【8年後検証】豪ドル円の長期見通しは当たった?2018年約80円→2026年約112円を答え合わせ

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投資戦略・売買記録
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こんにちは、nobu2394.comです。

この記事を最初に書いたのは2018年10月10日。

当時の私は、外貨建て生命保険で38,000豪ドルを保有していたこともあり、

「豪ドル円は10年、20年という長期でどうなっていくのか?」

を自分なりにかなり真剣に考えていました。

そして出した結論が、

「長期では円安・豪ドル高になる可能性が高い」

というものでした。

あれから約8年。

2018年10月10日の豪ドル円は約80円。

2026年9月8日現在は約112円です。

単純比較すると、豪ドルは円に対して約40%上昇しています。

では、

「2018年の予想は当たった」

と言っていいのでしょうか。

51歳になった今、当時の記事を読み返してみると、

「方向としては合っていた」

と思う一方で、

為替を少し単純に考えすぎていた

とも感じます。

今回は、43歳だった自分の豪ドル円長期予想を、8年後の2026年に答え合わせしてみます。

※為替レートは常に変動します。この記事は私自身の過去の予想と投資経験を振り返るものであり、特定の通貨への投資を推奨するものではありません。

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2018年、豪ドル円は約80円だった

この記事を書いた2018年10月10日。

豪ドル円は、

1豪ドル=約79.8円。

ざっくり80円前後でした。

当時の私は、約1年前からアクサ生命の外貨建て生命保険を保有しており、

38,000豪ドル

を運用していました。

当然、豪ドル円が上がるか下がるかは、将来自分が日本円に戻した時の金額にも大きく影響します。

そこで、20年という長い運用期間を考えながら、豪ドル円の将来を予想してみたのが元の記事でした。

当時見ていた豪ドル円チャート

こちらが2018年の記事で使っていたチャートです。

2018年当時に確認した豪ドル円の長期チャート

当時は1991年から2017年頃までの値動きを見て、

「豪ドル円は大ざっぱに60円〜105円くらいの範囲で動いてきた」

と考えていました。

そして私は、

「60円近辺ならかなり安い」

「105円近辺ならかなり高い」

という感覚を持っていました。

2026年、豪ドル円は約112円まで上昇

ところが2026年9月。

豪ドル円は、

1豪ドル=約112円。

となっています。

2018年の約80円と比べると、

約80円 → 約112円。

約40%の豪ドル高・円安です。

そしてもう一つ興味深いのは、

2018年に「過去の高値圏」と考えていた105円も超えている

ことです。

「過去のレンジ」は未来の上限ではなかった

これは8年前の自分に教えてあげたいことの一つです。

過去30年間のチャートを見て、

「だいたい60円から105円」

というレンジを確認すること自体は悪くありません。

相場の感覚を持つための参考にはなります。

でも、

過去のレンジが、そのまま未来の上限・下限になるわけではありません。

実際、2026年には112円まで上昇しています。

8年間投資を続けてきた今は、

「昔ここまでしか上がらなかったから、今後もここまで」

という考え方はかなり危険だと思っています。

2018年の私は「人口」で豪ドル高を予想した

では、なぜ当時の私は長期的な豪ドル高を予想したのでしょうか。

一つ目の理由は、

人口動態

でした。

日本は人口が減っていく。

一方、オーストラリアは移民などによって人口が増えていく。

人口が増える国の方が、長期的には経済が成長しやすい。

そう考え、

「日本よりオーストラリアの方が相対的に国力が高まり、円安・豪ドル高になるのではないか」

と予想していました。

今考えると「人口が増える=通貨高」は単純すぎた

51歳になった今、この考え方をどう見るか。

人口や経済成長力が、長期的な国の力を考える上で重要なのは今でも同意します。

ただ、

人口が増える国の通貨が、そのまま強くなる

と考えるのは単純すぎました。

為替には、

  • 金利差
  • 中央銀行の金融政策
  • インフレ率
  • 貿易収支
  • 資源価格
  • 景気
  • 世界的なリスク回避
  • 投資マネーの移動

