この記事を最初に書いたのは2021年6月です。
当時、私が注目していた米国株の一つが「ROKU(ロク)」でした。
ROKUは、テレビでインターネット動画を楽しむためのストリーミング端末やプラットフォームを展開するアメリカ企業です。
2021年当時のROKU株は非常に勢いがあり、株価は一時400ドルを超えるところまで上昇していました。
ところが、それから約5年。
正直に言うと、2026年の私はROKUについて「株価も大きく下がり、もうあまり注目されていない会社になったのでは?」という印象を持っていました。
そこで今回、5年前にROKUの記事を書いた本人として、2026年現在のROKUがどうなっているのかを改めて調べてみることにしました。
調べてみると、これがなかなか面白い。
株価は2021年の高値から大きく下落していますが、ROKUという会社そのものは決して「終わった会社」ではありませんでした。
さらに、2021年の記事を書いた当時に私が気になっていた「広告ビジネス」が、その後ROKUの重要な事業へ成長していることも分かりました。
この記事では、ROKUとはそもそもどんな会社なのか、私が実際にアメリカで生活して感じたテレビ事情も交えながら、2021年から2026年までの変化を振り返ってみたいと思います。
※この記事は2021年に公開した記事を2026年8月時点の情報をもとに大幅に更新したものです。
ROKUとは?どんな会社なのか
ROKU(ロク)は、アメリカのストリーミングTVプラットフォームを展開する会社です。
日本ではAmazonの「Fire TV Stick」の方がなじみがあると思います。ROKUももともとは、テレビに接続してNetflixやYouTubeなどの動画配信サービスを見るためのストリーミング端末「Roku Player」で知られるようになりました。
私がこの記事を書いた2021年当時も、私自身「ROKU=ストリーミング端末を販売している会社」というイメージを強く持っていました。
しかし、2026年現在のROKUを見ると、単なる端末メーカーとして考えるだけでは、この会社の実態を捉えにくくなっています。
ROKUはストリーミング端末だけでなく、テレビ向けOS「Roku OS」、ROKUを搭載したテレビ、無料の広告付きストリーミングサービス「The Roku Channel」などを展開しています。
そして非常に重要なのが、ROKUの収益の中心が端末そのものの販売だけではないという点です。
現在は、広告やサブスクリプションなどから得られる収益がROKUの中心になっています。
つまり、2021年当時の私がイメージしていた
「ROKU=テレビにつなぐ機械を売る会社」
という理解から、
「テレビを入り口として、視聴者・動画サービス・広告主をつなぐプラットフォームを運営する会社」
と考えた方が、2026年現在のROKUを理解しやすいと思います。
実はこの変化を見ていくと、私が2021年の記事で気になっていた「広告」というキーワードが、かなり重要だったことが分かってきます。
その話は後ほど詳しく見ていきます。

私がアメリカで実感した「ケーブルテレビ文化」
ROKUがなぜアメリカで成長したのかを考えるには、アメリカのテレビ事情を知っておくと分かりやすいと思います。
実は私は、2010年から2015年までの5年間、仕事の関係でアメリカのミシガン州に住んでいました。
当時、現地で生活を始めてテレビを見る環境を整えようとしたとき、日本との違いをかなり感じたことを覚えています。
私が契約したのはComcastという会社でした。
インターネット回線と一緒にケーブルテレビを契約し、たくさんのチャンネルを見るというスタイルです。当時の私にとっては「アメリカではテレビを見るためにこういう契約をするんだな」というのが新鮮でした。
2010年当時、Comcastを契約すると業者のお兄さんが家まで来て、インターネットやテレビを使えるように工事をしてくれました。
そのとき、ガタイのいいお兄さんが私の家を見て、
「Nice house!!」
と言ってくれたことを、なぜか今でも覚えています(笑)。
やっぱりこのへんの軽い感じはアメリカ。私は好きです。
話を戻します。
