【8年後検証】アライドテレシスを213円で買って+5.7万円|「世界初」IRとイナゴタワー予想の答え

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こんにちは、nobu2394.comです。

この記事を最初に書いたのは2018年4月4日。

当時43歳だった私は、日本の低位株や材料株をかなり頻繁に売買していました。

その中で何度も注目していた銘柄の一つが、

アライドテレシスホールディングス(6835)

です。

2018年当時のアライドテレシスは、60円台だった株価が短期間で200円台まで急騰。

私はその値動きを見ながら何度もブログに書いていました。

そして2018年4月3日。

会社から「世界初」とうたう技術に関するIRが出ました。

翌朝の記事で、当時の私はこんなことを書いています。

「本当に価値のあるものなら、上げ下げを繰り返しながら長期で株価は上昇する」

一方で、

「単なる思惑なら、イナゴタワーを作ったあと元値近くまで戻るのではないか」

とも予想していました。

あれから8年以上。

51歳になった2026年の今、証券会社の全取引履歴まで掘り起こし、当時の予想を答え合わせしてみます。

※この記事は私自身の過去の投資経験を振り返るもので、特定銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。

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実は2018年3月、アライドテレシスを買っていた

過去の全取引履歴を確認すると、アライドテレシスの売買は4件残っていました。

約定日 売買 株数 単価
2018/3/23 買付 3,000株 216円
2018/3/26 売却 3,000株 217円
2018/3/26 買付 3,000株 213円
2018/4/3 売却 3,000株 232円

最初の売買はほぼトントン。

216円で3,000株買い、217円で売却しました。

受渡金額の差は、

+1,598円。

そして同じ3月26日に、今度は213円で3,000株を買い直しています。

213円で買った3,000株を232円で売却

2回目の取引はうまくいきました。

  • 買付:3,000株 × 213円
  • 買付受渡金額:639,690円
  • 売却:3,000株 × 232円
  • 売却受渡金額:695,249円
  • 差額:+55,559円

アライドテレシスの全売買を合計すると、

+57,157円

でした。

当時の記事に書いていた、

「昨日プラス5万で利確してしまった」

という記憶は、取引履歴とほぼ一致しています。

ところが売った直後に「世界初」のIR

問題はタイミングです。

私が232円で売ったのは2018年4月3日。

その直後、アライドテレシスから新しい技術に関するIRが出ました。

当時の私は内容を完全に理解できていたわけではありません。

元記事にも、

「正直、難しくてよくわからない」

と書いています。

それでも「世界初」「ネットワーク」「セキュリティー」といった言葉を見て、

「これは株価が上がるのでは?」

と期待しました。

「昨日売ってしまった。バカ。悔しい」

そして翌朝。

すでに株を持っていなかった私は、かなり悔しがっています。

「実は昨日プラス5万で利確してしまった……バカ……悔しい」

今読むと、当時の感情がそのまま残っています。

株を売った直後に好材料が出る。

短期売買をやっていると、こういうことはあります。

当時の私は、

「売らなければもっと儲かった」

という気持ちになっていたのでしょう。

ところが、その日の株価はほぼ「行ってこい」

しかし、面白いのはここからです。

4月4日の朝は株価上昇を期待していたのですが、夜に記事を追記した私は、

「結果としては、ほぼ行ってこいの形になりました」

と書いています。

そして、

「今のところ昨日利確して、それなりに正解だった」

と。

朝は売ったことを後悔。

夜には「売って正解だったかも」と考える。

短期売買をしていた頃の自分らしい一日です。

当時の私は「イナゴタワー」になる可能性も考えていた

元記事で、今読み返して特に面白いのがこの予想です。

IRが本当に企業価値を高めるなら、長期的に株価は上昇する。

でも単なる思惑だけなら、

「イナゴタワーを作ったあと元値近くへ戻る」

のではないか。

では実際どうなったのでしょうか。

2018年の株価は286円まで上がった後、87円で終了

2018年のアライドテレシス株は非常に激しく動きました。

  • 2018年安値:62円
  • 2018年高値:286円
  • 2018年末終値:87円

高値では286円まで上昇。

しかし年末には87円まで戻っています。

少なくとも2018年だけを見れば、

「材料で急騰しても、その後かなり元の水準へ戻るかもしれない」

という当時の予想は、かなり近かったように思います。

でも8年間で見ると、話はそこで終わらなかった

ところが長期チャートを見ると、もう少し面白い結果になります。

2019年末は83円。

2020年末93円。

2021年末95円。

2024年末でも104円。

長い間、100円前後で推移していました。

ところが2025年。

株価は104円から257円へ上昇。

年間では約147%上昇しました。

そして2026年2月には一時381円まで上昇。

2026年9月25日の終値は、

270円

です。

もし213円の3,000株を2026年まで持っていたら?

