2024年から新NISAが始まり、旧つみたてNISAは新規買付が終了しました。
では、2023年までに旧つみたてNISAで買った投資信託は、その後どうなったのでしょうか。
実は私自身、旧つみたてNISAが始まった2018年から楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)へ投資していました。
51歳になった2026年9月現在、その旧つみたてNISAを確認すると、
- 取得額相当:約240万円
- 評価額:7,524,359円
- 評価益:+5,124,414円
- 評価損益率:+213.50%
となっています。
約240万円が約752万円。
自分でも、改めて数字を見て「思った以上に増えたな」と感じました。
今回は、2018年から旧つみたてNISAを実際に利用してきた私が、
- 旧つみたてNISAは2024年以降どうなったのか
- なぜ当時、楽天VTIを選んだのか
- 約240万円が約752万円になった背景
- いつまで非課税で持てるのか
- 今後売却するつもりはあるのか
- 8年以上経った今、旧つみたてNISAをどう評価しているのか
を、実際の口座画面と過去のブログ記録を使って振り返ってみます。
※この記事は私自身の投資記録であり、特定の商品への投資を推奨するものではありません。投資には元本割れや為替変動などのリスクがあります。
- 2026年現在|旧つみたてNISAの楽天VTIは752万円になった
- 2018年、旧つみたてNISAが始まった年から投資を始めた
- 2021年には約190万円だった
- なぜ楽天VTIを選んだのか?一番影響を受けたのは「たぱぞうさん」
- 752万円まで増えたのは「時間」だけではない
- マネックス証券の全取引履歴に2018年のNISAが出てこなかった
- 旧つみたてNISAは2024年になって消えたわけではない
- 旧つみたてNISAの約240万円は、新NISA1,800万円とは別枠
- 将来また海外赴任になったら、旧つみたてNISAはどうする?
- 今のところ旧つみたてNISAを売る予定はない
- 制度としては新NISAの方がいい。それでも旧つみたてNISAをやってよかった
- 投資で「早く始めること」の意味を8年後に実感した
- 新NISA1,800万円を使い切った後も考え始めている
- まとめ|旧つみたてNISAは終わった。でも私の運用はまだ終わっていない
- 関連記事
- 参考にした公式情報
2026年現在|旧つみたてNISAの楽天VTIは752万円になった
まず現在の口座を見てみます。

2026年9月現在、旧つみたてNISAで保有している楽天VTIは、
- 評価額:7,524,359円
- 評価益:+5,124,414円
- 評価損益率:+213.50%
です。
評価額から評価益を差し引いた取得額相当は、
2,399,945円。
約240万円です。
つまり取得額相当に対して現在の評価額は約3.14倍になっています。
ただし、これは一括で240万円を投資して3倍になったわけではありません。
旧つみたてNISAで複数年にわたって買い付けた結果ですので、単純に「年率○%で増えた」と考えることはできません。
それでも、2018年から始めた積立投資がここまで育ったことには、自分でもかなり驚いています。
2018年、旧つみたてNISAが始まった年から投資を始めた
つみたてNISAが始まったのは2018年1月です。
当時の制度は、年間40万円まで投資でき、購入した年から20年間、運用益が非課税になる仕組みでした。
私はこの制度が始まった2018年に利用を始めました。
昔のブログを読み返すと、2018年は40万円を楽天VTIへ投資し、2019年からは月33,333円で積み立てる設定にしていたことが残っています。
当時の記事はこちらです。
→ 【実体験】2018年に月10万円の積立投資を開始|楽天VTI・VYMを選んだ理由と2度の失敗
旧つみたてNISA分として現在保有している取得額相当は約240万円。
2026年になって過去の記事、現在の口座残高、取引履歴を改めて突き合わせましたが、数字はほぼきれいにつながりました。
2021年には約190万円だった
途中経過もブログに残っていました。
こちらは2021年4月当時の旧つみたてNISAです。

この頃は拠出額がざっくり130万円、評価額は約190万円でした。
それが2026年には約752万円。
昔のスクリーンショットを残しておくと、「あの頃から本当に増えたんだな」ということがよく分かります。
ブログを長く続けてきたメリットの一つかもしれません。
なぜ楽天VTIを選んだのか?一番影響を受けたのは「たぱぞうさん」
今回あらためて、2018年の自分がなぜ楽天VTIを選んだのか考えてみました。
一番大きかったのは、当時よく読んでいた米国株ブロガーのたぱぞうさんの影響です。
VTIやVYMについて発信されていて、私もかなり参考にしていました。
