【8年後検証】Amazonが25%急落した2018年10月|個別株を続けて分かったこと

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個別株・高配当株
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こんにちは、nobu2394.comです。

この記事を最初に書いたのは、2018年11月2日でした。

当時の私は、Amazon、ムーディーズ、AT&Tなどの米国個別株を保有していて、毎月その運用成績をこのブログで公開していました。

その1か月前までは絶好調でした。

日本円で700万円からスタートした米国株資産は850万円を超え、正直かなり浮かれていました。

ところが、その直後。

2018年10月の世界的な株安で、評価額はわずか1か月で約100万円減りました。

中でも大きかったのがAmazonです。

当時2,000ドルを超えていたAmazon株は、約1か月で25%ほど下落。

私はAmazonを10株持っていたため、含み益が日本円で約50万円吹き飛びました。

2018年の記事には、

「常にハラハラドキドキしていました。って言うか、今でもドキドキしています」

と書いています。

51歳になった2026年の今から見ると、その後には2020年のコロナショックなど、もっと大きな下落も経験しました。

今振り返れば、2018年10月の下落は私の投資人生の中ではそれほど大きな暴落ではなかったとも思います。

でも、その時の自分にとっては十分に怖かった。

しかもAmazonという1社の個別株にかなり頼ったポートフォリオだったので、インデックス投資とは違う怖さもありました。

この記事で8年後に答え合わせすること

  • 2018年10月、Amazonが約25%下落した時に私は何を考えていたのか
  • Amazonとムーディーズはその後どうなったのか
  • 「良い会社なら下落しても持っていれば大丈夫」は本当なのか
  • なぜ私は個別株中心からインデックス中心へ変わったのか
  • それでも個別株を完全にはやめていない理由
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850万円を超えていた評価額が1か月で約100万円減った

まず、2018年11月2日の元記事に掲載していた実際の運用画面を残しておきます。

2018年10月の米国株運用成績と評価額
2018年11月2日の元記事に掲載していた実際の米国株評価額。当時の一次記録です。

前月は850万円を超えていた評価額が、たった1か月で約100万円減りました。

これが株です。

もちろん100万円すべてが確定損になったわけではありません。

それでも、自分の資産額が短期間で大きく減っていく画面を毎日見るのは、気持ちのいいものではありません。

そして、この下落の主原因がAmazonでした。

2018年10月、Amazonは2,000ドル超から約25%急落した

当時の私の米国株ポートフォリオで、最も大きな存在だったのがAmazonでした。

2018年の夏、Amazonは勢いよく上昇し、ついに2,000ドルを突破しました。

私は平均1,000ドル前後で10株保有していたので、大きな含み益が出ていました。

ところが10月に入ると状況が一変します。

元記事に掲載していた当時のAmazonチャートがこちらです。

2018年10月に急落したAmazon株の当時のチャート
2018年11月2日の元記事に掲載したAmazonのチャート。2,000ドル超から短期間で大きく下落していました。