当時のアメリカでは、インターネット回線とケーブルテレビをセットで契約し、毎月料金を払って多数のチャンネルを見るというスタイルが一般的でした。
私自身もそのような契約をしていましたし、月額料金も100ドルを超えていた記憶があります。
ところが、その後アメリカのテレビの見方は大きく変わっていきます。
その変化の中心にあったのが、Netflixなどの動画配信サービス、そしてそれらをテレビで簡単に利用できるようにしたROKUなどのストリーミングプラットフォームでした。
ケーブルテレビからストリーミングへ
その後、アメリカではケーブルテレビからストリーミングへ移行する人が増えていきました。
いわゆる「コードカッティング(cord-cutting)」と呼ばれる流れです。
ケーブルテレビを解約しても、NetflixやYouTubeなどを見るためにはインターネット回線は必要です。
私がアメリカに住んでいた頃のComcastを例にすれば、ケーブルテレビとのセット契約からテレビ部分を外し、インターネット回線を残してストリーミングサービスを利用する、というイメージです。
そして、この変化と非常に相性が良かったのがROKUでした。
テレビにRoku Playerのような端末を接続したり、Roku OSを搭載したテレビを使ったりすることで、NetflixやYouTubeをはじめとするさまざまなストリーミングサービスへ簡単にアクセスできます。
今振り返ると、ROKUが売っていたのは単なる「テレビにつなぐ機械」だけではなかったのだと思います。
ケーブルテレビからインターネット動画へ視聴者が移っていく、その入口をROKUが押さえようとしていた。
2021年にROKUへ注目した当時の私は、ここまで明確には理解できていませんでした。
しかし2026年になってROKUの事業を改めて調べると、この「テレビの入口を押さえる」という考え方が、ROKUのビジネスを理解する重要なポイントだったことが分かります。
ROKUのライバルは?巨大IT企業との戦いはどうなった?
2021年にこの記事を書いたとき、私がROKUを見ていて一番気になったことの一つが「ライバルの強さ」でした。
当時の記事では、ROKUの主なライバルとして次の3つを挙げていました。
- Amazon Fire TV
- Apple TV
- Google Chromecast
改めて見ると、とんでもないメンバーです(笑)。
Amazon、Apple、Google。
世界を代表する巨大IT企業を相手に、ROKUのような会社が本当に生き残れるのだろうか?
2021年当時の私は、そんな疑問を持っていました。
ところが5年後の2026年。
ROKUは消えていません。
むしろ重要なのは、ROKUが単純に「ストリーミング端末の販売台数」だけでAmazonやGoogleと戦っているわけではない、ということです。
Roku OSをテレビの中に組み込み、そこからストリーミングサービスや広告などにつなげることで、ROKUはテレビを中心とした独自のプラットフォームを作ってきました。
もちろんAmazonやGoogleなどとの競争は現在も大きなリスクです。
それでも、2021年に私が想像していたような「巨大IT企業に押しつぶされて消えてしまう」という展開には、少なくとも今のところなっていません。
では、ROKUはどうやって生き残ってきたのでしょうか?
ここからが、5年前の記事を読み返していて一番面白かったところです。
5年前の私はROKUの強みが分からなかった
ここで、2021年に書いた元の記事を読み返していて面白いことに気づきました。
当時の私は、Amazon、Apple、Googleという巨大企業を相手に、なぜROKUが戦えているのかを調べていました。
ところが結局、
「正直いろいろ調べましたが、私にははっきりとした原因はわかりませんでした。」
と書いています。
今読み返すと、なかなか正直です(笑)。
ただ、その直後に私は一つ気になることを書いていました。
それが広告です。
2021年当時の私は、ROKUは端末を販売して稼ぐだけではなく、広告から得られる収益が伸びているらしい、という点に注目していました。
当時はROKUの広告ビジネスが具体的にどのような仕組みなのか、私自身も十分には理解できていませんでした。