ただ、それだけではありません。
当時から私は、S&P500よりもVTIの考え方の方が感覚的に好きでした。
S&P500も非常に優れた指数だと思います。
それでも私は、米国の代表的な大型企業だけでなく、
「大きな会社も、小さな会社も含めてアメリカ全体を持ちたい」
という気持ちがありました。
楽天VTIが連動を目指すCRSP USトータル・マーケット・インデックスは、米国株式市場の大型株から小型株まで幅広くカバーする指数です。
楽天VTIの実質的な主要投資対象であるVTIも、現在3,500を超える米国株を保有しています。
理屈を細かく比較して「絶対にVTIの方が優れている」と考えたわけではありません。
米国市場全体に投資する。
その考え方が自分にはしっくりきた。
2018年に楽天VTIを選んだ理由は、今振り返るとそれが一番近いと思います。
752万円まで増えたのは「時間」だけではない
約240万円が約752万円になった数字を見ると、
「長期投資はやっぱりすごい」
と言いたくなります。
もちろん、時間を味方につけられたことは非常に大きかったと思います。
ただ、私はもう一つ大きな要因があったと思っています。
円安です。
楽天VTIは米国株へ投資する商品で、原則として為替ヘッジを行いません。
そのため米国株そのものの上昇だけでなく、円と米ドルの為替変動も円ベースの評価額に影響します。
2018年から2026年までを振り返ると、円安が進んだ局面がありました。
結果として、それも私の楽天VTIの円ベース評価額を押し上げた要因の一つだと考えています。
もちろん、この口座画面だけを見て「株価上昇が何円、円安が何円」と正確に分解することはできません。
だから私自身は今回の結果を、
米国株の成長 + 時間 + 為替
が重なった結果だと考えています。
「楽天VTIを買えば8年後に必ず3倍になる」という話ではありません。
ここは投資記録として、きちんと区別しておきたいところです。
マネックス証券の全取引履歴に2018年のNISAが出てこなかった
今回の記事を書くために、マネックス証券から2017年以降の「全取引履歴」をダウンロードして調べました。
ところが、一つ不思議なことがありました。
2018年から始めたはずの旧つみたてNISAの古い取引が、現在ダウンロードできる全取引履歴には出てこなかったのです。
最初は、
「あれ?本当に2018年から買っていたんだっけ?」
と思いました。
調べてみると、これはマネックス証券のシステムの仕様でした。
マネックス証券は2020年にシステムをリニューアルしており、現在の「全取引履歴」で確認できるNISA取引は、2020年9月18日約定分以降となっています。
そのため、それ以前のNISA取引が今回ダウンロードした履歴に出てこなくても、2018年から投資していなかったという意味ではありません。
そこで今回は、
- 2018年当時のブログ記事
- 2021年に撮影したNISA口座画面
- マネックス証券の現在の取引履歴
- 2026年現在の旧つみたてNISA残高
を突き合わせました。
8年前のブログが、まさか自分自身の投資履歴を確認する資料になるとは思っていませんでした。
旧つみたてNISAは2024年になって消えたわけではない
ここは旧つみたてNISAを持っている人にとって重要なところです。
2024年から新NISAが始まりましたが、2023年までに旧つみたてNISAで購入した商品を売却する必要はありません。
購入した年から20年間、そのまま非課税で保有できます。
例えば、
| 購入年 | 非課税で保有できる最終年 |
|---|---|
| 2018年 | 2037年 |
| 2019年 | 2038年 |
| 2020年 | 2039年 |
| 2021年 | 2040年 |
| 2022年 | 2041年 |
| 2023年 | 2042年 |
となります。
私が最初に投資した2018年分でも、2037年末まで非課税で保有できます。
2026年現在でも、まだ10年以上あります。
旧つみたてNISAの約240万円は、新NISA1,800万円とは別枠
もう一つ大事なのが、新NISAとの関係です。
2023年までの旧つみたてNISAで買った商品は、2024年からの新NISAとは別枠で管理されます。
つまり、私が旧つみたてNISAで保有している約240万円の取得額相当が、新NISAの非課税保有限度額1,800万円を消費するわけではありません。
旧NISAは旧NISA。
新NISAは新NISA。
別々に考えることができます。
一方で、旧つみたてNISAの商品をそのまま新NISAへ移す、いわゆるロールオーバーはできません。
この点は、妻が利用していた旧一般NISAの記事でも詳しく整理しました。
→ 【5年後検証】旧NISAが含み損のまま非課税期間終了するとどうなる?2026年の答え
将来また海外赴任になったら、旧つみたてNISAはどうする?