2,000ドルを超えていたAmazon株は、わずか1か月ほどで約25%下落しました。

私はAmazonを10株保有していたので、25%の下落によって日本円で約50万円分の含み益が吹き飛びました。

当時の記事では、

「これまで市場をけん引してきたハイテク銘柄は、ここらで一旦のお役目を終えたのではないか」

という趣旨のことまで書いています。

今読むとなかなか大胆な予想です。

結果的には、少なくともAmazonについてこの予想は外れました。

Amazonはその後も巨大企業として成長を続けました。

ただし重要なのは、

2018年10月の時点では、その未来は誰にも分からなかった

ということです。

8年後からチャートを振り返れば、

「こんなところで怖がる必要はなかった」

と思えます。

でも実際に自分のお金が毎日減っている最中に、同じことを考えられるかというと、そう簡単ではありません。

※Amazonは2022年6月に20対1の株式分割を実施しています。上の画像や2018年当時の記事中の株価は分割前の価格です。

それでも当時、Amazonを売るつもりはなかった

8年前のことなので、当時の細かい感情までは正直かなり忘れています。

その後にコロナショックなど、もっと大きな下落も経験しました。

ただ、当時の記事を読み返せば、かなりヒヤヒヤしていたことはよく分かります。

それでも私はAmazonを狼狽売りするつもりはありませんでした。

当時の感覚を今の言葉にすると、

「アメリカ株なんだから、何とか握り続けよう」

という気持ちだったと思います。

ただし、これはVTIやS&P500ではありません。

Amazonという1社の個別株です。

そこにはやはり怖さがありました。

市場全体が回復しても、その会社が再び成長できる保証はありません。

当時のポートフォリオはAmazonへの依存度がかなり高かった

元記事には、Amazonだけでなく、当時保有していた個別銘柄の状況も掲載していました。

2018年10月当時のAmazon ムーディーズ AT&Tなど米国個別株の保有状況
2018年11月2日の元記事に掲載していた個別銘柄の保有状況。Amazonの含み益が大きい一方、ムーディーズやAT&Tでは含み損を抱えていました。