しかし5年後の2026年になって改めてROKUを調べてみると、この「広告」に注目したこと自体は、かなり重要なポイントだったことが分かります。
ROKUは、テレビやストリーミング端末を販売して終わる会社ではありません。
Roku OSを通じて視聴者がストリーミングコンテンツを見る。そのプラットフォーム上で広告やコンテンツ配信、サブスクリプションなどから収益を得る。
つまり、端末はROKUのビジネスへの「入口」であり、その先にあるプラットフォームから継続的に収益を得ることが重要だったわけです。
2021年当時の私は、そこまで明確には理解できていませんでした。
ただ、「端末販売より広告の伸びが重要なのでは?」と感じていた。
5年後に元の記事を読み返してみると、これはなかなか面白い発見でした。
2026年のROKUを調べて驚いた|会社はむしろ成長していた
では、2026年現在のROKUは実際どうなっているのでしょうか。
正直に言うと、今回この記事を更新する前の私は、ROKUに対して「株価も大きく下がったし、もうあまり注目されていない会社なのでは?」というイメージを持っていました。
ところが、最新の決算を調べてみると、その印象はかなり違っていました。
ROKUが2026年8月に公表した2026年第2四半期(4~6月)の売上高は、約13.5億ドル。
前年同期の約11.1億ドルから、22%増加しています。
さらに驚いたのが、その中身です。
2026年第2四半期の売上高約13.5億ドルのうち、
- 広告:約6.73億ドル
- サブスクリプション:約5.48億ドル
- デバイス:約1.34億ドル
となっています。
広告とサブスクリプションを合わせると約12.2億ドル。
ROKU全体の売上高の約90%を広告とサブスクリプションが占め、デバイス販売は約10%です。
これは、2021年当時に私が持っていた「ROKU=ストリーミング端末を売る会社」というイメージとは、かなり違います。
しかも広告売上は前年同期比25%増、サブスクリプション売上も26%増となっています。
一方、デバイス売上は前年同期比で1%減少しています。
つまり2026年のROKUを見ると、
「端末が売れて成長している会社」ではなく、「テレビのプラットフォームを使って広告やサブスクリプションから稼ぐ会社」
という姿がかなりはっきりしてきます。
さらに同じ3か月間で、ROKUプラットフォーム上で視聴されたストリーミング時間は379億時間。前年同期の354億時間から7%増加しています。
私の中ではROKUはいつの間にか存在感が薄くなった会社という印象でしたが、少なくとも数字を見る限り、ROKUの事業そのものが衰退しているとは言えません。
むしろ、
「株価は2021年の熱狂期から大きく下がった。でも会社の売上とプラットフォーム事業は成長を続けていた」
というのが、2026年に改めてROKUを調べた私にとって一番意外だった点です。
では、なぜROKUの株価は400ドル超から暴落したのか?
ここで一つ大きな疑問が出てきます。
会社が今も成長しているのであれば、なぜROKUの株価は2021年の400ドルを超える水準から大きく下落したのでしょうか。
改めて当時の数字を調べてみると、理由が少し見えてきます。
2021年のROKUは、まさに急成長企業でした。
2021年の売上高は約27.6億ドルで、前年比55%増。
中でもPlatform売上は前年比80%増という非常に高い成長率でした。
さらに2021年には約2.42億ドルの純利益を計上しています。
この頃の株式市場は、ROKUがこの勢いで成長し続けることをかなり高く評価していたのだと思います。
ところが2022年になると状況が変わります。
売上高は約31.3億ドルまで増えたものの、前年比の成長率は13%まで低下しました。
さらに2021年には黒字だった最終損益が、2022年には約4.98億ドルの赤字へ転落しています。
インフレや景気への不安が強まり、企業が広告費を抑えたこともROKUには逆風となりました。
一方で、ROKU自身は研究開発や販売・マーケティングなどへの投資を大きく増やしていました。
つまり、
「ものすごい成長を期待されていた会社の成長速度が急低下し、同時に利益まで赤字になった」
