【8年後検証】大口参加銘柄を追っていた43歳の私|低位株で勝っても続かなかった理由

スポンサーリンク
投資戦略・売買記録
スポンサーリンク

こんにちは、nobu2394.comです。

この記事を最初に書いたのは2018年4月24日。43歳だった私は、日本株の低位株や材料株を中心に売買しながら、当時SNSや投資ブログでよく目にした「大口参加銘柄」という言葉にも強く興味を持っていました。

あれから8年。2026年現在、私は51歳です。

いま振り返ると、当時の私は「大きな資金が入ってくる銘柄の流れにうまく乗れれば、大きな利益を取れるのではないか」と考えていました。一方で、実際の売買では2018年1月に60万円を超える利益を出したあと、2月から5月まで月単位では負けが続きました。

結局、私が低位株や材料株中心の売買から離れていった最大の理由は、単純です。

勝つ月はあっても、安定して再現することができなかったからです。

この記事では、2018年当時の自分が考えていた「大口参加銘柄」をそのまま正当化するのではなく、当時の売買記録を残しながら、8年後の自分がどう考えているのかを答え合わせします。

※この記事は私自身の投資経験を振り返るもので、特定の銘柄や投資手法を推奨するものではありません。「大口参加銘柄」という言葉は、本記事では2018年当時に投資SNSやブログなどで使われていた表現として扱っています。

スポンサーリンク

2018年、私は「大口参加銘柄」を追っていた

2018年当時の私は、日本株の短期売買をかなり積極的に行っていました。

特に好きだったのが、いわゆる低位株です。

当時の記事でも、私は「低位株が好き」とはっきり書いています。株価が比較的低い銘柄や、IR・テーマ・需給などをきっかけに大きく動きそうな銘柄を探し、値上がりを期待して売買していました。

当時の記事はこちらです。

低位株を狙う3つの理由

そんな時期に気になっていた言葉の一つが「大口参加銘柄」でした。

当時の私の理解を簡単に言えば、

「大きな資金を持つ投資家が参加し、需給によって大きな値動きが起きる可能性がある銘柄」

というイメージです。

2018年の元記事では、大口投資家や機関投資家、いわゆる仕手筋などをかなり単純化して説明していました。

しかし、51歳になった今は、当時のように「大口にはこういう種類がいて、こう動く」と簡単に決めつけることはできないと考えています。

チャートや出来高を見ても、実際に誰が、どんな目的で売買しているのかを個人投資家が正確に知ることは簡単ではありません。

なお、意図的・人為的に相場を動かして他の投資家を誤認させるような相場操縦行為は、金融商品取引法で禁止されています。現在の制度については、日本取引所グループの説明が分かりやすいです。

日本取引所グループ「相場操縦規制」

なぜ私は低位株や材料株に惹かれていたのか

理由は、今振り返ると分かりやすいです。

短期間で株価が大きく動く銘柄には、非常に強い魅力がありました。

IRが出る。

テーマが注目される。

出来高が急増する。

SNSや掲示板で話題になる。

そして株価が一気に上がる。

うまく乗ることができれば、短期間で大きな利益になる可能性があります。

私自身も、その魅力を実際に経験しました。

アイスタイルで人生初のストップ高を経験

2018年1月、私はアイスタイルに投資しました。

1月9日に買った翌日、まさかのストップ高。

私にとって人生初のストップ高でした。

当時の記事には、そのときの驚きがそのまま残っています。

アイスタイルで人生初のストップ高!!2018年1月上旬の売買結果

同じ時期には、宮入バルブで10万円を超える利益、別の銘柄でも利益が出ていました。

そして2018年1月の日本株の月間損益は、プラス60万円超

ただし、当時の私はこれを「自分の手法が完成した」とは思っていませんでした。

むしろ、当時の記事に書いた言葉は、

「できすぎです。」

でした。

アイスタイルのストップ高についても同じです。

自分の分析力でストップ高を当てたという感覚ではなく、たまたまうまく当たったというのが当時からの認識でした。

いま振り返ると、この感覚は間違っていなかったと思います。

1月に60万円以上勝っても、その後は続かなかった

問題はその後でした。

2018年1月は大きく勝つことができましたが、2月、3月、4月、5月と、月単位では負けが続きました。

5月の運用成績の記事にも、当時の状況がそのまま残っています。

2018年5月の運用成績(日本株)

