こんにちは、nobu2394.comです。
この記事を最初に書いたのは2019年4月7日。
当時の私は米国の高配当株AT&T(ティッカー:T)を600株保有しており、年間10万円を超える配当金を受け取れる状態になっていました。
そのとき気になったのが、
「米国株の配当をもらうには、いつまでに株を買えばいいのか?」
「配当落ち日はどこを見れば分かるのか?」
ということでした。
2019年の記事では、かなり簡単に「Ex-Div Date+銘柄名で検索すれば分かる」とだけ書いていました。
しかし、2026年になって改めて調べると、米国株の決済制度は2024年にT+2からT+1へ変更されており、配当落ち日の考え方も当時とは変わっています。
この記事の結論
- 米国株の配当落ち日は「Ex-Dividend Date」または「Ex-Date」と表示される
- 配当を受け取りたい場合は、原則として配当落ち日の前営業日までに購入する
- 2024年5月28日から米国株はT+1決済へ移行した
- 現在、通常の現金配当では、権利確定日が営業日なら配当落ち日と権利確定日が同日になるのが基本
- 企業のIRページでは「Record Date」と「Payment Date」を確認するのが確実
- 私は2019年当時AT&Tを600株、その後1,200株まで保有したが、現在は売却済み
米国株の配当落ち日とは?
まず言葉を整理しておきます。
| 用語 | 英語 | 意味 |
|---|---|---|
| 配当落ち日 | Ex-Dividend Date / Ex-Date | この日以降に買っても次の配当を受け取れない日 |
| 権利確定日 | Record Date | 会社が配当を受け取る株主を確定する日 |
| 配当支払日 | Payment Date / Payable Date | 実際に配当金が支払われる日 |
一番重要なのはEx-Dividend Date(配当落ち日)です。
米SECの投資家向けサイトInvestor.govでは、株を配当落ち日当日またはそれ以降に購入した場合、次の配当は受け取れないと説明されています。
逆に言えば、通常の現金配当なら、
配当落ち日の前営業日までに購入しておく
というのが基本です。
→ Investor.gov「Ex-Dividend Dates」
2024年から米国株はT+1へ|2019年とはルールが変わった
この記事で一番重要な更新点です。
2019年に元記事を書いたとき、米国株の通常決済はT+2でした。
つまり株を買った日から2営業日後に決済される仕組みです。
しかし米国市場では、2024年5月28日から標準決済期間が、
T+2 → T+1
へ短縮されました。
米SECとFINRAが正式にルール変更を行っています。
→ SEC:T+1 Settlement Cycle
→ FINRA Regulatory Notice 24-04
この変更に伴い、通常の現金配当では、権利確定日が営業日の場合、
配当落ち日=権利確定日
となるのが基本になりました。
AT&Tで比較すると2019年と2026年の違いがよく分かる
私が元記事を書いた2019年のAT&Tで見てみます。
2019年4月のAT&T
AT&T公式の配当履歴によると、当時は、
| 権利確定日 | 2019年4月10日 |
|---|---|
| 配当支払日 | 2019年5月1日 |
| 1株当たり配当 | 0.51ドル |
でした。
当時はT+2だったため、配当落ち日は4月9日。
そのため、配当を受け取るには4月8日までに購入しておく必要がありました。
元記事で私は、
「4月8日が権利付き最終日、4月9日が配当落ち日」
と書いています。
ここは2019年当時のルールとしては合っていました。
2026年のAT&T
一方、2026年にAT&T公式サイトで確認できる直近の配当は、
| 権利確定日 | 2026年7月10日 |
|---|---|
| 配当支払日 | 2026年8月3日 |
| 1株当たり配当 | 0.2775ドル |
です。
現在はT+1なので、通常の現金配当では7月10日が権利確定日であると同時に配当落ち日になります。
したがって、この配当を受け取るための最終購入日は、その前営業日の7月9日という考え方になります。
→ AT&T Historical Common Dividends
2019年:4月10日Record Date → 4月9日Ex-Date → 4月8日までに購入
2026年:7月10日Record Date → 原則7月10日Ex-Date → 7月9日までに購入
7年間でこの部分はかなり重要な変更です。
米国株の配当落ち日はどこで調べる?
私なら、現在は次の順番で確認します。
1.まず企業のInvestor Relationsを見る
一番信頼できるのは企業自身の公式情報です。
例えばAT&Tなら、Investor RelationsのHistorical Common Dividendsで、
- Record Date
- Payment Date
- 1株当たり配当額
を一覧で確認できます。
「AT&T investor relations dividend」などで検索すれば見つかります。
2.「銘柄名+Ex-Dividend Date」で検索する
元記事で書いた方法も、現在でも使えます。
例えば、
AT&T Ex-Dividend Date
Apple Ex-Dividend Date
Coca-Cola Ex-Dividend Date
といった形です。
ただし、検索結果だけを見て終わらず、できれば企業IRや証券会社の情報と照合するようにしています。
3.利用している証券会社でも確認する
米国株を扱う証券会社でも、銘柄情報や配当情報の中に配当落ち日・権利確定日が掲載されることがあります。
実際に購入する場合は、自分が使っている証券会社の表示も確認するのが安心です。
2019年当時、私はAT&Tを600株保有していた
ここからは、この記事を最初に書いた当時の実体験です。
私はAT&Tを最初40ドル前後で購入しました。
しかし、その後株価が下落。
高配当銘柄だったこともあり、株価が下がるたびに何度か買い増しを行いました。
2019年4月時点では600株を保有し、年間で受け取れる配当金は日本円換算で10万円を超えていました。
当時の記事に残っているAT&Tのチャートがこちらです。

