブらしい面白い動きもあります。

2026年2月19日には、株価が一時340円まで上昇しました。

その後、9月25日には110円。

数か月で大きく上下しています。

長期で見ればテンバガーにはなっていません。

それでも、材料が出れば短期間で大きく動く。

いかにも私が2018年頃に好んで取引していた「テーマ株・低位株」らしい値動きです。

そもそも、なぜ「国策銘柄」と呼ばれていたのか

ここで、当時の記事を振り返ります。

2018~2019年頃、宮入バルブが株式掲示板などで「国策銘柄」と呼ばれていた理由の一つが、水素でした。

宮入バルブは、LPガスを中心に、ガスや液体を扱うバルブメーカーです。

LPガスで培った高圧ガス技術や極低温技術を生かし、LNGや液化水素向けのバルブも扱っています。

2019年にこの記事を追記した私は、

「EVに押されているように見えるけれど、まだ水素が勝つ可能性もあるのではないか」

と考えていました。

8年後、水素そのものは消えていなかった

2026年現在を調べてみると、ここは意外と面白い結果でした。

宮入バルブは現在も、LPガスをコア事業としながら、LNGや液化水素向け極低温バルブの開発・製品化・販売を拡大事業として掲げています。

液化水素は約マイナス253℃という極低温で扱うため、特殊なバルブ技術が必要になります。

そして国の水素政策もなくなっていません。

2024年10月には水素社会推進法が施行され、低炭素水素等について価格差支援や拠点整備支援が進められています。

つまり、

2018年に考えていた「水素は国が後押しするテーマ」という大きな方向性そのものが完全に消えたわけではありません。

ただし、ここで大事なのは、

「国が後押しするテーマ」と「その会社の株価が10倍になること」はまったく別

だということです。

2019年の私は「まだ水素が勝つ可能性もある」と考えていた

では51歳になった2026年の今、水素とEVをどう考えているのか。

2019年から比べれば、考えはかなり変わりました。

大きな流れとしては、現在は明らかにEVの方が先行しています。

中国や欧州を中心にEVは大きく普及し、テスラをはじめ強い企業もあります。

だから、

「今後は水素がEVを押しのけて、乗用車の主流になる」

と強く考えているわけではありません。

一方で、私は水素を完全には諦めていません。

EVにはバッテリーの重量、資源、充電時間、製造から廃棄まで含めた環境負荷など、まだ考えるべき課題があります。

すべての移動手段を一つの方式だけで置き換えられるのかについても、私はまだ半信半疑です。

乗用車ではEVが大きな流れになったとしても、

  • 大型商用車
  • 物流
  • 産業用途
  • 発電・エネルギー貯蔵

など、水素が生きる分野は残るのではないか。

そんな期待は今も持っています。

投資というより、

「水素にも負けずに頑張ってほしい」

という応援に近い感覚です。

では2026年の今、宮入バルブを買うか?

これははっきりしています。

私は買いません。

宮入バルブが悪い会社だから、という意味ではありません。

水素に将来性がないと決めつけているわけでもありません。

単純に、私自身の投資方法が変わったからです。

43歳だった2018年頃は、

  • 低位株
  • テーマ株
  • チャート
  • 短期売買

をかなり楽しんでいました。

一方、51歳になった現在の資産形成の主役は、VTIなどの広く分散されたインデックスです。

今後、新しく投資するお金についても、米国インデックスや全世界株式を中心に考えています。

日本の小型個別株を「水素」「国策」といったテーマだけで買うことは、今の私ならしません。

「テーマが正しくても、銘柄が上がるとは限らない」

宮入バルブを8年後に振り返って、改めて感じるのはこれです。

将来伸びるテーマを当てることと、儲かる株を当てることは違う。

2018年頃に注目した水素は、2026年現在も国が支援する重要テーマです。

宮入バルブ自身も液化水素関連の技術開発を続けています。

それでも、2018年に236円だった株価は2026年9月25日時点で110円です。

テーマそのものが間違っていたわけではない。

でも、

「国策だから上がる」

「成長分野だからテンバガーになる」

とは限りません。

これは8年間という時間が教えてくれた、かなり分かりやすい実例だと思います。

この頃の私は短期売買をかなりやっていた

宮入バルブだけではありません。

2018年当時の私は、日本株をかなり頻繁に売買していました。

3月には1か月で47回売買し、最終的に8万5,853円負けています。

当時の短期売買を8年後に振り返った記事はこちらです。

→ 【8年後検証】2018年3月に47回売買して8万5,853円負けた|43歳の短期売買を51歳で振り返る

また、当時作った投資ルールが8年後にどう変わったかはこちらで振り返っています。

→ 【8年後検証】株式投資で守るべき3つのルール|51歳・資産2.2億円の今はどう変わった?

まとめ|水素は残った。でもテンバガーにはならなかった

2018年、「国策銘柄」「テンバガー候補」と呼ばれていた宮入バルブ。

私は実際に何度も売買していました。

全取引履歴を確認すると、2017年11月から2018年2月までの受渡金額差は合計+115,085円。

ただし、2017年には+167,128円だったのに対し、2018年1~2月だけでは▲52,043円。

最初にうまくいったことで何度も売買し、その後少しずつ利益を吐き出していました。

そして、この記事を書いた2018年1月12日に買った2,000株は、236円で買い、237円で売却。

8年後の2026年9月25日の株価は110円です。

結果だけ見れば、売らずに持ち続けるより、当時売却した方がよかったことになります。

一方、水素というテーマ自体は8年後も残っています。

国の支援も続き、宮入バルブも液化水素向けの技術開発を続けています。

だから今回の答え合わせは、

「水素予想は完全に外れた」

ではありません。

むしろ、

「成長テーマを見つけること」と「その銘柄で長期的に儲けること」は別だった

というのが8年後の答えです。

そして51歳になった今の私は、宮入バルブを新しく買うことはありません。

資産形成の主役はインデックス。

テーマ株を追いかけるより、市場全体の成長を取り込む方を選びます。

でも、水素については今も少し期待しています。

投資対象として買うかどうかと、技術の未来を応援するかどうかは別。

8年前の記事を読み返して、そんなことを感じました。

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