こんにちは、nobu2394.comです。
この記事を最初に書いたのは2018年6月。
当時43歳だった私は、社会人になったばかりの若い人に向けて、かなり思い切ったことを書いていました。
「米国株に月10万円ずつ投資して、定年まで続けてみませんか?」
という内容です。
あれから8年以上。
2026年、51歳になった今、この記事を読み返してみると、当時の考え方には「その通りだった」と思う部分もあれば、「今ならこうは書かない」と思う部分もあります。
そして何より面白いのは、この記事を書いた約2か月後の2018年8月から、私自身が実際に月10万円の積立投資を始めたことです。
その後も積立を続け、私の記憶では2022年1月から月40万円へ増額。
2026年現在も、
- 新NISA:月30万円
- 特定口座:月10万円
- 合計:月40万円
を自動積立しています。
2018年当時は「若い人は月10万円投資すればいい」と少し乱暴に書いていました。
でも8年間、自分自身で積立投資を続けてきた今、一番伝えたいことは少し変わりました。
大切なのは月10万円という金額ではなく、できる範囲で早く始め、長く市場に居続けること。
今回は2018年の記事を残しながら、51歳になった今の自分が8年後の答え合わせをしてみます。
※この記事は私自身の投資経験を振り返ったものです。特定の金融商品や投資方法を推奨するものではありません。株式や投資信託には元本割れの可能性があります。
- 2018年、私は新入社員に「月10万円投資しよう」と書いていた
- 当時は「年率5%で複利運用」と考えていた
- 2018年の私は「高配当米国株」をかなり重視していた
- 「5%配当の株を買えば5%で複利運用」は少し違った
- それでも「長期・積立・再投資」という考えは正しかった
- この記事を書いた2か月後、私は本当に月10万円の積立を始めた
- 2026年現在も月40万円を自動積立している
- 2018年の「米国株は強い」という考えはどうなった?
- 51歳になった今は「米国だけ」に集中しすぎるリスクも考える
- 8年前より「複利」よりも「入金力」の重要性を感じている
- 若い人の最大の武器は、やっぱり「時間」だと思う
- ただし、生活を犠牲にしてまで月10万円投資する必要はない
- 新入社員の自分に伝えるなら「まず自動積立を作る」
- 2018年の自分の考えを8年後に採点してみる
- まとめ|月10万円より大切だったのは「始めて、続けること」
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2018年、私は新入社員に「月10万円投資しよう」と書いていた
元の記事のターゲットは、2018年4月に社会人になったばかりの新入社員でした。
当時の私は、若い人が持っている最大の武器は、
「時間」
だと考えていました。
これは2026年になった今でも、ほとんど変わっていません。
当時の記事では、
「月に10万円、定年まで投資しませんか?」
と書いています。
かなりハードルの高い金額です。
社会人になったばかりで月10万円を投資できる人は、それほど多くないと思います。
51歳の今なら、金額についてはもっと柔軟に考えます。
月1万円でもいい。
月3万円でもいい。
余裕ができたら5万円、10万円へ増やしてもいい。
大事なのは、
「最初から完璧な金額を投資すること」ではなく、「投資を続けられる仕組みを作ること」
だと思っています。
当時は「年率5%で複利運用」と考えていた
2018年の記事では、こんな前提で計算していました。
月10万円を、年率5%程度で長期間運用する。
そして得られた利益や配当も再投資する。
当時使っていた試算はこちらです。

当時の記事では、43年間、毎月10万円を単純に貯金した場合、
5,160万円
になると計算していました。
一方、当時設定した条件で複利運用を続けた場合には、税金も考慮した試算として約1億3,400万円という結果を出していました。
こちらが当時の記事に載せていた計算結果です。


もちろん、これはあくまで一定の利回りを仮定したシミュレーションです。
実際の株式市場が毎年5%ずつきれいに上昇するわけではありません。
大きく上がる年もあれば、大きく下がる年もあります。
だから2026年の私なら、
「年率5%で運用できるから1億円になる」
とは書きません。
