こんにちは、nobu2394.comです。
昨日は久々に夜遅くまで仕事をしました。今日役員さんへの報告があるのでその準備です。
まあ、遅いと言っても所詮夜の8時過ぎですけどね。。。以前の私に比べれば、遥かに早いです。これでも。。
前の部署の人間にはほんとに申し訳ないと思っていますが、それ以上に、ホントに部署異動出来て良かった!と思ってしまいますね。あれ以上あの部署で耐えていたら、確実につぶれていたでしょうから。。。
さ、今日も頑張ろ。
ダウ平均が大幅続伸!
さて、本日の話題はこちらです。
昨日のNY市場の指数が久々に大幅続伸しました。理由は、利上げの終了観測です。
具体的には先日行われた連邦制度準備理事会(通称FRB)のパウエルさんの講演で、利上げ局面の終了が示唆されたことで、株価が上昇した。と言うことです。
この利上げって何だろうか?
普段ニュースを見ていると、やれ金利を上げたがら株価が下がっただの、金利を下げたがら今度は株価があがっただの、金利の上げ下げにより株価が上下するのがあたり前になっていますよね?
でも、この金利って一体何なんだ?と聞かれると、実はハッキリと答えられない人もいるんじゃないでしょうか?
安心してください。私も実はよく分かっていません。
本日はニュースによく出てくる、利上げについて私なりに調べたことをまとめてみたいと思います。
どうぞ最後までお付き合い下さい!
実は前にも金利についての記事は書いている。
このブログを定期的に読んでいただいている希有な方は(いつもほんとにありがとうございます!)、ひょっとしたらご存知かもしれませんが、実はちょっと前に金利についての記事は書いていました。
ただ、前回の記事は住宅ローン金利についての記事で、今回のダウ平均に直接的に関係する金利ではありませんでした。
ちなみに記事はこちらです。↓
この記事では先ほども言ったように住宅ローン金利に関係する金利を取り上げた訳ですが、金利と一口に言っても、様々な金利があることを知りました。
と言うことで本日は、
・ダウ平均に影響する金利は何の金利?
と、
・その金利が上下するとなんで株価も上下するの?
の2本立てでお送りしたいと思います。
どうぞ最後までお付き合い下さい!
ダウ平均に影響する金利は何の金利?
まずはここからいきましょう。
ニュース等でよく言われる利上げの金利はいったい何なのか?
これはズバリ、
フェデラル・ファンド金利
と呼ばれるものです。
以下wikiからの引用です。
フェデラル・ファンド金利 (フェデラルファンドきんり、英: Federal funds rate)とは、米国の中央銀行である連邦準備銀行(設立の歴史的経緯から12行ある)の統括機関である連邦準備制度理事会(FRB)が、短期金融市場を操作する目的で調整する政策金利のこと。金利の変更は連邦公開市場委員会(FOMC)で決定される。
つまり、米国の中央銀行が定期的に決定する金利と言うことです。
でも、この金利はなにに使われる金利なのかはわかりませんね。安心してください。分かりやすく説明します。
そのためにはフェデラルファンド金利を説明する前に、フェデラルファンドそのものについて説明しなければ行けません。
フェデラルファンドとは?
このフェデラルファンドとは、米国の民間銀行が、米国の中央銀行である連邦準備銀行に預けているお金のことです。どの民間銀行がいくらづつ連邦準備銀行にお金を預けなければいけないかは、この連邦準備銀行が決定します。
このフェデラルファンドは無利子!
ここで大事なことは、米国の民間銀行が連邦準備銀行に預けなければいけないフェデラルファンドと呼ばれるお金は、無利子です。
つまり、例として、いくらコメリカバンク(私がアメリカ出向時代に使っていた銀行)が連邦準備銀行にお金を預けてもお金は増えません。
ですので、当然米国の民間銀行はフェデラルファンドにお金を預けるよりも、他の民間銀行にお金を預けて利子を得ようとします。ですがフェデラルファンドに預けなければいけない金額は連邦準備銀行が決定します。
ここがミソです。民間銀行の中にはフェデラルファンドに預けるお金を維持するために他の民間銀行にお金を預けてお金を増やさなければ行けません。
またある銀行は逆にフェデラルファンドには決められたらお金を預けて、まだ資金が余るとこれも他の民間銀行にお金を預けてお金を増やそうとします。
このフェデラルファンドに関わる民間銀行同士のお金の貸し借りにかかる金利のことを、フェデラルファンド金利と呼ぶんです。
つまり米国の中央銀行である連邦準備銀行は民間銀行のお金をどれだけうちに預けなさい。と言ったり、それに関わる民間銀行同士のお金の貸し借りにかかる金利も決定できるという、非常に強い権限を持った機関なんです。
それだけの力を持った機関だからこそ、その機関のトップである議長(今はパウエルさん)の発言には、米国のみならず、世界中の金融関係者の注目が集まる訳です。
フェデラルファンド金利の推移
ちょっと期間は長いですが、1982年のピークを最後に低下し続け、リーマンショックの起こった2008年からは米国史上初の0金利政策が続いていました。
それがここ2年ほどの間に、徐々にですが上がってきている。と言うわけです。
このフェデラルファンド金利が下がる(つまり利上げが終わる)となぜ株価が上がるのか?
ようやく2番目の話題です。これは一般的な金利の話になるんですが、このフェデラルファンド金利が下がれば、米国の民間銀行は他の民間銀行からお金を借りやすくなります。何てったって利息が少ないわけですから。
つまり世の中にどんどんお金が回ってくる訳ですから、景気も良くなり、株価も上昇するというメカニズムです。(金融緩和)
逆に金利がどんどん上がれば世に出回るお金の総量が減り、株価は下がり、景気は冷え込んでいきます。(金融引き締め)
じゃあ、フェデラルファンド金利なんてズーッと0のままでいいじゃん、
という声も聞こえてきそうですが、それはそれで危険です。何故ならあまりにもお金の循環が良くなるため、実態の無い経済=バブルが発生し、リーマンショックのような株価の大暴落を引き起こすことがあるんです。
ですので、熱くなりすぎた経済には利上げで冷や水を、逆に冷めすぎた経済には利下げで温める。
そんな役割を持っているのがフェデラルファンド金利であり、連邦準備銀行なんです。
今回の利上げ終了示唆の意味
ここで今回のパウエルさんの発言を考えてみましょう。
パウエルさんは、今の政策金利は中立金利を若干下回る。(just below)という表現をしています。ここで言う中立金利とは、景気を良くも悪くもしないまさに中立の金利。と言う意味です。
この中立金利を政策金利が若干下回ると言うのはどういう意味でしょうか?
要は、あと少しだけ上げようと思っている。と言うことです。
なーんだ、まだ金利は上がるのか。。。と思われた方もいるかもしれませんが、大事なのは前回の発言との比較です。前回は政策金利は中立金利にほど遠い。と発言しており、今回は若干下回る。
つまり、そろそろ利上げも終わりかな~というメッセージと受け取られた訳です。
なんかややこしいですね。
と言うことで、本日は米国のフェデラルファンド金利とはなんぞや?とそのフェデラルファンド金利と株価の関係についてお送りしました。
こうやって金融リテラシーをつけていくのは楽しいものです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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