今回、将来の海外赴任を想定してNISAの扱いも改めて調べました。
マネックス証券では、海外転勤など一定の条件を満たせばNISA口座を最長5年間継続できる制度があります。ただし、国外転出時課税の対象になる場合は、このNISA継続制度を利用できません。
ここは私にとってかなり重要なポイントでした。
ただし、NISAを継続できないからといって、保有している投資信託を必ず売却しなければならないわけではありません。課税口座へ払い出して、そのまま保有を続ける方法があります。
つまり私の場合、将来の海外赴任時に国外転出時課税の対象になれば、旧つみたてNISAや新NISAの扱いも含めて、出国前にもう一度最新制度を確認する必要があります。
この点は、国外転出時課税、納税猶予、マネックス証券、Interactive Brokersまで含めて、別記事に自分用ロードマップとして整理しました。
→ 【資産2.2億円】海外赴任前の投資ロードマップ完全版|出国税・納税猶予・NISA・IBKRを整理
参考:マネックス証券「海外出国時(非居住者)の手続きについて」
今のところ旧つみたてNISAを売る予定はない
では、この約752万円になった楽天VTIをどうするのか。
今のところ、
売却する予定は全くありません。
2018年に購入した分でも2037年末まで非課税期間があります。
まだかなり時間がありますので、基本的にはこのまま運用を続けるつもりです。
もちろん、年齢や家族の状況、相場、資産全体のバランスによって考えが変わる可能性はあります。
ただ、2026年時点で「せっかく増えたから利益確定しよう」とは考えていません。
非課税で保有できる時間を、引き続き味方につけたいと思っています。
制度としては新NISAの方がいい。それでも旧つみたてNISAをやってよかった
旧つみたてNISAと現在の新NISAを比較すれば、私は新NISAの方が使いやすい制度だと思います。
新NISAは非課税保有期間が無期限になりました。
投資できる金額も大幅に増えています。
では旧つみたてNISAにメリットはなかったのか。
そんなことはありません。
私にとって旧つみたてNISAには、新NISAでは絶対に取り戻せない大きなメリットがありました。
2018年から投資を始められた「時間」です。
2026年の今ほど、世の中で「NISA、NISA」と言われていなかった時代。
その時に制度を知り、実際にお金を投資できた。
これが一番大きかったと思います。
もし2018年の自分に今の私から一言かけるなら、
「早く始められてラッキーだったな。始めておいてよかったな」
と言いたいです。
投資で「早く始めること」の意味を8年後に実感した
投資を始めた2018年当時、8年後に旧つみたてNISAだけで752万円になっているとは想像していませんでした。
途中では株価が下がった時期もありました。
為替も大きく動きました。
そのたびに今後どうなるのか考えました。
それでも、結果として一番大きかったのは、
市場を予想して完璧なタイミングを探すことより、実際に始めて時間を積み重ねたこと
だったように感じています。
もちろん、これから先の11年が過去8年と同じように上昇する保証はありません。
米国株が長期間低迷する可能性もありますし、円高になれば円換算評価額が下がることもあります。
それでも私は、短期的な予想を当てることより、長期で市場に残る方を選びたいと思っています。
新NISA1,800万円を使い切った後も考え始めている
現在は旧つみたてNISAだけでなく、新NISAについても長期的な出口を考えています。
新NISAは非課税期間が無期限なので、旧NISAのように「20年後」という期限を必ず意識する必要はありません。
一方、私は51歳になり、資産を増やすことだけでなく、60歳以降にどう使うのかも考えるようになりました。
新NISA1,800万円を使い切った後の投資についてはこちらの記事で詳しく書いています。
→ 【51歳・資産2.2億円】新NISA1,800万円を使い切った後どうする?積立投資の「やめ時」を考え始めた
まとめ|旧つみたてNISAは終わった。でも私の運用はまだ終わっていない
今回、2018年に利用を始めた旧つみたてNISAを改めて振り返りました。
- 2018年から旧つみたてNISAを利用
- 投資先は楽天VTI
- 現在の取得額相当:約240万円
- 2026年9月の評価額:7,524,359円
- 評価益:+5,124,414円
- 評価損益率:+213.50%
- 2018年購入分も2037年末まで非課税
- 旧つみたてNISAは新NISA1,800万円とは別枠
- 旧NISAから新NISAへのロールオーバーはできない
- 現在のところ売却する予定はない
制度としての旧つみたてNISAは2023年で終了しました。
でも、そこで買った商品まで終わったわけではありません。
私の旧つみたてNISAは、2026年の今も運用を続けています。
新NISAの方が制度として優れている部分は多いと思います。
それでも私にとって一番大きかったのは、旧つみたてNISAのおかげで2018年から投資を始められたことでした。
投資では、あとから振り返らないと分からないことがたくさんあります。
8年前の自分の判断を2026年の自分が答え合わせしてみると、今回については、
「早く始めておいてよかった」
これが一番素直な答えです。
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