こんにちは、nobu2394.comです。
この記事を最初に書いたのは2021年4月26日。当時の私は、米国の高配当株として有名だったAT&T(T)を合計1,200株保有していました。
ところが、買った後の株価は思うように上がらず、高値掴み。株価だけを見れば大きな含み損です。それでもAT&Tは高配当株だったので、私は「配当をもらい続ければ、いつか損を埋められる」と考えていました。
それから約5年。2026年現在、私はAT&Tをもう保有していません。
配当込みで大きなマイナスではないところまで戻ったら区切ろう、と考え、その後売却しました。そして個別の高配当株を増やす投資から、VTI・VYMなどのインデックス投資へ軸足を移していきました。
今回、当時の記事、残っているMonex Viewの資産推移、AT&Tの公式配当履歴を使って、「1,200株も持っていたAT&T投資は結局どうだったのか」を5年後の視点で答え合わせします。
この記事の結論
- 2021年4月時点でAT&Tを1,200株、総投資額40,376ドル保有していた
- 株価だけでは3,176ドルの含み損だったが、累計配当は3,013.58ドルまで積み上がっていた
- 旧記事では「約64ドルのマイナス」と書いたが、記事内の数字で計算すると正しくは▲162.42ドルだった
- マネックス証券の400株は2021年12月まで保有しており、2022年1月には保有表示が消えている
- 正確な売却価格は現在確認できないため、最終損益は断定しない
- この経験を経て、個別高配当株よりVTIを主力とするインデックス投資へ比重を移した
- 高配当そのものを否定したわけではなく、現在もVYMへの積立は続けている
2021年4月、AT&Tを1,200株保有していた
まず、当時の保有状況を整理します。
| 口座 | 保有株数 | 当時確認した平均取得単価 |
|---|---|---|
| モルガン・スタンレー証券 | 800株 | 3,798円/株(当時の換算で約35.17ドル) |
| マネックス証券 | 400株 | 30.6ドル/株 |
| 合計 | 1,200株 | 平均約33.65ドル |
総投資額は、当時の記事で40,376ドルと記録しています。
モルガン・スタンレー証券の800株については、当時の画面も残っています。

AT&Tを最初に買い始めた頃の記事はこちらです。
その後、株価が下がった場面で追加購入もしていました。
→ 何もせずに6%利回り運用?!AT&Tを追加購入!32ドルで底固め??
株価だけなら約3,176ドルの含み損だった
2021年4月の記事では、AT&Tの株価を約31ドルとして計算していました。
31ドル × 1,200株 = 37,200ドル
総投資額40,376ドルとの差は、
37,200ドル - 40,376ドル = ▲3,176ドル
当時の為替でざっくり33万円ほどの含み損です。
個別株として見れば、正直かなり痛い高値掴みでした。
それでも配当は3,013.58ドルまで積み上がっていた
一方で、AT&Tは当時かなり高い配当を出していた銘柄でした。
2021年4月時点で私が記録していた累計配当は次の通りです。
| 口座 | 累計配当 |
|---|---|
| モルガン・スタンレー証券 | 2,566ドル |
| マネックス証券 | 447.58ドル |
| 合計 | 3,013.58ドル |
つまり、株価だけなら▲3,176ドルでも、配当を加えればかなり損失を埋められていました。
ここで旧記事の計算ミスを訂正します
2021年の記事では、
3,013.58ドル - 3,176ドル = 約64ドルのマイナス
と書いていました。
しかし、2026年に改めて計算すると、正しくは、
3,013.58ドル - 3,176ドル = ▲162.42ドル
です。
当時の記事には計算ミスがありました。ここは今回のリライトで訂正します。
それでも、株価だけなら3,176ドルあったマイナスを、配当によって162ドル程度まで縮めていたことになります。
「高配当株は、株価が伸びなくても配当で損失を埋める力がある」ということを、私はこのとき実感していました。
その後どうなった?Monex Viewに400株の記録が残っていた