この頃の私は、今よりはるかに個別株色の強い運用をしていました。

Amazon。

ムーディーズ。

AT&T。

それぞれ目的も考え方も違いました。

AT&Tは高配当狙いで長期保有するつもりでした。

その後AT&Tは売却しています。

キャピタルゲインだけを見ればかなり厳しい投資でしたが、長期間受け取った配当まで含めれば、私の記憶では最終的にはおおむねトントン程度で終わっています。

一方、Amazonやムーディーズは、高配当株とはかなり性格が違います。

今回の記事では、この2社を中心に振り返ります。

私はその後Amazonを売却した

私はAmazonを永久保有したわけではありません。

2019年7月、保有していたAmazon株10株を1株1,940ドルですべて売却しました。

平均取得単価は約986ドル。

税引前では日本円で約100万円の利益でした。

だから今回の記事は、

「2018年の暴落を耐えて、その後ずっとAmazonを持ち続けて大成功した」

という話ではありません。

Amazonを売った最大の理由も、Amazonという会社の将来性を見限ったからではありませんでした。

当時、日本株の信用取引で抱えていた損失とAmazonの利益を相殺したいと考えたことが大きな理由でした。

Amazon売却については別の記事で、2026年から詳しく答え合わせしています。

→ 【実体験】Amazon株を1940ドルで売却した結果|7年後の2026年に投資判断を検証

Amazonについて今振り返って思うのは、

「あの時売らなかった自分が優秀だった」というより、Amazonがその後も成長できた企業だった

ということです。

ここを一般化してしまうと、個別株では危険だと思っています。

ムーディーズも大きく下落していた

2018年10月に苦しんでいたのはAmazonだけではありません。

ムーディーズ(Moody’s Corporation/MCO)も大きく下落していました。

元記事に載せていたチャートがこちらです。

2018年10月当時のムーディーズ株価チャート
2018年11月2日に掲載したムーディーズの当時のチャート。長い上昇相場の後に大きく下落していました。

当時の私は、ムーディーズを基本的に短期売買する銘柄として扱っていました。

ところが株価が下がり、含み損が大きくなったことで、元記事では長期保有へ切り替えると書いています。

それから8年。

私はムーディーズを一度買ったら永久保有する、という投資をしてきたわけではありません。

何度も売ったり買ったりしています。

そして2026年現在も保有しています。

現在の正確な株数や評価額は、今すぐ証券口座を確認できないため、ここでは無理に数字を書きません。

ただ、今の私にとってムーディーズの位置づけはかなり明確です。

資産形成の主力ではなく、株を売ったり買ったりする面白さを残しておくための「投資のたしなみ枠」

です。

下がったら買う。

上がったら売る。

企業を見る。

株価を見る。

自分なりに売買のタイミングを考える。

インデックス投資では少なくなった「株をやっている感覚」を楽しむために、今も残しています。

ムーディーズとの8年間についてはこちらの記事で詳しく振り返っています。

→ 【8年後検証】ムーディーズ株を売ったり買ったり8年|インデックス投資中心でも個別株を残す理由

2018年11月2日を100としてAmazon、Moody’s、VTIの株価推移を2026年まで比較したグラフ

2018年11月2日を100として、Amazon、Moody’s、VTIが2026年までにどのように推移したかを比較。

でも「良い成長株なら持ち続ければ助かる」とは限らない

ここまでAmazonとムーディーズだけを見ると、

「結局、良い会社なら下がっても持っていればいいのでは?」

と思うかもしれません。

私は今は、そんなに単純ではないと思っています。

Amazonは結果的に巨大企業として成長しました。

ムーディーズも強い企業でした。

でも、これは勝ち残った企業を2026年から振り返っているという面があります。

個別株の難しさを考える例として、Snap(SNAP)を見ると分かりやすいと思います。

私はSnap株を保有していたわけではありません。

ここではあくまで、当時大きな期待を集めた米国の成長企業の比較例として取り上げます。

大きな期待を集めたSnapは、その後どうなったのか

Snapchatを運営するSnapは2017年に上場しました。

IPO価格は17ドル。

IPO時点の企業価値は約240億ドルで、当時のReutersは、米国テック企業のIPOとしてFacebook以来の高い評価額だったと報じています。

IPOへの申し込みも非常に強く、公開初日の終値は24.48ドル。

若い世代に人気のSNSを持つ成長企業として、大きな期待を集めていました。

ところが株価は順調には進みませんでした。

2018年のSnap株は年間で約63%下落しています。

その後は再び大きく上昇し、2021年9月24日には終値83.11ドルまで上がりました。

ここだけを見ると、

「やっぱり成長株は暴落しても持っていれば助かる」

と思いたくなります。

しかし、その後さらに大きな下落が待っていました。

2026年10月2日のSnap終値は5.58ドル。

2021年の83.11ドルから見ると、約93%低い水準です。

これが個別株の怖さだと思います。

一度大きく下落する。

そこから大復活する。

そして、その後また大きく下落する。

そんなことも実際に起きます。

「昔すごく成長した会社」=「これからも株価が上がり続ける会社」ではありません。

Snapの2017年IPOから2026年までの株価推移と2021年の最高値83.11ドルを示したグラフ

Snapは2017年のIPO後、2021年に83.11ドルまで上昇したが、その後大きく下落し、2026年には5ドル台まで低下した。

Amazonだったから助かっただけかもしれない

2018年10月の自分に、2026年の自分から一つ言うなら、

