こんにちは、nobu2394.comです。
株価が上がっているときは、投資を続けるのが楽しいものです。毎月のように評価額が増えれば、「ああ、投資を始めてよかったな」と思えます。
でも、半年たっても株価がほとんど上がらなかったらどうでしょう。毎月積み立てているのに、運用益がちっとも増えない。そんなときは、「このまま続けて意味があるのかな」と感じるかもしれません。
私も2018年から楽天VTI・楽天VYMなどへの投資を始め、2026年の今も続けています。51歳になった今、相場を見る目は少し変わりました。
私は、株価が横ばいの時期を、必ずしも悪いことだとは思っていません。
むしろ、横ばい相場が長く続くのも悪くない。最近はそんなふうに感じています。
今回は、投資のテクニックや「何円で何口買えたか」という計算ではなく、株価が上がらない時間をどう受け止めるかという話をしたいと思います。
株価が上がらないと、投資を続ける意味が見えにくくなる
インデックス投資は、実際に始めてみると拍子抜けするほど地味です。
分散された投資信託を選び、自分の生活に無理のない金額で積み立てる。あとは長期的な経済成長を期待しながら、何年も保有を続ける。
毎日売買する必要もありませんし、次に上がる銘柄を探し続ける必要もありません。
ただ、それが簡単かというと、私はそうとも思いません。やることが少ないからこそ、結果が出ない時間に耐えるのは意外と難しいんです。
ニュースでは別の銘柄が急騰している。SNSでは利益を出した人の話が目に入る。一方、自分の投資信託は数か月前とほぼ同じ価格。そうなると、つい「自分のやり方が間違っているのでは」と考えてしまいます。
でも、株価が上がらなかった数か月だけを見て、何年も続けるつもりだった投資の成否を判断していいのでしょうか。
私は、そこをいったん立ち止まって考えてほしいんです。
正直、暴落してほしいわけではない
私は、相場が大きく下がったら積極的に追加投資したいと考えるタイプです。実際、過去の下落局面でも、自動積立とは別に資金を入れてきました。
だからといって、「早く暴落してくれないかな」と毎日願っているわけではありません。
なぜなら、株価が下がれば、すでに持っている資産の評価額も下がるからです。
私は現在、資産全体では2億円を超える規模になりました。だから、株式相場の大きな下落は決して小さな出来事ではありません。頭では長期投資だと分かっていても、評価額が大きく減れば、正直なところ気持ちはへこみます。
「暴落は絶好の買い場だ!」と威勢よく言いたい気持ちもあります。でも、自分が保有している資産も同時に減るのですから、そんなに簡単な話ではないんですよね。
その点、横ばい相場は少し違います。
横ばい相場なら、同じような価格で長く仕込める
株価が大きく上がっていかない時期は、今月も来月も、比較的近い価格帯で買える可能性があります。
私にとっては、これがうれしい。
上昇相場では、保有資産の評価額が増える一方、新しく買う分の価格も上がっていきます。もちろん、それはそれで喜ばしいことです。
でも、横ばいなら、新しく積み立てるお金を、しばらく同じような価格帯で投資に回せる。急落時のように、保有資産の大幅な目減りを目の当たりにする不安も比較的小さく済むことがあります。
「上がってくれなくてもいい。今くらいの価格で、もう少し長く買わせてくれたらいい」
これは今の私の、かなり正直な気持ちです。
もちろん、横ばいに見えていても日々の価格は動きますし、米国株なら為替によって円換算の評価額が変わります。横ばいが続いた後に、さらに下落することだってあります。「横ばいだから安全」という意味ではありません。
それでも、長期的な成長を期待して投資を続ける私にとって、価格が大きく上がらない期間は、将来に向けて保有を積み上げる時間でもあるんです。
8年間で感じたのは「何も起きない時間」にも意味があるということ
2018年に月10万円の積立を始めたころの私は、今ほど気持ちに余裕がありませんでした。
その後、コロナショックや2022年の米国株下落、2025年の調整局面など、いろいろな相場を経験しました。投資を続け、下落時に追加購入したことを、今ではよかったと思っています。