など、多くの要因が同時に影響します。

国の成長力は重要ですが、

「国力=為替」ではありません。

もう一つの理由は「オーストラリアは資源国」だった

2018年の私は、もう一つ豪ドル高を予想した理由として、

オーストラリアが資源国であること

を挙げていました。

オーストラリアには、

  • 鉄鉱石
  • 石炭
  • 天然ガス
  • 金
  • ウラン
  • ボーキサイト

など、多くの天然資源があります。

世界経済が成長すれば資源需要が増える。

資源価格が上がれば、資源国オーストラリアにもプラス。

その結果、豪ドルにもプラスに働くのではないか。

当時はそのように考えていました。

資源国通貨という考え方は今でも参考になる

この部分については、今でも一定の意味があると思っています。

豪ドルが景気や資源価格の影響を受けやすい通貨であることは、投資を考える上で重要です。

世界経済が強く、資源需要が高まる局面では豪ドルが買われやすくなることがあります。

反対に、景気後退や世界的なリスク回避局面では売られやすくなることもあります。

ただし、これも、

「資源価格が上がれば必ず豪ドルも上がる」

という単純な話ではありません。

2018年には「大不況なら60円台もある」と書いていた

当時の記事では、豪ドル高だけを考えていたわけではありません。

私は、

「20年間もあれば大きな景気後退は起きる。その時には60円台も十分あり得る」

とも書いていました。

そして、その約1年半後。

2020年に新型コロナによる世界的な市場混乱が起きました。

豪ドル円も大きく下落しました。

その後、世界経済や株式市場の回復とともに豪ドル円も反発していきます。

景気は一直線ではない|この考えは8年後も変わらない

2018年の記事で使っていた景気循環の資料がこちらです。

2018年当時に確認した景気循環の資料

当時の私は、

「景気は拡張と後退を繰り返す」

という点をかなり重視していました。

この考えは今も変わりません。

株価も為替も、一直線には動きません。

長期的に上昇すると考えている資産でも、途中で大きく下落することがあります。

だからこそ私は、

予想通りの方向に一直線に進むことを前提に資産運用をしない

ようになりました。

では2018年の予想は当たったのか?

