こんにちは、nobu2394.comです。
今日の朝、Twitterにこんな事をつぶやきました。↓
おはようございます!節約って大事って言うけど、ホントにやっていいのかな?そりゃあ自分だけで見れば支出が減るのでお金は貯まるよ。でも全国民がこれをやるとどうなる?経済はいつまでたっても回らない。アメリカってやっぱりお金使うんですよ。みんな。ここの違いも大きいと思うんだよね。
— nobu2394 (@nobu2394) 2019年6月26日
これは私がアメリカに住んでいた5年間で肌で感じた事であり、数値的な根拠などないんですが、この節約という行為が日本人は好きで、ことあるごとに節約。節約。という言葉が出てきます。
今日はホントに日本人みんなが節約なんてしちゃっていいのか?ということを私のアメリカでの実体験も交えながらお話ししてみたいと思います。
どうぞ最後までお付き合い下さい!
アメリカ時代に感じたこと
私は仕事の関係で2010年から2015年までアメリカに家族と共に暮らしていました。今の私の節約ばかりでいいの?日本人?という感覚はこのアメリカ時代に私が感じたことに強い影響を受けています。
具体例をお話しましょう。
調達部が値切らない
調達部という部署をご存知でしょうか?外からものや設備をを買うときに発注先の選定、査定、最終的には値決めをする部署です。
一説によると、から見れば、悪魔と呼ばれるほど恐れられる、すごいところです。最近は、コンプライアンスの問題や下請法の関係で昔に比べれば大分良くなったようですが、、
この調達部。仕事はいろいろあるんですが最大の仕事はやはり値決めに至る価格交渉でしょう。少しでも安くものを仕入れ、付加価値をつけて出来るだけ高く売る。利益を出すための鉄則です。
ちょっと前置きが長くなりましたが、アメリカの会社の調達部は、値切らないんです!ほぼ言い値でPO(パーチェスオーダー、つまり発注)をかけます。最初は、この調達部の姿勢というか文化に???マークばかりでしたが、5年いて思ったことは、アメリカはそういう国なんだとみょーに納得するようになり、最終的にはひょっとしたらこれがアメリカの経済の強さを維持している一因なのではないかと考えるようにさえなりました。
※誤解の内容に書きますが、値切ることはしませんが同じような物を別のところから買おうとする、いわゆる相見積もりはよくやってました。
仮にアメリカの会社全体がこのような値切る文化のない会社だとしたら、お金が外に出る総額は日本のそれと比べ数%上がるはずです。そしてそのお金を受け取った会社もそのお金を使いものを買います。その時も値切ることはほぼないでしょう。
こうやって、アメリカを中心とする経済圏では売り手側の言い値に近い形で価格が決まり、売買が行われます。これはつまり、売る方にしっかりと利益が出る?と言うことです。
先ほど日本との差は数%と書きましたが、こうかんがえると影響は単なる数%ではないでしょう。
元々精一杯の値段で出しているのにそこから更に下げろと言われる。ですが仕事を取るために無理に価格を落とし、結果利益はほとんどない、もしくは赤字に。。。こんな事が日本ではよく起こっていると思います。
上記の状態が長期間続くと、最終的なエンドユーザに届くものの値段は下がるでしょうが、それを作るために材料などを提供する1次、2次、3次、、、の仕入先はドンドン疲弊する。
これが今の日本のデフレの正体です
私はこの日本的な値切りの習慣こそ、今の日本のデフレの根本的な原因だと考えています。
賛否両論あると思います。
でも今の日本は先ほど述べたように企業も節約、個人も節約をするのが当たり前の国です。一方のアメリカは基本相手の提示額から始まります。
この両者を比較した時、どちらが経済的に発展を続けられるのか?真剣に考えて見るのも面白いかもしれませんね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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