ただ、この記事で当時の購入金額や口数をまた細かく計算するつもりはありません。実際の買付履歴は別の記事で検証しています。
→ 【実取引で検証】株安で積立投資は何口多く買えた?2022年・2025年の楽天VTI購入履歴
ここで伝えたいのはもっと単純なことです。
大きく上がった日だけが、資産形成に意味のある日ではありません。相場が動かず、退屈で、これといったニュースもない月にも、私は投資を続けてきました。
後から振り返ると、そういう時間も、自分の資産形成の一部だったと思うんです。
将来の値上がりが約束されているわけではありません。それでも、もし長期的に経済が成長していけば、過去の横ばい時期に積み上げた保有分が、その成長の恩恵を受ける可能性があります。
「今月の利益が増えなかった」ことと、「今月の投資には意味がなかった」ことは同じではない。
この考え方を、私は50代・60代で投資を始めた方にも伝えたいです。
初心者に、私のスポット購入をまねしてほしいわけではない
ここは誤解のないように書いておきます。
私は、下落時に追加購入することがあります。でも、それは自分の資産状況や収入、投資経験を踏まえた判断です。初心者の方に同じことを勧めたいわけではありません。
相場が下がったからといって、生活費や近いうちに使う予定のお金まで投資する必要はありません。
自分に合った投資信託を選び、分散し、無理のない金額を自動積立にする。初心者の方にとっては、そんなシンプルな仕組みの方が、長く続けやすいと私は思います。
私自身、2026年現在は新NISAで月30万円、特定口座で月10万円、合計月40万円の自動積立を続けています。だから、相場を毎回予想しなくても、通常の買付は進んでいきます。
積立投資で価格が下がったときに何口多く買えるのか、という仕組みや実際の検証は、先ほど紹介した購入履歴の記事に任せます。
今回は、その前段階にある「積立をやめずに続けられる気持ちの持ち方」がテーマです。
「売らずに持ち続ける」と「何も見直さない」は違う
ここまで「市場に居続ける」ことの大切さを書いてきましたが、私は、どんな人でも何があっても売るな、と言いたいわけではありません。
例えば、数年以内に使う教育費や生活費まで株式に投資していたり、株価が少し下がっただけで眠れなくなったりするなら、そもそもの投資額や資産配分を見直した方がいいかもしれません。
特に50代・60代では、これから投資する年数だけでなく、いつ、何のためにお金を使うのかも大切です。
大事なのは、相場の退屈さや一時的な不安だけで、長期計画を衝動的に壊さないこと。そして、計画そのものが自分に合っているかは、必要に応じて冷静に確認することです。
金融庁も、資産形成では長期・積立・分散が有効な選択肢の一つであるとする一方、株式や投資信託には元本割れのリスクがあると説明しています。参考:金融庁「資産形成の基本」
投資の目的や家計に合った形なら、横ばいの数か月を理由に慌てて行動する必要はないと思います。
まとめ|上がらない時間も、長期投資の一部
私は株価が上がればうれしいし、下がれば追加投資の機会を考えます。でも、下落で評価額が減れば、やっぱりへこみます。
だからこそ、横ばい相場を嫌いではありません。
今のような価格帯で、半年でも1年でも投資を続けられる。将来を保証するものではないけれど、長期的な成長を信じている私にとって、それは決して無駄な時間ではないんです。
株価が上がらないからといって、投資が失敗したと決める必要はありません。
上がらない時間にも、自分なりの意味を見つける。
そんな考え方が、長く市場に居続ける助けになればうれしいです。
私がこれまで大切にしてきたのは、結局のところ、とてもシンプルなことでした。
Just Keep Buying. そして、無理のない形で持ち続ける。
※この記事は筆者自身の経験と考えを紹介するものであり、特定の金融商品・売買タイミングを推奨するものではありません。株式や投資信託は値下がりし、元本割れする可能性があります。投資判断はご自身の資金計画とリスク許容度に合わせて行ってください。
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