ということです。
これなら、株価が大きく下落したことも理解できます。
私自身、2021年当時は400ドルを超えた株価を見ながらROKUを追いかけていました。
その後の株価下落だけを見て、いつの間にか私の中でも「ROKUは終わってしまったのかな」という印象になっていました。
でも5年後の2026年まで追いかけてみると、少し違う景色が見えてきます。
ROKUという会社が消えたのではなく、2021年の過剰ともいえる成長期待が一度壊れ、その後会社が事業と収益構造を立て直してきた。
私には、こちらの見方の方が現在のROKUを理解しやすいように思えます。
ROKUは復活したのか?2025年に黒字へ
では、その後ROKUはどうなったのでしょうか。
利益の推移を見ると、かなり興味深い変化が起きています。
ROKUの最終損益は、
- 2023年:約7.10億ドルの赤字
- 2024年:約1.29億ドルの赤字
- 2025年:約8,836万ドルの黒字
と改善し、2025年には通期で黒字へ戻りました。
さらに2026年に入ってからも改善は続いています。
2026年上半期の純利益は約2.50億ドル。
4~6月の3か月だけでも約1.64億ドルの純利益を計上しています。
もちろん、これだけで「ROKUは完全復活した」と判断するのは早いと思います。
競争相手にはAmazonやGoogleなどの巨大企業がいますし、ROKUの重要な収益源である広告事業は景気の影響も受けます。
それでも、
「ROKUは400ドルを超えたあと株価が暴落して、そのまま終わった会社」
という私が持っていたイメージは、今回調べてみてかなり変わりました。
株価が2021年の高値から大幅に下落した一方で、ROKUはその間も事業を続け、プラットフォームを成長させ、そして利益面でも改善してきたのです。
これは今回、5年ぶりにROKUを調べ直して、私自身かなり意外に感じた部分でした。
株価が下がったことと、会社そのものが衰退したことは同じではない。
ROKUは、そのことを考えるうえでも面白い事例だと思います。
そして2026年、ROKUに大きな転機|Foxが買収へ
そして2026年のROKUを調べていて、もう一つ非常に大きなニュースがありました。
2026年6月、アメリカのメディア大手Fox CorporationがROKUを買収することで正式に合意したのです。
買収額は企業価値ベースで約220億ドル。
契約では、ROKU株1株につき96ドルの現金とFoxのClass A株0.9693株が支払われる予定で、発表時点では1株160ドル相当とされています。
買収の完了は2027年前半が予定されており、完了すればROKUはFoxの完全子会社になります。
これは、5年前にROKUを調べていた私からするとかなり意外な展開でした。
Foxの発表を見る限り、今回の買収の狙いは、単純にRoku Playerという端末だけではなさそうです。
Fox自身も今回の買収について、ROKUが持つストリーミングプラットフォーム、The Roku Channel、視聴データ、そして世界1億世帯以上との直接的な接点などを組み合わせることに意味があると説明しています。
つまりここでも、
「ROKUの価値は端末そのものより、テレビの入口とプラットフォームにある」
という今回この記事を更新しながら見えてきたポイントにつながります。
2021年当時、私はROKUの強みがよく分からないと書いていました。
それから5年後、巨大メディア企業FoxがROKUを企業価値約220億ドルと評価し、買収しようとしている。
これを見ると、FoxがROKUの築いてきたプラットフォームに大きな価値を見いだしていることがうかがえます。
もちろん、現時点ではまだ買収は完了していません。
規制当局の承認など必要な条件があり、予定どおり成立するとは限らない点には注意が必要です。
それでも私はROKU株を買わない|今はインデックス投資が中心
ここまで調べてみると、ROKUという会社に対する私の印象はかなり変わりました。
正直、「もうあまり注目されていない会社なのでは?」と思っていたのですが、事業は成長を続け、利益も改善していました。
では、2026年の今、私がROKU株を買うのか?
