小4女児虐待死に思う、日米の対応の違い。アメリカ時代の私の実体験から考察してみた。

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こんにちは、nobu2394.comです。

 

本日は通常であればリライトの日、過去の記事をリライトし、皆様に少しでもお役にたてる記事の執筆と、自分のブログの収益性改善を兼ねて行うところですが、

 

本日は予定を変えて、この記事を。

 

あまりにもむごい事件がまたもや起きてしまいました。。。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20190129-00000154-jnn-soci

 

親という立場でありながら、子供に虐待を繰り返す。

 

子供にとって一番安心して過ごせなければいけない家庭という空間が、地獄。

 

想像するのさえ辛い、辛すぎる出来事。

 

3人の子を持つ親として、怒りが収まりません。

 

 

 

ですが被疑者の親に対する恨みつらみを私がここでつらつらと書いても、あまり意味のないことですので、本日は私ならではの視点でこの痛ましい事件を考察してみたいと思います。

 

その前に、連日追加されるこの事件のニュースの中で、気になるニュースがありました。

 

要約すると、一度は虐待の疑いを認め保護した後、この女児を自宅に帰したが、その後一度もその家庭を訪問する事がなかった。と言うことです。

 

一度は彼女のSOSに気づき、保護までされたのに、その後なぜか改善したと(するだろう?)と判断し、結局今回の事件につながってしまった。その保護解除の判断が、なんとも悔やまれる一件となってしまいました。

 

この記事を読んでいて、ふと思い出した事がありました。

 

このブログを普段から読んでいていただいている方はご存知かもしれませんが、私は過去5年ほどアメリカに仕事の都合で住んでいた経験があります。

 

その時に経験したある実体験を思いだしたのです。。

 

本日はその時の経験談をお話しすると共に、その実体験を通じて思う、日本とアメリカの児童虐待へのスタンスの違いを考察してみたいと思います。

 

どうぞ最後までお付き合い下さい!

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その実体験とは?

当時私達家族はアメリカに移り住んで3年目ぐらいだったと思います。

 

ちょうど一番上の子が3歳ぐらいで、2人目の子が生まれて数ヶ月ぐらいの時期でした。

 

当然夜中には授乳やら何やらで、まともに寝れない事も多く、妻も私もかなりの疲労がたまっていました。

 

特に授乳をする妻の疲労は相当なものだったはずです。

 

そんなある日の朝方、普段は子供たちと一緒に寝ている部屋があるんですが、あまりにも疲れが溜まっていたのでしょう、妻は寝ている2人の子供たちの部屋から出て、隣の部屋のベッドルームに行ってひとりで寝始めたのです。

 

アメリカですので、ベッドルームが2個ありました。

 

私はこの妻の行動を責めるつもりは全くありません。疲労困ぱいの中で、ほんの30分、1時間程でも、ひとりで寝れる時間が欲しかったんだと思います。

 

しかも部屋は隣です。何かあればすぐ気づくとも思っていたのだと思います。

 

当時私はすでに会社に出社しており、上の状況は後で知りました。

 

会社にいると、妻から一本の電話が、、、

 

何気なく電話にでると、妻が明らかに動揺しています。

 

どうした?と聞くと、

 

妻:家に警察官来てる。。。

 

私:ん?!

 

妻:私が朝疲れて隣の部屋で寝ちゃってる間に、○○(3歳の上の子)が家の外に出ちゃって、庭でウロウロしているところを近所の人が見つけ、警察に連絡したみたい。

 

事の重大さに気づいた私は、すぐさま仕事を切り上げ、家に戻ります。

 

家に戻ると、確かにPOLICEと書かれたパトカーが一台家の前に止まっています。おいおいマジか。と内心思いながらもしっかりと対応しなければと落ち着きます。

 

妻は、ごめん。。と仕切りに恐縮しまくっていますが、大丈夫だよととりあえずなだめます。

 

そして警察官との会話が始まる訳ですが、要約すると以下のような事を言われました。

 

・近所の人が庭でウロウロ(恐らくママを探してる)している息子を見つけ保護し、警察に電話をしたこと。

 

・この通報により、この警察官は児童相談所(のようなところ)に連絡をしなければいけないこと

 

・その後、児童相談所から連絡が来て、面談などの確認があること。

 

一つずつ見ていきましょう。

 

警察に通報

 

これは日本人の感覚からするとびっくりしました。日本であればまずは直接言ってくるところだとは思いますが、いきなり警察でした。。

 

まあ通報してくれたご近所さんは、数件あるご近所さんの中でもそこまで仲のいいご近所さんではなかったため、若干警戒されてしまったというのもあるかもしれませんが、それを差し引いても日本ではいきなり警察はないだろ。。という感覚だと思います。

 

この出来気とは私に児童虐待に対するアメリカのシビアさを強烈に印象づけた事件でした。

 

児童相談所への連絡と面談

 

これは日本でのケースでどうなるのかが分かりませんのでちょっと想像も入りますが、このようなケースでもアメリカの場合は、一発で児童相談所へ連絡が入ります。

 

警察官との会話で印象的だったのは、(私たちと子供たち、家の中の様子を警察官が見たあとで、)あなた達を見ていても、あなたたちが、虐待をするような悪い親には私には見えません。

 

でも通報を受けてしまった以上、私は児童相談所に連絡を入れる義務があります。

 

なるほど、これがアメリカなんだな~と思いました。

 

もちろん今回の件は100%親である私達が悪いです。疲れていたとはいえ、子供たちと別の部屋で寝てしまったこと、たった一カ所ですが、家の出入口の鍵を掛け忘れ、子供が一人でも外に出れてしまう状態だった事、私が電話を受けた時間から推察すると、息子が外を歩き回っていた時間は長くても10分ぐらいだとは思いますが、3歳の子供を10分も外に放置するのは十分危険です。

 

ですので妻はこの件の後物凄く落ち込んでいました。自分が母親失格なのではないかと、、、

 

と言うわけで、決して我々の行動を正当化する訳ではないのですが、それでも、いきなり児童相談所とは、、、と思ってしまうわけです。。。

 

こういったケースは、日本ではどうなんでしょうね???

そして面談

この事件から1ヶ月ほどたったときだと思いますが、児童相談所の方が家にきました。我々は日本人なので通訳さんも来ましたね。

 

食事は何回与えるの?ですとか、朝は何時に起きて、何時に寝る?ですとか、冷蔵庫の中も見られました。

 

恐らく私達と会話をしながら息子と我々の雰囲気も見て、虐待をするリスクのある親なのかどうか、確認していたのだと思います。

 

無事面談は一回で終わり、今回の件は一件落着となりました。

思ったこと

と言うことで、以上が私達がアメリカで経験した事です。

 

皆さんどう思われましたか?

 

感覚的ですが、日本とアメリカの児童虐待に対する姿勢を比べた時、やはりアメリカの方が数段親に対し厳しい姿勢で対処される感じがします。

 

ちょっと調べてみると、それを裏付ける記事がありました。↓

 

 

なんか日本もかつてのアメリカのように虐待が社会問題化し、そして行政の力で厳しい対処を親にする時代がすぐそこまで来ている気がしますね。。。

 

でもそれで救われる命があるのなら、私は大歓迎です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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