5月も結果はマイナス3万7,000円

もちろん、1回1回の売買を見れば勝った取引もあります。

しかし、自分にとって重要だったのはそこではありません。

同じやり方を続ければ、長期的に安定して利益を積み上げられるという再現性を感じられなかった。

これが、低位株や材料株を中心とした売買から徐々に離れていった一番大きな理由です。

「大口を見つければ勝てる」というほど簡単ではなかった

2018年当時の私は、「大きな資金の流れを読むことができれば、その流れに乗れるのではないか」と考えていました。

考え方として理解できる部分は、今でもあります。

株価は需給で動きます。売買量の大きな投資家の行動が市場価格に影響する場面も当然あります。

ただ、実際に自分で売買してみると、そこには大きな問題がありました。

「大口が入っているように見える」ことと、「自分が利益を出せる」ことは別問題だったのです。

仮に大きな資金が入っていることを推測できたとしても、いつ買ったのか、どこまで買うのか、いつ売るのか、その後さらに買うのか売るのかは分かりません。

そして何より、自分自身の買値、売値、資金量、損切りの判断は自分で決めなければなりません。

51歳の今から見ると、当時の私は「誰が買っているのか」を考えることに比べて、自分の資金管理や再現性を十分に重視できていなかったと思います。

低位株の次に、私は「うねり取り」へ移っていった

低位株や材料株で安定して勝てないと感じたあと、私は別の方法も試しました。

その一つがうねり取りでした。

業績やニュースだけではなく、チャートの値動きを見ながら買いと売りを組み合わせ、建玉を操作して利益を狙う方法です。

これも私は本を読み、実際に自分のお金で試しました。

そして、うねり取りの銘柄として選んだ丸紅では、最終的に大きな損失も経験しました。

【8年後検証】うねり取りの銘柄の選び方|丸紅で実践した5条件と60万円損から学んだこと

また、当時読んで実践した投資本についても、8年後の現在の考えを別記事で振り返っています。

【8年後検証】『株は技術だ!』を実践した結果|今はおすすめしない理由と学んだこと

ここで大切なのは、「低位株がダメだったから、うねり取りなら正解だった」という話ではありません。

私はその後も、日本株、米国個別株、高配当株など、いろいろな投資を経験しました。

その中で少しずつ、自分にとって何が再現しやすく、長く続けやすいのかを考えるようになりました。

8年後の結論|大口を読むことより、自分を管理する方が重要だった

2026年現在、私の資産形成の中心は、当時のような低位株や材料株の短期売買ではありません。

現在はインデックス投資を中心に、資産全体を長期で成長させることを重視しています。

もちろん、これは「個別株投資では勝てない」と言いたいわけではありません。

個別株や短期売買が得意な人もいるでしょうし、大きな成果を出している人もいます。

ただ、少なくとも私自身は、いろいろな方法を8年間試した結果、

「次に上がる銘柄を当て続ける」ことより、「市場に長く居続けられる仕組みを作る」方が自分には合っている。

と考えるようになりました。

現在の投資に対する考え方はこちらの記事で詳しくまとめています。

51歳・資産2.2億円で変わった投資の考え方|高配当より資産成長、そして相続と分散へ

では、2018年の経験は無駄だったのか

そうは思っていません。

低位株を買い、ストップ高を経験し、IRに期待し、思ったように株価が動かず損切りもする。

その後は、うねり取りを勉強して、信用取引や空売り、建玉操作も経験しました。

今はそれらを資産形成の中心にはしていませんが、実際に自分のお金を動かしたからこそ分かったことはたくさんあります。

特に大きかったのは、

一度大きく勝ったことと、その方法に再現性があることはまったく別だ

と実感できたことです。

これは本を読むだけでは、私の場合はなかなか腹落ちしなかったと思います。

43歳の自分に「大口参加銘柄を探したい」と言われたら

もし今、51歳の私が2018年の43歳の自分に会って、

「大口参加銘柄を探して、短期で利益を狙ってみたい」

と言われたら、たぶんこう答えます。

やりたければ、やってみればいい。

ただし、失敗する可能性は高いと思っておいた方がいい。

そして、失敗しても致命傷を負わない金額でやること。

もし聞く耳があるなら、インデックスを少しずつ買うことも同時に始めておけ、と伝えます。

おそらく43歳の私は、最初から素直には聞かなかったでしょう。

自分で試して、自分で失敗して、初めて納得するタイプだったからです。

だから私は、当時の自分を全否定するつもりはありません。

ただし、経験を積むために必要以上の大きな損失を出す必要もありません。

8年前の自分に一つだけ強く言うなら、

「いろいろ試してもいい。ただし致命傷だけは負うな」

です。

まとめ|「大口を探す」より「再現できる方法を持つ」ことが大事だった

2018年の私は、低位株や材料株を売買しながら「大口参加銘柄」という考え方にも興味を持っていました。

アイスタイルで人生初のストップ高を経験し、1月には60万円を超える利益も出ました。

しかし、その後は月単位で負けが続きました。

8年後の今、当時を振り返って一番大きかったと思うのは、

「一度勝てること」と「同じ方法で長く勝ち続けられること」は違う

と気づけたことです。

大口の動きを想像すること、IRを読むこと、チャートを見ること。それぞれに意味はあります。

ただ、私自身の資産形成では、最終的に「誰が次に買うかを当てること」よりも、長期で続けられる投資の仕組みを作ることの方が重要でした。

2018年の自分が残したこの記事も、今となってはその変化を確認するための大切な記録です。

関連記事

※この記事は2018年4月24日に公開した記事を、当時の売買記録と2026年現在の考え方をもとに全面的にリライトしています。投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身で行ってください。

タイトルとURLをコピーしました