では、2018年3月26日に213円で買った3,000株を売らずに持っていたらどうなっていたでしょうか。

2018年買付:213円 × 3,000株

2026年9月25日:270円 × 3,000株

株価だけの単純比較では、

639,000円 → 810,000円。

約17万円の値上がりです。

213円から270円なので、約27%上昇。

8年半という期間を考えると、ものすごいリターンというほどではありません。

途中には株価が100円を大きく下回る時期も長くありました。

だから、

「売らずに8年間持っていれば大成功だった」

と単純に言えるケースでもありません。

※配当、税金、手数料を考慮しない単純な株価比較です。

2018年に注目した「ネットワークセキュリティー」はどうなった?

株価以上に興味深いのが、会社の事業です。

2018年の記事で私は、ネットワークセキュリティーに注目していました。

さらに、将来自動運転が普及すれば、車もハッキングされないネットワークが必要になる。

アライドテレシスの技術が自動運転分野などへ広がれば、大きく成長する可能性もあるのではないか。

そんな予想までしていました。

2026年現在、私が予想していた「自動運転関連企業」になったわけではありません。

ここは当時の想像通りではありませんでした。

一方で、

ネットワークとサイバーセキュリティーの重要性が大きくなっていく

という方向そのものは間違っていなかったと思います。

現在のアライドテレシスグループは、

  • IT Infrastructure
  • IT Service Consulting
  • Cyber Security

を主要事業として掲げています。

ランサムウェア対策、脆弱性診断、感染端末の検出・制御など、セキュリティーは現在も明確な事業の柱です。

会社の規模も2018年当時より大きくなった

2025年12月期の連結売上高は約499.5億円。

営業利益は約42.3億円でした。

会社が公表している2026年12月期予想は、

  • 売上高:520億円
  • 営業利益:36億円
  • 経常利益:33億円
  • 純利益:29億円

となっています。

2026年上期の経常利益も前年同期比で約47%増加しています。

少なくとも、2018年に単なる思惑だけで終わった会社というわけではありませんでした。

当時の予想は「半分当たり、半分違った」

8年後から見ると、2018年の自分の予想は面白い結果になりました。

「材料だけならイナゴタワーになって元へ戻る」

これは2018年の値動きだけを見れば、かなり近かった。

一方で、

「ネットワークセキュリティーは将来重要になる」

という考えも、2026年現在の社会や会社の事業を見ると大きく外れてはいません。

ただし、私が想像していたような自動運転銘柄になったわけではありません。

未来のテーマを大まかに当てることと、

「どの会社が、そのテーマでどれだけ利益を伸ばすか」

を当てることは別なんですよね。

当時の記事に、今でも共感する一文があった

今回、元記事を読み返していて、51歳の今でも共感する部分がありました。

当時の私は、

「自分の心地いい保有期間というものがある」

と書いています。

そして、

「心地いい=長続きする」

と。

投資方法は8年間で大きく変わりました。

43歳の頃は、数日から数週間で売買する個別株中心。

51歳の現在は、VTIなどのインデックス投資が資産形成の主役です。

でも、

「自分が無理なく長く続けられる投資をする」

という考え方は、意外と変わっていません。

2026年の今、アライドテレシスを買うか?

現在の私は、資産形成の中心としてアライドテレシスのような日本の個別株を買うことは考えていません。

会社が悪いという意味ではありません。

むしろ今回8年後に調べ直して、会社が成長していることには驚きました。

ただ、今の自分は、

一社の技術やIRを読んで将来を予想することより、市場全体の成長を取り込むこと

を重視しています。

43歳の頃とは、投資の目的も資産額も変わりました。

関連記事|2018年の短期売買を8年後に検証

当時の私は、アライドテレシスだけでなく多くの低位株・材料株を売買していました。

→ 【8年後検証】2018年3月に47回売買して8万5,853円負けた|43歳の短期売買を51歳で振り返る

実際に35万円以上勝った新都HDの全売買はこちらです。

→ 【8年後検証】新都HD売買で+35万円|買付累計2.5万株、材料株に夢中だった43歳

まとめ|「世界初」のIRを見ていた43歳の自分へ

アライドテレシスの全取引履歴を確認すると、

  • 売買記録:4件
  • 買付累計:6,000株
  • 売却累計:6,000株
  • 受渡金額差:+57,157円
  • 最終保有:0株

でした。

特に2018年3月26日に213円で買った3,000株を、4月3日に232円で売却した取引で約5万6,000円の利益。

その直後に「世界初」というIRが出て、翌朝の私は売ったことをかなり後悔しています。

しかし株価はその日のうちにほぼ行ってこい。

2018年末には87円まで下落しました。

短期的には、当時予想した「イナゴタワー」に近い値動きでした。

ただ、話はそこで終わりません。

会社はネットワーク・セキュリティー事業を続け、事業規模を拡大。

2025年には株価が大きく上昇し、2026年9月25日の終値は270円です。

8年前の予想は全部正解でも、全部間違いでもありませんでした。

そして今振り返って一番残ったのは、株価予想ではなく、当時自分で書いていた、

「自分にとって心地いい投資は長続きする」

という考えです。

その「心地いい投資」の形が、43歳の短期売買から、51歳のインデックス投資へ変わった。

アライドテレシスの8年後検証は、そんな自分自身の変化まで見える記事になりました。

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