それでも、長い期間にわたって積み立て、運用によって得た利益を再投資していくことで、時間が資産形成の大きな味方になるという基本的な考え方は、8年経った今も変わっていません。
2018年の私は「高配当米国株」をかなり重視していた
今読み返して、一番考え方が変わった部分がここです。
2018年の記事では、私は年率5%程度の配当を出す米国株についてかなり前向きに書いていました。
当時の私は、高配当株や連続増配株が大好きでした。
実際にAT&Tやアルトリアなどの高配当株にも投資していました。
そして将来的には、
「1億円の資産を作って、4~5%程度の配当金で生活できたらいいな」
というイメージも持っていました。
しかし、その後8年間投資を続けて、考え方はかなり変わりました。
配当金を受け取ること自体は今でも好きです。
楽天VYMへの積立も続けています。
ただ、今は、
「配当利回りが高い=良い投資」
とは考えていません。
高い配当を受け取れても、株価が大きく下落すれば資産全体では増えないことがあります。
反対に、配当利回りが低くても、事業そのものが成長して株価が大きく上昇する企業もあります。
だから現在は、
配当金だけではなく、値上がり益も含めた資産全体の成長を見る
ようになりました。
「5%配当の株を買えば5%で複利運用」は少し違った
2018年の記事で、今なら一番修正したいのがここです。
当時の私は、
「5%程度の配当を出す米国株を買って、配当金を再投資すればいい」
という非常にシンプルな考え方をしていました。
しかし実際には、
- 配当金は将来も保証されるわけではない
- 減配や無配になる可能性もある
- 高配当でも株価が下落することがある
- 税金によって再投資できる金額が減る
- 為替によって円換算の資産価値も変わる
という問題があります。
つまり、
「配当利回り5%」と「資産が毎年5%増える」はまったく同じではありません。
8年間投資を続けた今なら、ここは明確に分けて考えます。
それでも「長期・積立・再投資」という考えは正しかった
一方で、2018年の記事を読み返して、
「ここは当時の自分に拍手してもいい」
と思う部分もあります。
それが、
- 若いうちから始める
- 毎月積み立てる
- 利益を再投資する
- 短期の値動きでやめない
- 長期間続ける
という考え方です。
これは8年間、自分で実際にやってみて、その重要性を以前より強く感じています。
この記事を書いた2か月後、私は本当に月10万円の積立を始めた
この記事を書いたのは2018年6月。
その約2か月後の2018年8月、私は実際に月10万円の積立投資を始めました。
中心にしたのは、
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
- 楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天VYM)
です。
最初からすべて順調だったわけではありません。
設定したのに買付ができなかったり、積立を始めて間もなく相場が下落したりしました。
2018年末には株価が大きく下がり、2019年1月には積立口座が含み損になりました。
それでも積立をやめませんでした。
その後相場は回復。
私は月10万円の積立を2021年12月まで継続しました。
そして私の記憶では、2022年1月から、
月40万円
へ増額しました。
つまり、2018年に人に向かって、
「月10万円を積み立てたらどうですか?」
と書いた自分自身が、その後本当に積立投資を続けることになったわけです。
8年後に読み返すと、ここがこの記事の一番面白いところだと思います。
2026年現在も月40万円を自動積立している
2026年現在、私の自動積立額は月40万円です。
内訳は、
新NISA:月30万円
- 楽天VTI:20万円
- 楽天VYM:10万円
特定口座:月10万円
- 楽天VTI:66,667円
- 楽天VYM:33,333円
合計すると、
- 楽天VTI:月266,667円
- 楽天VYM:月133,333円
- 合計:月400,000円
です。
もちろん、2018年当時からずっと月40万円だったわけではありません。
収入や資産が増えてきたからこそ、積立金額も増やせるようになりました。
だから今、新入社員の人にいきなり、
「月10万円投資しなさい」
とは言いません。
むしろ、
無理なく始めて、収入が増えたときに積立額を増やしていけばいい。
と伝えたいです。
2018年の「米国株は強い」という考えはどうなった?