ここで答え合わせです。

2018年。

豪ドル円は約80円。

私は長期では、

円安・豪ドル高

を予想しました。

2026年。

豪ドル円は約112円。

結果だけを見るなら、

予想した方向には動きました。

約8年間で豪ドルは円に対して約40%上昇しています。

でも「予想が当たった」と自慢する気にはならない

ただ、私は、

「ほら、2018年の俺の予想は正しかった!」

と自慢する気にはなりません。

なぜなら、当時考えた理由だけでこの8年間の為替を説明できるわけではないからです。

人口。

資源。

景気循環。

それだけで豪ドル円が80円から112円になったわけではありません。

この8年間には、日本とオーストラリアの金融政策や金利、世界経済、インフレなど多くの変化がありました。

つまり、

方向が合ったことと、予測モデルが正しかったことは別です。

これは投資を長く続けてきて、かなり重要だと感じるようになりました。

たまたま当たった予想を「実力」と勘違いする方が怖い

投資では、予想が当たることがあります。

株価が上がる。

為替が円安になる。

暴落が来る。

一度予想が当たると、

「自分には相場が分かる」

と思いたくなります。

でも、これが危険です。

2018年の豪ドル円予想も、方向としては当たっています。

それでも私は、

次の8年間の豪ドル円を正確に予想できる自信はありません。

2021年にも豪ドル円を再び予想した

実は私は2021年にも、豪ドル円について記事を書いています。

その時の豪ドル円は約85円。

そして、その記事でも長期的には円安・豪ドル高という考えを維持していました。

その記事についても、2026年に5年後の答え合わせをしています。

【5年後検証】豪ドル円はどうなった?2021年の予想を答え合わせ|38,000豪ドル外貨保険の現在

2018年と2026年で一番変わったのは「為替との付き合い方」

2018年の私は、

「20年後の豪ドル円はいくらになるのか」

をかなり真剣に当てようとしていました。

51歳になった2026年の私は、少し違います。

もちろん今でも、円やドル、豪ドルの将来について考えます。

でも、

為替を当てることを資産運用の前提にはしない

ようになりました。

今は豪ドルだけでなく4つの外貨を持っている

現在、私が主に保有している外貨は、

  • 米ドル
  • 豪ドル
  • 中国元
  • スイスフラン

です。

米ドルは米国株・ETF・インデックスを中心とした資産成長の主力。

豪ドルは昔から持っている外貨建て保険。

中国元は海外生活の中で保有している預金。

スイスフランは安全側の分散として最近増やしている通貨。

それぞれ役割が違います。

今は「円安を当てる」より「円だけに賭けない」

現在の私が外貨を持つ理由は、為替で儲けることではありません。

一番大きいのは、

日本円だけに資産を集中させないこと。

です。

そして同時に、

米ドルだけにも集中しすぎない。

そのため、豪ドルやスイスフランなど他の通貨も少しずつ持つようになりました。

現在の通貨分散については、こちらの記事で詳しく公開しています。

【51歳・資産2.2億円】円だけでは不安|米ドル・豪ドル・中国元・スイスフランに通貨分散する理由

38,000豪ドルの保険は現在も保有中

そして、この記事を書くきっかけになった38,000豪ドルの外貨建て生命保険。

これは2026年現在もそのまま保有しています。

2017年頃に38,000豪ドルを一括で投入し、その後追加投資も一部解約もしていません。

9年後の現在、実際にいくらになっているのかについてはこちらの記事で詳しく検証しています。

【実体験】外貨建て生命保険に38,000豪ドルを一括投資した結果|9年後の2026年に検証

為替は「商品そのものの成績」と分けて考える

外貨建て資産を長く保有して感じたことがあります。

それは、

商品自体の運用成績と、為替による利益・損失を分けて考える必要がある

ということです。

豪ドルが円に対して40%上昇したからといって、外貨建て保険そのものが40%儲かったわけではありません。

逆に、商品自体の成績が良くても、円高になれば日本円換算額は減ることがあります。

外貨資産には、

「投資対象そのもの」と「為替」

という二つの値動きがあります。

これは、実際に長期間保有して初めて強く実感しました。

8年前の自分に伝えるなら「予想はしていい。でも賭けすぎるな」

もし2018年の43歳の自分と話せるなら、こう言いたいです。

豪ドル円について考えること自体は悪くない。

人口を見るのも、資源を見るのも、景気を見るのもいい。

でも、

一つの予想を信じすぎてはいけない。

為替は、自分が考えた理由とは全く違う理由でも動きます。

そして予想が当たった時ほど、次も当たると思わない方がいい。

私の現在の投資哲学につながった

私は最近、資産運用全体について、

「予想を当てるより、予想が外れても生き残れる」

ことを重視しています。

これは今回の豪ドル円にもそのまま当てはまります。

円安になると思う。

でも円高になっても困らないように日本円を持つ。

米ドルを中心にする。

でも米ドルだけにはしない。

豪ドルも持つ。

スイスフランも持つ。

金や銀も持つ。

一つの未来に賭けない。

今の私は、こちらの方を大切にしています。

まとめ|2018年の豪ドル円予想を8年後に答え合わせ

2018年10月。

豪ドル円は約80円でした。

当時の私は、

  • 日本の人口減少
  • オーストラリアの人口増加
  • オーストラリアが資源国であること
  • 長期では世界経済が成長していくこと

などを理由に、

長期では円安・豪ドル高になる可能性が高い

と予想しました。

2026年9月現在、豪ドル円は約112円。

約8年間で約40%の豪ドル高・円安になっています。

結果だけを見れば、

方向としては予想が当たりました。

しかし8年後の今は、

「人口が増えるから豪ドル高」

「資源国だから豪ドル高」

といった単純な説明で為替を予測できるとは思っていません。

そして、過去の60円〜105円というレンジすら、未来の上限ではありませんでした。

今回の答え合わせで一番大きな学びは、

予想が当たったことではありません。

むしろ、

予想が当たったとしても、それを次の予想への自信に変えすぎないこと。

だと思っています。

2018年の私は「豪ドル円を当てたい」と考えていました。

51歳の私は、

「為替を当てるより、為替がどちらへ動いても困らない資産を作りたい」

と考えています。

8年間で変わったのは豪ドル円だけではなく、私自身の為替との付き合い方だったのかもしれません。

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