今回、マネックス証券のMonex Viewで過去の資産推移を確認できました。
400株については、2021年12月まで保有していたことが確認できます。

Monex Viewで確認したAT&T 400株の資産推移(2021年4月〜2022年1月)
| 時点 | 評価額 | 評価損益 |
|---|---|---|
| 2021年4月 | 1,361,284円 | +27,915円(+2.09%) |
| 2021年5月 | 1,288,092円 | ▲45,277円(▲3.40%) |
| 2021年6月 | 1,263,676円 | ▲69,693円(▲5.23%) |
| 2021年7月 | 1,236,725円 | ▲96,644円(▲7.25%) |
| 2021年8月 | 1,193,763円 | ▲139,606円(▲10.47%) |
| 2021年9月 | 1,223,903円 | ▲109,466円(▲8.21%) |
| 2021年10月 | 1,159,050円 | ▲174,319円(▲13.07%) |
| 2021年11月 | 1,079,159円 | ▲254,210円(▲19.07%) |
| 2021年12月 | 1,131,665円 | ▲201,704円(▲15.13%) |
| 2022年1月 | 保有表示なし | ― |
つまり、2021年4月には一時プラスだった400株も、その後再び下落し、12月には約20万円の含み損になっていました。
そして2022年1月には保有表示がなくなっています。

2021年12月までは保有、2022年1月には保有表示が消えていることが分かる
5年以上前の売買履歴は現在マネックス証券で確認できないため、正確な売却日・売却価格は分かりません。
また、モルガン・スタンレー証券で保有していた800株についても、現在は過去の口座履歴を確認できません。
私の記憶では、モルガン・スタンレー証券の800株も同じような時期に売却しています。ただし、こちらは記憶ベースなので、この記事では売却価格や最終損益を断定しません。
2021年4月以降にも配当は続いていた
AT&Tの公式な配当履歴を見ると、2021年の1株当たり四半期配当は0.52ドルでした。
2021年4月26日の旧記事を書いた後、5月3日、8月2日、11月1日にそれぞれ0.52ドルの配当が支払われています。
マネックス証券の400株については12月まで保有していたことが確認できるので、単純計算すると、旧記事以降に受け取った配当は、
0.52ドル × 400株 × 3回 = 624ドル
です。
旧記事時点のマネックス証券での累計配当447.58ドルと合わせれば、税引前の単純合計では1,071.58ドルになります。
※実際の手取り額は米国・日本での課税や当時の為替によって変わります。
AT&Tの配当履歴は公式サイトでも確認できます。
→ AT&T Historical Common Dividends
なぜAT&Tを売ったのか
理由は、大きく2つです。
1.配当込みで大きなマイナスではないところまで戻ったら区切りたかった
AT&Tは高値掴みしてしまい、一時はかなりの含み損になりました。
私は「このまま大きなマイナスで終わるのは嫌だ。配当を受け取りながら、できるだけ損失を埋めてから売ろう」と考えていました。
正確な最終売却価格が確認できない以上、「最終的に完全なトントンだった」とは断定できません。
ただ、配当を受け取りながら損失を埋め、区切りをつけて売却するというのが当時の自分の考え方でした。
2.個別高配当株よりインデックス投資へ寄せたかった
もう一つの理由はこちらの方が大きいです。
2021年の記事の最後にも、私はすでに、
「メインはVTIに代表されるインデックスの割合を徐々に増やしていきたい」
と書いていました。
実際、その後は楽天VTI・楽天VYMなどへの積立を増やしていきました。
AT&Tを売ったのは、高配当株が嫌いになったからではありません。
個別企業の業績や配当政策に大きく左右される個別高配当株より、分散されたインデックスを主力にしたいと思うようになったからです。
高配当投資をやめたわけではない|現在もVYMは積み立てている