「Amazonを売らずに我慢したから正解だった、と単純に考えない方がいい」

と言います。

Amazonがその後も成長できたから、結果的に株価も大きく伸びました。

でも、2018年時点でAmazonの未来を100%予測できたわけではありません。

Amazonではなく、別の成長株を同じように信じていたら、結果は大きく違っていた可能性があります。

だから私は今、

個別株の最大の難しさは「下落に耐えること」だけではない

と思っています。

本当に難しいのは、

その企業が10年後も勝ち組であり続けるのかを判断すること。

こちらです。

だから現在の資産形成はインデックス中心になった

2018年当時の私は、今よりずっと個別株の売買をしていました。

Amazon。

ムーディーズ。

AT&T。

その他にもいろいろな個別株を見ていました。

それから8年。

今の私は、資産形成の中心をインデックス投資へ移しています。

理由は単純です。

10年後の勝ち組企業を、自分で当て続ける必要がないからです。

もちろんインデックスでも大きく下落します。

元本保証でもありません。

米国株全体や世界株全体が長期間低迷する可能性もあります。

それでも、幅広く分散されたインデックスなら、1社の経営悪化や競争敗北が資産全体に与える影響を小さくできます。

ある会社が衰退する一方で、新しい成長企業が指数の中で存在感を高めていくこともあります。

私自身が、

「Amazonの次はどこだ?」

と毎回当てる必要はありません。

この差は、長期間資産形成を続けるうえで非常に大きいと感じています。

個別株は否定しない。ただし「サテライト」でいい

ここまで書くと、

「個別株はやらない方がいい」

と言っているように見えるかもしれません。

私はそうは思っていません。

私自身、今もムーディーズを保有して、売ったり買ったりしています。

企業を調べるのも面白い。

株価を見ながら売買タイミングを考えるのも面白い。

自分の予想通りに株価が動けば嬉しい。

株式投資そのものを楽しむという意味では、個別株にはインデックスにはない面白さがあります。

だから私は個別株を完全にやめるつもりはありません。

ただし、現在の考え方はかなり明確です。

2026年現在の私の個別株ルール

  • 資産形成の主力にはしない
  • インデックスをコアにする
  • 個別株はサテライトとして楽しむ
  • 1銘柄が大きく下落しても生活や資産形成に影響しない金額にする
  • 極端に言えば、その個別株がゼロ円になっても後悔しない範囲にする
  • 個別株を信用取引で大きく持たない

特に、

「ゼロ円になっても後悔しない金額」

という考え方は大切だと思っています。

個別企業である以上、どれだけ優良企業に見えても何が起こるかは分かりません。

だから、もし個別株をやるなら、

当たれば楽しい。でも外れても人生は変わらない。

それくらいの割合で十分ではないでしょうか。

私がインデックス投資を主力にしながら、個別株を少しだけ残している理由はこちらの記事でも詳しく書いています。

→ 【51歳・資産2.2億円】個別株は何%まで?インデックスを主力にしても「投資を楽しむ枠」を残す理由

2018年10月の自分に今ならこう言う

2018年10月。

Amazonが約25%下落し、米国株の評価額が一気に減った私はかなりヒヤヒヤしていました。

当時は、

「ハイテク株の時代は終わるのではないか」

とまで考えていました。

その予想は、少なくともAmazonについては外れました。

でも8年後の今、私は、

「だからAmazonのような個別株を見つけて持ち続ければいい」

とは考えていません。

むしろ逆です。

Amazonのような企業を事前に見つけること。

暴落しても企業の成長力を信じること。

本当に成長が止まった時には、それを認めること。

売るべき時と持ち続ける時を判断すること。

個別株には、こうした難しさがずっとついて回ります。

だったら資産形成の中心部分については、

市場全体へ投資してしまった方が、自分には合っている。

これが51歳になった今の答えです。

まとめ|資産形成はインデックス、個別株は「たしなみ枠」でいい

2018年10月の米国株下落から8年。

当時の記事を読み返して、一番感じるのは、

暴落の最中と、8年後から見る景色は全く違う

ということです。

Amazonの25%下落も、今なら長期チャートの途中にある一つの下落に見えます。

でも、その時には未来は分かりません。

Amazonのように成長し続ける会社もあります。

一方でSnapのように大きな期待を集め、一度大復活しても、その後再び大きく下落する会社もあります。

だから、現在の私の結論はシンプルです。

資産形成の中心はインデックスでいい。

個別株をやりたいなら、サテライトで楽しめばいい。

最悪ゼロになっても、人生に影響しない範囲にしておく。

個別株を否定するつもりはありません。

私自身、これからもムーディーズを売ったり買ったりすると思います。

ただ、それはもう資産形成の主役ではありません。

2018年にAmazonの急落でハラハラしていた自分と、2026年の自分。

8年間投資を続けた結果、

「個別株で勝ち株を当て続ける」から、「インデックスを主力にして、個別株は楽しむ」へ。

私の投資スタイルは、こんなふうに変わりました。


参考データ

※株価は過去の実績であり、将来の値動きを示すものではありません。本記事は筆者自身の投資経験と考え方を記録したもので、Amazon、ムーディーズ、Snapその他の個別株、インデックスファンド等の購入・売却を推奨するものではありません。

※この記事は2018年11月2日に公開した「ついにムーディーズを長期保有に切り替えた!AmazonとAT&Tの近況も報告!2018年10月運用成績(米国株)」を、2026年10月に当時の記録と8年間の投資経験をもとに全面的にリライトしたものです。

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