元の記事では、米国株が長期的に成長してきたことを紹介するため、当時のダウ平均のチャートを載せていました。

そして、日本株との違いを見るため、こちらのチャートも掲載していました。

当時の私は、かなり強い言葉で、
「これが米国株を勧める理由」
と書いていました。
8年後の2026年になっても、私は米国の成長力を高く評価しています。
実際、現在の積立も楽天VTIと楽天VYMが中心です。
だから、
「2018年に米国株へ注目したこと自体は間違っていなかった」
と思っています。
ただし、2026年の私は、
「これからも米国だけでいい」
とまでは考えていません。
51歳になった今は「米国だけ」に集中しすぎるリスクも考える
43歳だった2018年と、51歳になった2026年では、資産額も家族の状況も変わりました。
2018年1月に約6,055万円だった総資産は、2026年には約2億2,041万円になりました。
資産が増えるにつれ、
「どう増やすか」だけではなく、「どう守るか」
も考えるようになりました。
米国株をすべて売って他の資産へ移そうとは考えていません。
むしろ、これまで積み上げてきた米国株や米国インデックスは、そのまま長期保有していくつもりです。
ただ、新しいお金については、将来的に全世界株式などへ振り向けることも考えています。
私の中では、
「米国株をやめる」のではなく、「米国株を持ったまま、新しく入れるお金の行き先を分散していく」
というイメージです。
8年前より「複利」よりも「入金力」の重要性を感じている
2018年の記事では、複利の力をかなり強調していました。
もちろん、今でも長期運用において複利は重要だと思っています。
ただ、8年間自分で資産形成をしてきて、もう一つ非常に大きいと感じたものがあります。
それが、
入金力です。
毎月1万円を投資する人。
毎月10万円を投資する人。
毎月40万円を投資する人。
同じ運用利回りであれば、当然ながら投資に回せる金額が大きいほど、資産形成の速度も変わります。
私自身も、海外赴任などによって収入が増え、投資に回せるお金が増えたことは、現在の資産形成に大きく影響したと思っています。
だから今は、
運用利回りを1%上げることだけを考えるより、収入を増やし、家計を整え、継続的に投資できる原資を作ることも同じくらい重要
だと考えています。
若い人の最大の武器は、やっぱり「時間」だと思う
2018年の記事を書いたとき、一番伝えたかったことがあります。
若い人には時間がある。
これは8年後も変わりません。
51歳になった私が今から20年間投資すれば71歳です。
一方、25歳の人なら20年間投資しても45歳。
さらにその先も投資を続けられます。
これはお金では買うことのできない圧倒的な強みです。
だから、2018年の記事タイトルにあった、
「新入社員の君たちへ」
というメッセージ自体は、今でも残したいと思っています。
ただし、生活を犠牲にしてまで月10万円投資する必要はない
ここも2018年の自分に付け加えたいところです。
投資は長く続けるものです。
そのために今の生活を全部犠牲にしてしまうのは、私は違うと思っています。
結婚。
子育て。
旅行。
家族との時間。
趣味。
若い時にしかできない経験もあります。
私自身、資産形成を続けながら、家族旅行などにはかなりお金を使ってきました。
今は、
資産を増やすことと、今の人生を楽しむことは両立させたい
と考えています。
月10万円が苦しいなら1万円でもいい。
ボーナスの一部だけでもいい。
重要なのは、無理をして短期間でやめてしまうことではなく、
自分に合った金額で長期間続けること
だと思います。
新入社員の自分に伝えるなら「まず自動積立を作る」
もし今、20代の自分に投資について一つだけ教えられるとしたら、私はこう言います。
給料が入ったら自動的に投資される仕組みを作っておけ。
相場が上がったから買う。
下がったから怖くなってやめる。
ニュースを見て売ったり買ったりする。
それを毎月判断するのは大変です。
私は現在も月40万円を自動積立しています。
基本的には、自分が何もしなくても毎月買い付けられます。
これは長期投資を続けるうえで非常に大きいと思っています。
2018年の自分の考えを8年後に採点してみる
最後に、2018年に書いた主張を、2026年の自分が答え合わせしてみます。
| 2018年の考え | 2026年の評価 |
|---|---|
| 若いうちから投資した方がいい | 今もそう思う |
| 月10万円積み立てる | 金額は人それぞれでいい |
| 長期間続ける | 非常に重要だと思う |
| 利益・配当を再投資する | 長期資産形成では重要 |
| 米国株を中心にする | 結果的には良かったが、今は世界分散も考える |
| 5%配当株なら安心 | これは考え方を修正した |
| 複利が資産形成の鍵 | 今も重要。ただし入金力も非常に重要 |
まとめ|月10万円より大切だったのは「始めて、続けること」
2018年6月、43歳だった私は、
「米国株に月10万円ずつ定年まで投資しよう」
と書きました。
それから約2か月後、自分自身も月10万円の積立投資を始めました。
そして8年以上経った2026年。
51歳になった私は現在も積立を続け、毎月の自動積立額は40万円になっています。
振り返ってみると、2018年の自分が正しかったのは、
「米国株なら絶対大丈夫」
と考えたことではありません。
「時間を味方につけて、積立を続けよう」
と考えたことだったと思います。
一方で、高配当株への考え方や米国株への集中については、この8年間でかなり変わりました。
投資を長く続ければ、自分の考え方も変わります。
それでいいと思っています。
2018年の記事を消してしまえば、当時の自分が何を考えていたかは分かりません。
だからこのブログでは、昔の記事を残し、
「当時どう考えたか」
「実際にその後どうしたか」
「8年後どうなったか」
を答え合わせしていきます。
もしこの記事を20代、30代の人が読んでいるなら、2018年の自分と同じ言葉を一つだけ伝えたいです。
投資できる金額は少なくてもいい。
まず始めて、長く続けてみる。
時間は、若い人にしか持てない大きな資産だと思います。