2026年現在、私はAT&Tやアルトリアのような個別高配当株には基本的に手を出していません。
個別株ではムーディーズを今も保有していますが、資産形成の主力はインデックス投資です。
特に主力はVTI系。高配当については、個別株ではなくVYMという形で取り入れています。
つまり、私の考え方は、
「高配当を捨てた」のではなく、「個別高配当株から、分散された高配当インデックスへ移した」
に近いです。
現在のVTI・VYMに対する考え方はこちらの記事で詳しくまとめています。
→ 【8年間の実体験】楽天VTIと楽天VYMどっちを選ぶ?51歳の結論は「主力VTI・VYMも捨てない」
実際の8年間の積立結果はこちらです。
→ 【8年間の実績公開】楽天VTI・楽天VYMを積立投資した結果|評価額3,760万円に
AT&T自身もその後、大きく変わった
私がAT&Tを売却したと考えられる2021年末〜2022年初めの後、AT&Tには大きな変化がありました。
AT&Tは2022年4月8日にWarnerMediaの分離を完了。その後、四半期配当はそれまでの1株0.52ドルから、2022年5月以降は0.2775ドルへ下がっています。
これは、「高配当株だから将来も同じ配当が続く」とは限らないことを示す一例でもあります。
→ AT&T WarnerMedia Transaction
AT&Tを1,200株持って学んだ3つのこと
1.配当は確かに含み損を埋める力がある
これは実体験として間違いありません。
2021年4月時点では、株価だけなら▲3,176ドルだったのに、累計配当は3,013.58ドルまで積み上がっていました。
高配当株の強みを実感した場面です。
2.でも、配当だけ見て個別株を持ち続けるのは難しい
株価がさらに下がれば、何年分もの配当が簡単に吹き飛ぶこともあります。
さらに、企業の状況が変われば配当そのものが減る可能性もあります。
私はAT&Tで、そのリスクを身をもって学びました。
3.私にはインデックス投資の方が合っていた
個別株の場合、企業ごとの業績、事業環境、配当政策まで追い続ける必要があります。
一方、VTIのようなインデックスなら、米国市場全体に広く分散できます。
AT&Tのような個別高配当株を経験したからこそ、私は最終的に「主力はVTI」という考え方にたどり着きました。
この8年間の遠回り全体についてはこちらで振り返っています。
→ 全部やらなくてもよかった。でも全部やってよかった|個別株・高配当・うねり取り・外貨保険を経てVTIにたどり着いた8年間
51歳になった現在の投資方針はこちらです。
→ 51歳・資産2.2億円で変わった投資の考え方|高配当より資産成長、そして相続と分散へ
まとめ|AT&Tの高配当は無駄ではなかった。でも主力にはしなかった
AT&Tへの投資は、株価上昇を狙う投資としては成功とは言いにくいものでした。
高値掴みし、長い期間含み損を抱えました。
それでも配当を受け取り続けたことで、2021年4月時点では株価損失の大部分を埋めるところまで来ていました。
そして私は、個別高配当株への投資を続けるより、VTI・VYMなどのインデックスへ資金を寄せる道を選びました。
AT&Tを買ったこと自体を後悔しているわけではありません。
高配当株の強さも弱さも、自分のお金で経験できたからです。
2026年の今振り返ると、このAT&Tへの投資は、私が「個別高配当株からインデックス投資へ移る」大きなきっかけの一つだったと思っています。
なお、米国株の配当や売却益にかかる税金についてはこちらで整理しています。
→ 【2026年版】米国株の税金を8年後に再確認|配当・売却益・外国税額控除と外貨MMF
また、現在も高配当投資を取り入れたい人向けに、配当金月5万円に必要な元本も試算しています。
→ 配当金で月5万円もらうには元本いくら?NISA・課税口座で試算【2026年】
※この記事は、私自身の2018年〜2022年頃の投資記録と、2026年時点で確認できる資料をもとに振り返った実体験です。個別銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。過去の運用結果は将来の成果を保証するものではありません。

