こんにちは、nobu2394.comです。
昨日のアメリカも下げてしまいました。先日の記事でアメリカのダウ平均が23500下回るとかなりまずいんじゃないかと予想したばかりなんですが、いきなり割れてしまいました。。
こうなってくるといよいよ総悲観の様相です。
ヘッジでも全力逃げでもなんでも構いません。とにかく相場の世界から退場しないことを第一に考えましょう。
もちろん、大きな損切りを伴うとしてもキャッシュポジションをそれなりに確保し、キャッシュのみにする事も生き残る一つの手段です。退場ではありません。
とかいって、明日から劇上げ!っていう可能性も残っているのが株の世界。
投資は自己責任でお願いします。
FOMCが利上げを発表
今日の本題です。
今回のだめ押しにも見える下落は、ザラ場中に発表されたFOMCの声明です。大方の予想通りではあったものの、今年最後の利上げ実施を決定しました。
そして同時に来年の利上げペースを3回から2回に減らすことも発表しました。
通常これは利上げペースが落ちることを意味しますので株価には有利なはずですが、予想は思い切ってもう今回で利上げは終了する!ぐらいパウエルさんが言ってくれるのでは?と予想していたため、それを下回る発表となってしまったと受け止められ、株価は下に反応しました。
利上げペースは前回声明よりも落ちているのにも関わらず、市場の予想(期待)を下回った事で株は落ちるという、相場の世界の典型のような値動きですね。
そしてもう一つFOMCが発表したもの
それがドットチャートです。
本日はこのFOMCが定期的に発表しているドットチャートについて詳しく解説していきます。
ドットチャートってなに?
以下引用です。
米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーが予想する、米国の政策金利であるFF(フェデラルファンド)レートの水準を、それぞれひとつの点(ドット)として散布図化した「政策金利の見通し」のこと。毎年3、6、9、12月に米連邦準備理事会(FRB)が公表する。
我々がいつも金利と呼んでいるFFレートについては、以下記事をお読みください。
昨日の発表が行われる前のドットチャートは以下のようになっていました。↓
ドットチャートを初めてごらんになった方の為に少しだけ説明しますと、ドットチャートと言うのはFOMCのメンバーが時期ごとに一つの金利を決定するわけではなく、あくまでもメンバー一人一人が適正と思う金利をプロットしていくと言う、いわば投票制のようなものです。
上のドットチャートでは、2019年だけで見ても、16人のメンバー(だと思われる)が下は2ポイント、上は3.5ポイントと、広い幅があることが分かります。
金融のプロが集まったメンバー間ですら、このようなバラつきが起こるわけですから、現在の米国の景気金融政策がいかに難しい局面にあるのか?と言う頃を言い表していると言えるでしょう。
そして、このドットチャートを見ると、2019年には3回の利上げ、2020年に1回で利上げは終了との観測です。そして、一番右の中立金利の推定レンジは幅が2.5~3.5で中央値が3となっていました。
12月のドットチャートはどうなった?
それでは、今回発表された最新のドットチャートを見てみましょう。引用です。
先ほどと違う表現で申し訳ありませんが、白○が前回、緑○が今回で、丸の大きさがメンバーの人数と思ってください。
これを見ると、ほぼ全ての期間で金利上昇のペースは落ち、特に2019年での金利上昇に大きくブレーキがかかっているように見えます。
先ほど19年は金利を3回から2回に減らすという事もFOMCより発表されたと書きましたが、このドットチャートを見るとほんとに2回もあげるの?とちょっと疑りたくなってきます。
ただそこについては素人の私がとやかく言うことではないとして、
ここからはこのドットチャートからは読み取れる今後の米国株の行く末を自分なりに綴ってみたいと思います。
題して、
FOMC発表から、今後の底値を予想してみる
と言ったところでしょうか?
繰り返しますが素人の戯言です。投資は自己責任でお願いいたします。
ポイントは以下
・今回発表された政策金利は引き上げられたが、今後の上昇率は緩やかになる
・2019年度中には利上げが終了するの可能性も十分ある。(やったとしても2020年は一回)
・そして今回の発表で金利上昇を緩やかにすると言ったのにも関わらず、株価は大きく下落
つまり、市場側から見れば、このくらいの金利水準ではまだまだ甘い!株価を上昇させるためにはもう利上げはやめるべきだ!ぐらいの受け止めをしていることになりますが、
視点を変えて、パウエルさん側(FOMC側とでも言いましょうか。)から見ると、また違った景色が見えて来ます。
もちろん、この12月の発表後の今の下落をパウエルさん側が予想していたかは定かではありませんが、仮に予想していたと仮定すると、
FOMC側は、まだ米国の株価水準は高い。と考えていると言うことです。
以上の前提に立って、ダウ平均の10年チャートを見てみましょう。
ここ最近よく出してるチャートですが、2008年のリーマンショック以降、10年間ほぼ上げっぱなしの相場です。このあたりで大きめの調整が入っても全く不思議ではありません。と言うよりも、調整がなかったことのほうが異常。と言えるかもしれません。
と言うことで、ここからは私の完全な個人的妄想の域を出ない予想になりますが、チャート的に見ても、20000ドル~21000ドルを底値とした、大きな調整相場になっていくのではと思います。
ただし、現時点米国の経済は失速している訳ではありませんし、リーマンショックのように雪崩のように崩れる。と言う訳でも無いと思っています。
イメージとしては、今の23000を上値とした、下が20000ドル~21000ドルのレンジ相場になっていくのではと予想します。
いろいろと書いて来ましたが、繰り返しますが、もちろん素人の予想に過ぎません。
ただ投資家が何らかの行動を起こす時は、当然何らかの見通し、または予想。にある程度は基づいて作戦を練らなければいけない訳ですから、少なくともわたしは、この予測に基づいた行動を起こすつもりです。
皆様もこういう時こそ自暴自棄にならない冷静な対応が必要です。
相場の世界に身を起き続けられるよう、一緒に頑張っていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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