金利上昇に端を発したアメリカを震源地とする世界株安ですが、まだまだ不安定な状況が続いています。
更に日本株に目線を移せば、円も107円台と急速に円高方向にふれており、輸出企業の多い日本にとってはさらなる逆風といったところです。
日経平均とダウ平均の比較
今日は前にも少しふれましたが、今回のような暴落局面を経験したとき、日本と米国では株価にどのような違いがあるのかを確認したいと思います。
以前の記事はこちら↓
特に暴落局面からの回復が早いとここでも述べています。
今回はチャートで検証してみましょう。
まずは、日経平均の3ヶ月チャート
続いてダウ平均の3ヶ月チャート
米国株のほうが、戻りの幅が大きいです。具体的には一日の戻り幅が日経は400円ぐらいなのに対し、ダウ平均は700ドル戻した日もありました。
もちろん、急激に戻せば次の日急落する可能性もあるため、一概に戻す幅がよければいい。という訳ではありませんが、目安には出来るのかなと思います。
最終的には元の水準に戻るまでの日数で比較したいですね。この調子だと、いつになるのか分かりませんが、、、
私の持っている印象は、とにかく米国株は戻りが日経平均に比べ、早いということです。
かの有名なリーマンショック時は2007年10月から2009年2月まで、実に14ヶ月にわたり下落が続きました。
下落幅はなんと14280ドルから7600ドルの下落で、下落幅は約6700ドル!下落率は実に40をこえます。いかに大きな暴落だったのかがわかりますね。
ただ2009年3月以降株価は回復し、2013年2月には暴落前の水準に戻っています。これだけの大暴落だったのにもかかわらず、底をつけてからわずか4年で回復しています。もちろん最高値です。
一方、日経平均ですが1989年12月に至上最高値の38957円をつけたあと、ご存じの通り2018年の今現在もこの値を越えることが出来ません。
リーマンショックにはもちろん株価が暴落しますが、回復には5年以上かかっています、しかもその回復は最高値でもない、ただの暴落前の値です。
このように考えると、日本の株価はやはり弱いな~と思ってしまいます。
さあ、本日のダウ平均は厳しそうな予感です。すんなり底は打たせてもらえないか?どきどきです。。。
では。
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