当時はチャートの移動平均線をかなり気にしていて、「パンパカパン」と呼ばれる上昇形にも注目していました。
しかし2026年の今振り返ると、この部分よりも、
「配当を受け取るためにいつまで株を持つ必要があるのか」
の方が、長く検索される情報だったと思います。
2020年にはAT&Tを1,000株まで増やしていた
その後も私はAT&Tを買い増しました。
2020年9月の記事では、AT&Tを1,000株保有し、年間配当を約18万円と記録しています。

高配当株についてかなり強気だった時期です。
最終的にはAT&Tを1,200株保有した
2021年4月には、AT&Tの保有株数は1,200株まで増えました。
そのとき記録していた数字は、
- 保有株数:1,200株
- 総投資額:40,376ドル
- 株価だけの含み損:約3,176ドル
- それまでの累計配当:3,013.58ドル
です。
モルガン・スタンレー証券で保有していた800株については、当時の画面も残っています。

さらにマネックス証券の400株については、後からMonex Viewで保有推移も確認できました。

2022年1月にはAT&Tの保有表示がなくなっています。

私は現在、AT&Tを保有していません。
この1,200株投資が最終的にどうなったのかは、別の記事で詳しく答え合わせしています。
→ 【5年後検証】AT&Tを1,200株保有した結果|高配当で含み損は埋まった?売却後VTI中心へ
配当落ち日には本当に株価が下がるのか?
「配当落ち」という名前なので、配当落ち日には必ず株価が下がると思うかもしれません。
理論上は、配当を受け取る権利がなくなった分だけ、株価には下落要因が生まれます。
ただし、実際の株価はそれだけで決まりません。
- 市場全体の上昇・下落
- 企業の決算
- 金利
- ニュース
- 需給
- 為替や景気
など、さまざまな要因が同時に動きます。
そのため、
「配当落ち日だから必ず配当額と同じだけ株価が下落する」
と考えるのは危険です。
2019年の記事では「配当落ち日だから普通に考えれば下落する」とかなり単純に書いていました。
2026年の今なら、もう少し慎重に考えます。
配当をもらうためだけに直前に買う必要はあるのか
これは、AT&Tを長く保有した経験から私自身の考え方も変わりました。
2018年〜2021年頃の私は、高配当株をかなり重視していました。
一時は「1億円を高配当株に投資し、配当金で生活する」ということも考えていました。
AT&Tもその中心的な銘柄でした。
ただ、実際に個別高配当株を何年も保有してみると、
配当金を受け取っても、株価下落による損失の方が大きくなることがある。
企業の事情によって配当政策そのものも変わる。
ということを経験しました。
AT&T自身もその後、WarnerMediaの分離を経て、四半期配当は以前の0.52ドルから0.2775ドルへ変わっています。
その経験もあり、現在の私は、
「次の配当をもらえるか」だけで株を買うのではなく、資産全体が長期的にどう成長するかを見る
ようになりました。
高配当投資を完全にやめたわけではありません。
現在もVYMへの積立は続けています。
ただし主力はVTI系のインデックス投資です。
→ 【8年間の実体験】楽天VTIと楽天VYMどっちを選ぶ?51歳の結論は「主力VTI・VYMも捨てない」
まとめ|「Ex-Dividend Date」を確認する。でも配当だけで投資判断はしない
米国株の配当落ち日を調べる場合、まず覚えておきたい言葉は、
Ex-Dividend Date(Ex-Date)
です。
そして2026年現在、通常の米国株の現金配当では、
- 会社のIRでRecord DateとPayment Dateを確認する
- Ex-Dividend Dateを確認する
- 配当を受け取りたいなら原則としてEx-Dateの前営業日までに買う
- 2024年から米国株はT+1になったことを覚えておく
という流れで考えれば分かりやすいと思います。
2019年の私はAT&Tを600株保有し、「次の配当をもらうにはいつまで持っていればいいか」をかなり気にしていました。
その後1,200株まで増やし、高配当株の強さも弱さも自分のお金で経験しました。
そして51歳になった今は、配当だけではなく、
「配当+値上がり益を含めた資産全体の成長」
を重視しています。
配当落ち日の知識は今でも大切です。
でも私自身は、配当落ち日の直前に買うかどうかより、長く持てる資産かどうかを考えるようになりました。
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※この記事は2019年に公開した記事を、2026年9月時点の制度・公式情報と私自身の投資記録をもとに全面的にリライトしたものです。配当日程や制度は変更される可能性があるため、実際の売買前には企業のInvestor Relationsや利用している証券会社で最新情報を確認してください。個別銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。