答えは、おそらく買いません。
これはROKUが悪い会社だと思うからではありません。
私自身の投資スタイルが、2021年当時とはかなり変わったからです。
以前はアメリカの個別株にもいろいろ投資していましたが、現在の私はS&P500やVTIなどを中心としたインデックス投資がほとんどです。
そして今回ROKUを調べていて、改めてインデックス投資の面白さについて考えました。
2026年8月現在、ROKUはS&P500には採用されていません。
しかし調べてみると、ROKUはなんと2026年6月22日にS&P MidCap 400へ新たに採用されたばかりでした。
これは今回調べていて、私自身かなり面白いと思ったポイントです。
S&P500は単純に「アメリカで時価総額が大きい500社」を機械的に並べた指数ではありません。
時価総額だけでなく、流動性、浮動株、収益性などの条件があり、条件を満たした企業の中から構成銘柄が選ばれます。
つまり企業が成長したり衰退したりすれば、長い時間の中で指数の中身も変わっていきます。
私は、この「自分で次の勝ち組企業を当てなくても、指数の側が企業の変化に合わせて入れ替わっていく仕組み」が、インデックス投資の非常に強いところだと思っています。
買収が予定どおり完了すれば、ROKUはFoxの完全子会社となるため、ROKUという銘柄そのものが将来S&P500に採用される、という話ではなくなります。
でも、私はむしろ今回の出来事に、インデックス投資の面白さを感じました。
2021年当時の私は、「ROKUは伸びるのか? AmazonやGoogleに負けるのか?」と個別企業の将来を一生懸命考えていました。
しかしその5年後、ROKUは事業を成長させ、S&P MidCap 400に採用され、さらにFoxから企業価値約220億ドルと評価され、買収契約まで発表される展開になりました。
こんな未来を2021年の私が予想することは、まず無理だったと思います。
そして、これこそが今の私がインデックス投資を中心にしている理由の一つです。
どの会社が伸びるのか、どの会社が買収されるのか、どの会社が衰退するのかを自分ですべて当てる必要はない。
市場全体や幅広い企業群を保有しておけば、その変化をまとめて取り込むことができます。
2021年には個別株としてROKUを追いかけていた私ですが、2026年の今は「次のROKUを探す」よりも、「次のROKUがどこから出てきても取り込める仕組みを持つ」方を選んでいます。
まとめ|5年ぶりにROKUを調べてみて
2021年にこの記事を書いた当時、ROKUは株価が400ドルを超えるほど注目されていた成長企業でした。
それから5年。
株価が大きく下落したこともあり、正直なところ私自身も「ROKUはもうあまり注目されていない会社になったのでは?」と思っていました。
しかし2026年になって改めて調べてみると、その印象はかなり変わりました。
ROKUは単なるストリーミング端末メーカーではなく、広告やサブスクリプションを中心としたプラットフォーム企業へと成長しています。
そして、赤字が続いた時期を経て、利益面でも改善が見られるようになっていました。
さらに個人的に面白かったのが、2021年の記事で私自身が「ROKUは広告で利益を伸ばしているようだ」と気にしていたことです。
当時はそのビジネスモデルを十分に理解できていませんでしたが、5年後に振り返ると、少なくとも見るべき方向はそれほど間違っていなかったのかもしれません。
ROKUのS&P MidCap 400への採用が発表されたのは2026年6月5日。そしてその10日後の6月15日には、Fox CorporationによるROKU買収の正式合意まで発表されました。
買収が予定どおり完了すれば、ROKUはFoxの完全子会社となる予定です。
2021年にこの記事を書いたときの私は、
「ROKUはこの先も成長するのか?」
「AmazonやGoogleのような巨大企業に勝てるのか?」
と個別企業の将来を考えていました。
でも5年後、そのROKUは事業を成長させ、S&P MidCap 400に採用され、さらにFoxによる買収契約まで発表されるという展開になりました。
正直、こんな未来を2021年の私が予想することはできなかったと思います。
そして今の私は、だからこそインデックス投資を中心にしています。
どの会社が伸びるのか、どの会社が買収されるのか、どの会社が衰退するのかを、自分ですべて予想する必要はない。
市場全体や幅広い企業を保有しておけば、その変化をまとめて取り込むことができます。
2021年には個別株としてROKUを追いかけていた私ですが、2026年の今は「次のROKUを自分で探す」よりも、「次のROKUがどこから出てきても取り込める仕組みを持つ」方を選んでいます。
5年前の記事を更新しながら、自分自身の投資に対する考え方の変化にも気づくことができました。
参考資料
Roku, Inc.「2026年第2四半期 Form 10-Q」(米国SEC)
Fox Corporation「Fox Corporation to Acquire Roku, Inc.」(2026年6月15日)
S&P Dow Jones Indices「ROKUのS&P MidCap 400採用に関する発表」(2026年6月5日)
※この記事は私自身の投資経験と、2026年8月時点で確認した公開情報をもとにまとめたものです。特定の銘柄や投資方法を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。

